汎用循環式乾燥機によるトウモロコシ子実の乾燥および水分推定手法
要約 米麦大豆汎用の循環式乾燥機を用いたトウモロコシ子実乾燥は小麦設定など40~50℃の通風温度とすることで、穀温が40℃を上回ることなく乾減率1~2%/hで乾燥可能である。仕上水分の確認には、トウモロコシ仕様...
FOEAS導入圃場では狭畦と不耕起の組み合わせがダイズの省力化、増収に貢献
要約 関東地域のFOEAS導入現地圃場のダイズでは、苗立ち数、全乾物重、収量は、不耕起播種狭畦栽培、ロータリ播種狭畦栽培、慣行ロータリ播種栽培の順で高く、特にFOEASと不耕起播種狭畦栽培の組み合わせはダイズ...
要約 プラウ耕・グレーンドリル水稲乾田直播体系の各作業を、GNSS自動操舵を利用することで、RMSで0.03m程度の精度で行うことが可能である。またガイダンスを利用することで目標を設置することなく0.2~0.3m程度...
水田輪作体系乾田直播栽培における収量マップを用いた基肥可変の施肥増収効果
要約 大区画圃場の水田輪作体系乾田直播栽培において収穫情報マッピングシステムの収量マップを利用して基肥窒素を可変施肥することにより水稲収量が7~17%増収する。基肥窒素の可変施肥による単収の増加により60...
関東の稲・麦・大豆の水田作経営がオペレータ1人で耕作できる面積の到達点
要約 現状の土地条件と技術体系を前提とした場合、関東の平坦水田地帯における稲・麦・大豆作経営がオペレータ1人で耕作できる上限面積は39haである。この面積を上昇させるには、特に大豆のは種、小麦の収穫、乾...
要約 有機農業に取り組む生産者等が活用できる、麦作適期除草技術を導入した暖地水田二毛作体系、生物的土壌消毒を導入したホウレンソウ施設栽培体系、不織布浮きがけ法を導入した高冷地露地レタス栽培体系等をわ...
日本のムギ類に感染するPolymyxa graminisの系統と感染ウイルス種
要約 日本のコムギとオオムギの根に感染しているPolymyxa graminisのrDNA-ITS配列は、Ia、Ib、IIa系統(リボタイプ)に類別される。日本のコムギからは主にリボタイプIbのP. graminisが検出され...
振動ローラの導入により麦作後の速やかな水稲乾田直播栽培が可能
要約 麦作後の水稲乾田直播では、振動ローラによる鎮圧を行うことで漏水が防止され、安定した栽培が可能になる。漏水防止効果は鎮圧時の土壌水分の影響を受けるが、作業直前に地表際の土壌を握って固まれば、適正...
要約 イアコーン(トウモロコシ雌穂)サイレージの生産利用技術についてわかりやすく解説したマニュアルである。第1版の内容に、耕畜連携による生産利用体系事例や肉用牛の給与メニュー例を追加し、畜産、畑作いず...
東海において秋播性小麦品種「さとのそら」の早播栽培は凍霜害の危険性が低い
要約 東海において、秋播性の小麦品種「さとのそら」の早播栽培(11月上旬播種)は、節間伸長開始期が遅く、早春の凍霜害の危険性が低い。「さとのそら」は標準播栽培(11月中旬播種)に加えて早播栽培が可能であり、...
要約 GPSロガーとモバイルバッテリを組み合わせた簡易GPS首輪を放牧牛に装着することで、放牧牛の行動を1分間隔で約11日間記録できる。この首輪を利用することにより、放牧牛による草地の利用状況がわかり、精密...
排水性を簡便に改良する小型トラクター用穿孔暗渠機カットドレーンmini
要約 40馬力程度の小型トラクターで使える穿孔暗渠機カットドレーンminiは、空洞成形ユニットにより30~50cm の深さに8cm角の通水空洞を成形できる。また、溝掘りユニットに交換すると幅10cm・深さ30cmまでに表面...
要約 黒ボク土畑への40t/haまでの木炭施用は、土壌表面からの温室効果ガス発生量に影響を及ぼさない。大気中の二酸化炭素に由来する木炭中の炭素は分解し...
農家が収穫残渣等を活用して排水改良できる有材補助暗渠機「カットソイラー」
要約 農家が保有するトラクタで使用できる有材補助暗渠機「カットソイラー」を用いると、農地から出る収穫残渣や容易に入手可能な堆肥などの資材を疎水材として、農家が自ら簡便に圃場の排水性を改良できる。 キ...
要約 水田農業の将来の担い手である80~100ha規模の経営が業務用多収品種と水稲乾田直播を組み合わせた大規模水田輪作を導入すると、60kg当たり米生産費は15ha以上層の平均に比べ1~4割低くなり、小麦-大豆2毛作...
要約 高接ぎ木法は、地際から7-10cm程度の高位置で接いだ苗を利用したナス青枯病抑制手法で、慣行接ぎ木よりも発病株率が低下する。高接ぎ木と慣行接ぎ木と収量、品質等に違いはみられない。 キーワード ナス、高...
FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
要約 北陸地方の重粘土水田において、FOEAS整備後に転作を優先した圃場では排水が促され、施工10年後でも地下排水機能が維持される。また、RTK-GPSを用いると弾丸暗渠の位置をより正確に特定でき、維持管理に利用...
プラウ耕・グレーンドリル播種による稲-麦-大豆の2年3作輪作体系
要約 耕起にスタブルカルチ、播種にグレーンドリルを用いる本体系を仙台平野津波被災圃場で実証した平均収量は、水稲乾田直播533kg/10a、小麦403kg/10a、狭畦密植大豆226kg/10aであり、60kg当たり費用合計は東北...
要約 多段接ぎ木法は、台木にナス半身萎凋病、トマト褐色根腐病強度抵抗性及び中度の青枯病抵抗性を持つ品種、中間台木に青枯病強度抵抗性品種を接いだ苗を利用した複合土壌病害防除技術である。慣行接ぎ木と生育...