ダイコンの品種による無機養分組成とワッカ症の発生、並びに病斑、生理斑の判定
要約 ダイコンワッカ症が発生しやすい品種ほど、ワッカ症のおもな発生場所である抽根部皮層のP含有率が高く、発生しにくい品種ほど、Ca、Si含有率が高い。また、リング部微細部Cl分布割合は明らかに周辺正常...
要約 カイワレダイコン種子中に存在する抗菌性タンパク質ラディシンの遺伝子を単離・解析し、水稲育成系統である富山36号を用いていもち病耐病性を示す遺伝子組換えイネ系統を作出した。 背景・ねらい 遺伝子組換...
要約 ダイコンの赤心症の発生は、根部のグルコース-6-リン酸脱水素酵素、6-ホスホグルコン酸脱水素酵素等のペントースリン酸系に関与する酵素や、フェニルアラニンアンモニアリアーゼ、ポリフェノールオキシ...
要約 ダイコン掘取機の改良、コンテナ用台車と移動用フレームの開発・利用により、掘取り・収納作業を同時に行うことが、また、人力による搬出が可能である。これにより労働負担が軽減し、労働時間は現行の作業に...
春どりダイコンとホウレンソウの組み合わせによる施設の周年利用体系の組み立て
要約 奈良県中山間地域の雨よけ施設において、2重被覆による春どりダイコンが1作と、雨よけホウレンソウが夏期を中心に4作でき、施設の高度周年利用が可能である。 背景・ねらい 本県中山間地域は雨よけホウ...
葉から根部先端まできれいに洗える水切りロール付きダイコン洗浄機
要約 ダイコンの調製作業を合理化するため、現在、普及しているダイコン洗浄機の洗浄機能に加え、葉部・尻部の洗浄と根部の水切りができる洗浄機を開発した。これを使うと、手作業で行っている重労働な仕上げ洗浄...
根こぶ病抵抗性ダイコンの栽培・すき込みによるハクサイ根こぶ病の防除
要約 ハクサイの前作に小瀬菜ダイコンやCRダイコン等の根こぶ病抵抗性ダイコンを栽培してすき込むことでハクサイ根こぶ病の発生が顕著に抑制され、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ産地では連...
レタス腐敗病細菌(Pseudomonas cichorii)が生産する植物毒素・チコリンの作用機構
要約 腐敗病細菌(Pseudomonas cichorii)に感染したレタス組織では、病原細菌が生産する植物毒素・チコリンによって、自家蛍光物質の蓄積、組織硬化などの生理的反応が誘導される防御反応を乗り越えて、病徴が発...
要約 根こぶ病菌密度が概ね104/g乾土前半以下の土壌では、根こぶ病抵抗性ダイコンを植えて菌を誘引する「おとり作物」により、収穫株跡の菌密度が低下するので、そこへハクサイを植えることで発病が著しく軽減で...
抵抗性ダイコンを用いた'おとり作物'によるハクサイ根こぶ病の耕種的防除
要約 根こぶ病菌密度が概ね104/g乾土前半以下の土壌では、根こぶ病抵抗性ダイコンを植えて菌を誘引する「おとり作物」により、収穫株跡の菌密度が低下するので、そこへハクサイを植えることで発病が著しく軽減で...
要約 水稲は83%の市町村で栽培され、31%で振興されている。しかし、労働力で68%、収益性で47%が問題をもっている。野菜類は労働力で40%、収益性で35%が問題を持つが、生産見通しは各作目とも現状維持が40%~60%の...
要約 根こぶ病菌密度が概ね104/g乾土前半以下の土壌では、根こぶ病抵抗性ダイコンを植えることにより収穫株跡の菌密度が大きく低下するので、マルチの除去及び耕起を行わずに連続してダイコン株跡へハ...
要約 アブラナ科植物のS複合遺伝子座にある雌しべの自己認識糖蛋白質の遺伝子であるSLG及びSRKをそれらに特異的なプライマーを用いてPCR法で増幅し、4塩基認識の制限酵素で切断後アクリルアミドゲル電気泳動...
要約 砂丘地における春まきダイコンのひげ根肥大は、生育前半の最低地温が10℃付近を下回ると助長される。3月上中旬の低温期のトンネル・マルチ栽培において、げ根の肥大を耕種的に軽減する方法としては、保温性...
要約 在来のとう菜「勝山水菜」に根こぶ病抵抗性のカブ「77b」を交雑し、「勝山水菜」への戻し交雑によって根こぶ病抵抗性を付与した品種である。 背景・ねらい 福井県勝山市で栽培されている「勝山水菜」は、雪...
要約 ダイコンの間引き作業を省力化するため、間引き作業がしやすい播種方式を検討した。1ヵ所3粒まきの場合、直線にまくとき種子間隔は3cm、三角まきでは4cmがよく、慣行のシードテープ播種に対し、作業能率は前...
要約 「守口ダイコン」の小胞子培養で胚様体を誘導する技術を開発し、これを植物体に養成し順化・鉢上げした後、自殖することで完全固定系統を作出することができ、これを活用した F1育種が可能になった。 背景・...
要約 ダイコン品種「いわて青首」では、べたがけ被覆によって無被覆栽培より播種後20日間の日平均気温が約2℃低い気温の時期まで作期前進できる。 背景・ねらい 大根の春まき作型では、低温による抽だいの発生回避...
要約 コーティング種子利用1粒播きを前提としたダイコンの機械播種体系における栽植本数は、春播きマルチ栽培では10a当たり10,000本、夏播き普通栽培では10a当たり10,000~11,000本程度が適する。 背景・ねらい ...
要約 家計調査個票データを使用した分析から、野菜の消費形態を高齢高消費型と若齢・中年高消費型に分類した。また、10年間の間隔をおいた消費傾向の違いを検討した結果、若齢から高齢層にわたる広範な年齢階層...