暑熱下での飼料用玄米給与によるブロイラー肥育前期の成長改善効果と免疫反応への影響
要約 暑熱環境下において、玄米配合飼料の給与によりブロイラーの成長改善効果および免疫反応への影響が認められ、玄米は暑熱環境下においてもブロイラーの飼料原料として有用である。 キーワード ブロイラー、暑...
飼料用米を活用した鶏肉の低コスト生産および鶏卵の高付加価値化
要約 養鶏における飼料用米の利用により、肉用鶏の低コスト生産が可能となり、特色ある鶏卵を生産することで高付加価値化が可能となる。生産される鶏卵に対する消費者の購入意識も高く、販売価格の増加による生産...
要約 養豚における飼料用米と酒粕の利用により、肥育豚の低コスト生産が可能となり、特色ある豚肉を生産することで高付加価値化が可能となる。また、トコトリエノールを多く含む飼料用米「オオナリ」の給与で、脂...
北海道向け飼料用米多収水稲品種「きたげんき」の多収要因と多収達成条件
要約 「きたげんき」は、「ななつぼし」や「たちじょうぶ」よりシンク容量が大きく、「きたあおば」よりシンク充填率が高いことで多収となる。「きたげんき」において粗玄米収量1t/10aを達成するためには、シンク...
飼料用米のための循環式乾燥機を利用した高温熱風による効率的乾燥手法
要約 循環式乾燥機で使用する熱風の温度を乾燥速度による制御を行わず、通常よりも高温とすることで、能率向上や乾燥コスト低減に顕著な効果がある。本手法は、食味を問わない飼料用米などの乾燥コストが標準乾燥...
要約 飼養管理技術の進歩、家畜栄養学に関する研究の進展、環境問題、飼料を取り巻く情勢等が変化していることから、日本飼養標準・乳牛を改訂し、2017年版として公表する。 キーワード 日本飼養標準、乳牛、養分...
大型破砕機と「フレコンラップ法」による破砕穀実の迅速なサイレージ調製方法
要約 破砕速度7t/h以上の能力を持つ大型破砕機を用いて破砕した穀実を、内袋無しのフレキシブルコンテナに投入し、投入口を結束後、牧草用のラッピングマシンを用いてラッピングすることにより、脱気すること無く...
要約 「くらのぬし」は、温暖地東部において出穂期が"やや晩"、成熟期が"晩"に属する粳系統で、温暖地東部の主食用品種との作期分散が可能である。粗玄米収量が高く、葉いもちに強いため、飼料用米の低コスト安定...
飼料用玄米の破砕粒度を細かくすることにより泌乳成績は向上する
要約 飼料用玄米の破砕粒度を粗挽き(粒度2mm以下の割合が全体の37.0%)または粉砕(粒度2mm以下の割合が73.3%)とし、発酵TMR中に乾物で20%混合して、泌乳中期の乳牛に給与すると、TMR摂取量は差が認められないが、...
要約 回腸末端アミノ酸消化率は、飼料用米「ふくひびき」はいずれのアミノ酸もトウモロコシと差が無いが、「モミロマン」は6つのアミノ酸でトウモロコシより低い。 キーワード 育成豚、回腸末端アミノ酸消化率、...
要約 水田飼料作経営が、限られた労働力で経営の安定化を実現し、飼料増産を図るには、稲の飼料化のみでは限界があり、デントコーン等の導入が必要である。デントコーンの生産コストは飼料用稲の2分の1以下であり...
「ふくひびき」利用による飼料用イネ地上部放射性セシウム濃度の低減効果
要約 飼料用イネ地上部の放射性セシウム濃度には品種間差がある。水田条件によって品種間差が判然としない場合もあるが、5水田の平均で「ふくひびき」はインド型品種「ハバタキ」より45%低く、放射性Cs濃度が低い...
要約 国産飼料資源活用総合対策事業に参加した17 協議会が収穫した飼料用玄米の粗蛋白含量は、最大値(12.2%)が最小値(6.9%)の1.8倍であり、飼料用籾米の場合は1.4倍である(8.9%と6.2%)。高温多湿条件で玄米を保管...
トウモロコシから飼料用玄米への代替は泌乳牛の尿中窒素排泄率を低下させる
要約 泌乳牛に蒸気圧ぺんトウモロコシの代替として蒸気圧ぺん飼料用玄米を給与すると、尿中への窒素排泄率は低下する。尿中へ排泄されなかった可消化窒素は、乳および体蓄積へ配分されるため、代替給与はタンパク...
要約 TMR中の穀実混合割合を3割とすれば、飼料用玄米は輸入トウモロコシの代替として泌乳牛に給与できる。 キーワード 乳牛飼養、飼料用米、乳生産、泌乳最盛期、発酵TMR 背景・ねらい 飼料用玄米は可消化エネル...
要約 飼料用イネの地上部全体および粗玄米のセシウム濃度には品種間差があり、インド型品種で高く、日本型品種では「ふくひびき」などが双方の濃度が低い傾向にある。また、セシウム濃度の茎葉部と粗玄米の比にも...
倒伏に強く極多収の稲発酵粗飼料用・飼料用米兼用水稲品種「モグモグあおば」
要約 「モグモグあおば」は暖地では中生の晩に属する粳種である。地上部乾物重収量が多く、耐倒伏性が強いため稲発酵粗飼料用品種として暖地平坦部に適し、粗玄米重も多いため、飼料用米としても利用でき、九州各...
早生多収の飼料用米に適する水稲新品種候補系統「奥羽409号」
要約 「奥羽409号」は、東北地域中部では出穂期が"早生の晩"に属する粳種である。普及予定地において、多収品種「ふくひびき」より粗玄米重が多い。耐倒伏性は"やや強"である。大粒で品質が劣るため、食用品種と...
飼料用米、稲発酵粗飼料及び米粉に適する多収水稲品種「モミロマン」
要約 水稲品種「モミロマン」は温暖地東部での出穂期が中生の晩に属する粳種である。直播栽培にも適し、玄米収量やTDN収量が多いことから飼料用水稲として栽培されている。また、米粉麺用にも適し、関東以西での...
黒毛和種肥育牛の仕上げ期における玄米と食品残さによる配合飼料代替給与法
要約 玄米、カンショ焼酎粕濃縮液、乾燥豆腐粕などを混合した発酵飼料を大型の黒毛和種去勢牛の仕上げ期5ヵ月間に乾物ベースで配合飼料の60%程度代替給与しても、良好な枝肉成績が得られる。 キーワード 黒毛和...