複数作期・品種・温暖化条件下におけるコムギの出穂期予測シミュレーション
要約 低温要求性を考慮した発育モデルを用いたコムギの出穂期予測シミュレーションから、播性が低い品種は生育期間中の気温上昇に対して出穂期が大幅に促進され、その特徴は平坦地で早播するとより顕著となる一方...
コムギ春播性遺伝子Vrn-D1の準同質遺伝子系統の発育および収量特性
要約 秋播型準同質遺伝子系統は春播型原品種に比べて、播種後の気温が高い早期播種では二重隆起形成期、頂端小穂形成期および茎立期が遅く、3月中旬以降の乾物生産性が高く、1穂粒数が多くなり多収である。 キー...
要約 わが国の主要品種の低温要求量は約1,100チルユニット(CU)であるが「モモ筑波 127号」は約650CUと少ない。休眠覚醒日から満開日までの高温要求量(GDH)...
東海において秋播性小麦品種「さとのそら」の早播栽培は凍霜害の危険性が低い
要約 東海において、秋播性の小麦品種「さとのそら」の早播栽培(11月上旬播種)は、節間伸長開始期が遅く、早春の凍霜害の危険性が低い。「さとのそら」は標準播栽培(11月中旬播種)に加えて早播栽培が可能であり、...
「はくさい中間母本農6号」の晩抽性を選抜できるDNAマーカー
要約 花成の低温要求性が高い「はくさい中間母本農6号」由来の晩抽性は主に4つの量的形質遺伝子座(QTL)で支配される。これらのQTLに連鎖するDNAマーカーにより、同中間母本と同等の晩抽性を有する個体を交雑後代...
草生栽培に用いるオオナギナタガヤおよびナギナタガヤの出穂性と発芽特性
要約 樹園地等の草生栽培に用いられるオオナギナタガヤは出穂に長日・低温条件を必要とせず、ナギナタガヤと比較して出穂期が早い。また、その結実種子はナギナタガヤよりも広い温度域で発芽率が高い。 キーワー...
ジベレリンによるキクのLFY相同遺伝子CmFLの発現誘導および花芽分化の促進
要約 花芽分化に低温を必要とする栽培ギク品種は、ジベレリン要求をもつ。そのようなジベレリン要求性品種では、LFY相同遺伝子CmFLの発現誘導にジベレリンを必要とする。 キーワード キク、花成、...
スターチス・シヌアータの培養温度の違いが抽だいおよび収量に及ぼす影響
要約
暖地の作型におけるスターチス・シヌアータは、品種の低温要求性にかかわらず、初代培養から発根培養まで全期間20?Cで培養すれば、開花遅延が発生せず、切り花単価の高い時期の収量...
要約 自発休眠覚醒と並行して増加する植物体内成分である過酸化水素をニホンナシに処理すると自発休眠打破が促進される。 キーワード ニホンナシ、過酸化水素、自発休眠、気候温暖化、休眠打破、萌芽率 背景・...
出穂特性の異なる小麦 8 品種が持つ Vrn および Ppd 遺伝子
要約 〔Vrn遺伝子について、小麦品種「フクワセコムギ」、「ゼンコウジコムギ」、「Schomburgk 」はそれぞれVrn-D1、Vrn-D1、Vrn-A1を持つ。
要約 自発休眠覚醒と並行して増加する植物体内成分である過酸化水素をニホンナシに処理すると自発休眠打破が促進される。 キーワード ニホンナシ、過酸化水素、自発休眠、気候温暖化、休眠打破、萌芽率 背景・...
要約 アスパラガス「さぬきのめざめ」は単交配による交雑品種である。半促成長期どり栽培において「ウェルカム」に比べて春芽の萌芽が極めて早く、若茎頭部のしまりが良好で収量性も高い。 キーワード アスパラガ...
カンパニュラ・メジウム新品種群チャンピオンシリーズの周年栽培技術
要約 開花のための低温要求性がない四季咲き性カンパニュラ・メジウムの新品種群チャンピオンシリーズは播種時期を変えることで、低温処理をしなくても短日期の長日処理で周年栽培が可能である。 背景・ねらい 近...
要約 アルストロメリアの地中冷却栽培において、収量増加のための好適地温は品種により大きく異なる。収量増は粗収入の増加につながるが,収量が増加しなくとも開花が早まり粗収入が増加する品種もあるので、地温...
要約 ダイコンの花成および花芽発達の過程のうち、高い内生ジベレリン濃度を必要とするのは主として長日誘導、ならびに花成誘起の初期過程である。また、花成・抽台を抑制するためには、花成誘起以前に内生GA濃...
要約 カーネーション萎ちょう細菌病抵抗性のDianthus acicularis、Dianthus capitatus 及び Dianthus henteriiは開花前に低温遭遇を必要とし、なかでもD.capitatusの要求が最も強い。カーネーションの`ピンク'及...
要約 株冷蔵及び低温処理による`三重サツキ'の開花調節技術を確立し、抑制開花として7月中旬から12月下旬まで、また、促成開花として、4月上旬から5月中旬まで開花させることができる 背景・ねらい 近年の緑化意...
低温遭遇不足が屋内緑化植物22種の萌芽と休眠芽形成に及ぼす影響
要約 低温遭遇量を調節して越冬させた屋内緑化植物の翌春の萌芽並びに翌秋の休眠芽形成に及ぼす影響を調査し、低温要求性を把握した。 背景・ねらい 緑化植物を長期間屋内で観賞する場合、冬期の低温期に十分な低...