要約 ハウスビワ栽培で、耕種的防除として開花期から天井部ビニルの被覆を行うと、腐敗果の発生率は慣行栽培に比べ1/4~1/6に低下する。果実腐敗の原因となる各種菌類の出現頻度は園地毎に異なるが、本防除法はい...
夏秋どりイチゴ栽培での近紫外線除去フィルム被覆は果実の外観を良くする
要約 夏秋どりイチゴ栽培のハウス被覆資材に近紫外線除去フィルムを使用すると、アザミウマ類の食害による被害果が顕著に少なくなるとともに、果実の色が明るく鮮やかになる。 キーワード 夏秋イチゴ、近紫外線除...
北海道におけるアカクローバの花粉移動距離の推定と訪花蜂の種類
要約 アカクローバの花粉移動は集団間の交雑調査の結果から400m付近でも認められる。受粉を媒介すると考えられる訪花蜂はマルハナバチ類、ヒメハナバチ類、ハイイロヒゲナガハナバチ、コハナバチ類およびセイヨウ...
萎凋細菌病に強いスターチス新品種「紀州ファインホワイト」および「紀州ファインイエロー」の育成
要約 萎凋細菌病に強く、花房が大きくてボリュームがあり、2L率が高いスターチス2品種を育成した。「紀州ファインホワイト」は、がくの色が純白に近い品種で、「紀州ファインイエロー」は、切り花長が長く、が...
メロンの露地トンネル早熟栽培における安定着果と摘果作業の省力化
要約 着果性の優れたタカミメロンでは、開花直前の整枝時に雌花を1つる当たり2花にすることにより、十分な着果数を確保でき、果実肥大も良好で増収する。開花直前の摘花を含む整枝の作業時間は、摘花しない慣行栽...
要約 夏秋キュウリの有機栽培において、0.4mm目合いの防虫ネット被覆資材を活用すると、生育が促進され、アブラムシの発生が抑制され、収量が多くなる。 キーワード キュウリ、有機栽培、防虫ネット、アブラムシ ...
要約 夏秋どりイチゴ「エラン」の栽培では、ハウスの天井部フィルムを開放してハウス内に遮光資材を展張すると、ハウス内の気温、培地温および葉温が下がり、収量が高い。高設栽培槽に通気性のある資材を用いると...
要約 飼養者を刺傷することはないハリナシミツバチ類をわが国に導入し、施設栽培作物の授粉に利用する方法を確立した。 キーワード ハリナシミツバチ、施設園芸、授粉、飼養技術 背景・ねらい 熱帯・亜熱帯地域で...
シルバーリーフコナジラミに対する殺虫剤散布によるTYLCV媒介抑制効果
要約 エトフェンプロックス乳剤の散布は、TYLCVを保毒したシルバーリーフコナジラミが常に寄生可能な条件でもTYLCVの媒介を抑制できるが、トルフェンピラド乳剤、ピリダベンフロアブル、クロチアニジン水溶剤およ...
セイヨウミツバチによって受粉した促成栽培ナスの収量及び果実の形状
要約 ナス促成栽培において、セイヨウミツバチによる受粉ではセイヨウオオマルハナバチに比べて収量は同等だが、11~3月に形状不良果率が高まる。また、1葯当たり稔性花粉量が0.5 mg以下になると着果率が低下し...
要約 「日向夏」及び「日向夏」の早生種である「宿毛小夏」の施設栽培において、受粉樹に「西内小夏」を利用することにより、種子の少ない果実が生産できる。この場合、開花期の訪花昆虫の侵入を防ぐため天窓、サ...
ミツバチを利用した露地夏秋きゅうりの防虫ネット全期間被覆栽培
要約 露地夏秋きゅうりの防虫ネット被覆栽培では、被覆期間中の流れ果発生が問題になっているが、被覆内にミツバチを放飼することで流れ果の発生が抑えられ、全期間被覆栽培が可能となる。 キーワード きゅうり、...
要約 ウメ樹「南高」において着果結実を促進すると、年間乾物重増加量の約4割、6月中旬から7月上旬の果実収穫時の樹体に含まれる水の半分以上を果実が占める。 キーワード ウメ、果実生産、養水分バランス 背景・...
ハイブッシュブルーベリーの施設コンテナ栽培における被覆開始時期と生育
要約 ハイブッシュブルーベリーは、無加温ハウス内でコンテナ栽培すると、地植え栽培で問題となる樹勢の衰えはなく、露地でのコンテナ栽培以上の収穫量が得られる。3月上旬に被覆を行えばそれ以前に被覆した場合...
施設栽培ビワ「長崎早生」のミツバチ授粉による果実肥大促進効果
要約 ビワ「長崎早生」の施設栽培において、開花期間にミツバチを放飼すると、早期に開花する花の受精が促され、種子数が増え果実肥大が向上する。また、収穫時期が早まる。なお、ミツバチ放飼は果実糖度に影響し...
要約 リンゴ作経営の特殊性を考慮して受粉樹制約と作業別熟練度を組み込んだリンゴ作の線形計画経営モデルを構築した。 背景・ねらい リンゴは東北の主要果樹であるが、リンゴ価格の下落により収益が悪化しており...
要約 かき「新秋」を、2月1日頃から最低温度15℃ 、最高温度28℃で加温ハウス栽培すると9月上旬に糖度20度の高品質果実を、毎年たくさん安定して収穫することができる。 背景・ねらい
かきは日本の秋を彩る代表...
要約 我が国の施設栽培におけるポリネーターとして有望視されるハリナシミツバチ類(Meliponinae)を周年飼養し、併せて群殖(コロニーの増殖)が行える加温式水平分離式巣箱を提供する。 背景・ねらい 熱帯・亜...
2種の天敵の同時放飼によるイチゴ・ナスのワタアブラムシの防除効果
要約 施設栽培イチゴおよび半促成栽培ナスのワタアブラムシに対してアブラバチとショクガ タマバエを放飼するとイチゴでは放飼2週間後から60日間、ナスでは放飼1週間後から35日 間ワタアブラムシを低密度に抑制...
チリカブリダニと殺虫剤を組み合わせた促成栽培イチゴでの害虫防除法
要約 チリカブリダニへの薬剤影響評価を行い,その結果を基に促成栽培イチゴで薬剤とチリカブリダニを組み合わせた防除を行ったところ,アブラムシ並びにハダニをよく防除できた。 背景・ねらい イチゴのハダニを対...