要約 食味・白度の高位安定化のためには、白米蛋白含有率の低下、登熟温度の確保、整粒歩合の向上が必要である。そのためには、初期生育・根活性・乾物生産能力の向上が重要で、具体的技術としては、(1)防風、(2)...
寒冷地北部における水稲代かき同時土中点播直播の点播間隔と播種作業速度
要約 代かき同時土中点播直播で55㎏/a以上の収量を目標とした場合の点播間隔は15㎝以下で、播種作業速度の上限は0.4m/sである。機械の改良や栽培技術の改善により1株苗立ち数が多くなれば、収量と播種作業速度の...
要約 緩効性肥料を使用することで、途中、追肥を行わずに栽培が可能である。また、抑制作型においてわき芽を挿し芽苗として利用し、立毛間定植することにより、種子苗と同程度の収量が得られるとともに、連続した...
打込点播機の高密度千鳥状播種による「はえぬき」直播栽培の高位安定技術
要約 打込点播播種機を播種密度28.3株/㎡に高めて千鳥状に播種できるよう改良したことで、従来の市販機より出芽苗立ちおよび初期生育が安定し、この播種機利用による積雪寒冷地の湛水点播直播栽培では移植栽培並...
要約 黒ボク土での夏秋ピーマン「さらら」の全量基肥施肥栽培において、CDU配合肥料を表層施肥、被覆硝カル、被覆燐硝安カリを条施肥すると肥効が向上し3割の減肥が可能で、pF2.3→2.1(梅雨明け)→2.3(9月上旬)をか...
暖地水稲の湛水土中点播栽培における播種後落水管理に適する基肥窒素肥料
要約 暖地水稲の湛水土中点播栽培における速効性窒素の基肥施用では播種後落水管理により、初期生育の増大および土壌中アンモニウム態窒素含有量の低下が生じ、総籾数が減少する。緩効性肥料の基肥施用は水管理の...
キャベツ後作の湛水土中点播直播栽培における「ヒノヒカリ」の水管理と施肥法
要約 キャベツ後作において基肥量を減じた「ヒノヒカリ」の打込み式湛水土中点播直播栽培では、強度の中干しや2回目の穂肥を省略することにより、過繁茂とならず倒伏が軽減される。また、玄米タンパク質含有率の...
要約 ハウスキュウリの2作どり(半促成+抑制)栽培において、肥効調節型肥料を用いて1作目に全量・全層施肥すると、2作目は不耕起で栽培でき、両作期間の施肥が省略できる。また、セル成型苗を直接定植することでさ...
要約 水稲「キヌヒカリ」の無代かき直播においては、播種前に耕耘を行い、乾土状態で酸素供給剤粉衣種子を散播する。播種後1日間湛水することで土塊が崩壊し、種子が覆土され、その後落水を8日間行うことで苗立が...
要約 丹波ヤマノイモのマルチ資材として遮光ネットを使用すれば、慣行の稲ワラマルチ栽培とほぼ同等の収量および等級比率が得られる。さらに、内容成分やすりおろしたイモの粘性にも大差はない。 背景・ねらい ...
要約 飼料イネとして有望視している水稲インド型系統のKB3506は、再生株を利用した2回刈りで、10a当たり2tの乾物収量が得られる。この場合、移植時期は4月上~中旬、刈取時期は2回とも乳熟期であり、施肥体系は窒...
キャベツ後作水稲の打込み式湛水土中点播栽培における残さすき込み時期及び施肥法
要約 打込み式湛水土中点播直播におけるキャベツ後作水稲の安定生産を図るためには、キャベツ収穫残さすき込み時期を水稲播種の3週間以前とし、基肥窒素施用量を10a当たり2.5kg程度減じる。 背景・ねらい 水稲の...
要約 放射温度測定により求めた潅水前の水稲苗の表面温度などから算出される苗水分ストレス指数(SWSI)により、移植時の苗質(苗丈,茎葉重)が推定できる。健苗育成のための苗水分ストレス指数の平均値は、...
要約 水稲「山形71号」は熟期が極早生の良質、良食味の粳種である。品質は「みちのくわせ」より明らかに優り、食味は「ササニシキ」に近い良食味である。平成12年度から山形県で「みちのくわせ」に代えて山間部対...
水分調整した芽出し籾の直播による水稲苗立ち・初期成育の安定化
要約 種籾の催芽期間を延長して鞘葉、種子根を伸ばした「芽出し籾」の直播によって、苗立ち・初期成育の安定化、生育促進が可能である。芽出し処理時の水分調整によって芽出しの程度を制御し、陰干しすることで効...
シラス水田における麦用施肥播種機を利用した水稲の代かき同時施肥播種法
要約 麦用施肥播種機は一部改良することで,水稲の代かき同時播種に使用でき,植代・施肥・播種を一工程で行えるため,作業時間を短縮できる。落水出芽法で播種深度が確保でき,生育及び収量・品質も慣行播種法と同程...
要約 青森県品種「むつほまれ」、「かけはし」の乳苗移植栽培における障害不稔発生危険期は、葉耳間長が-8cm~+5cm、幼穂長が5cm~18cmの時期となる。この期間中で最も危険期穎花率が高い最危険期は葉耳間長-2cm...
要約 幼穂形成期における「ひとめぼれ」の草丈・茎数・葉色などの生育調査データから、追肥の要否判定を行なうための生育診断指標を作成した。 背景・ねらい 岩手県における「ひとめぼれ」の栄養診断にあたっては...
要約 極早生で耐冷性強く、良食味で安定多収の水稲「信交488号」を育成し、長野県で奨励品種に採用予定である。良食味の特性を生かし、高位良質安定生産を行うためには、作期・栽植密度とも標準植がよく、基肥量...
要約 水稲湛水土中直播栽培における出芽は、埴土では砂壌土に比べ劣るが、播種後、5日間程度、落水することにより苗立ちが向上する。スクミリンゴガイ対策で長期間潤土管理を行う場合は緩効性肥料を用いるか、基...