要約
「しずく媛」は「松山三井」よりカルス培養を利用して変異個体を作出し、その後代から選抜した酒米品種である。本県の奨励品種である「松山三井」に比べて、成熟期は2日早い晩生種...
酒造好適米「吟風」「彗星」向けの品質目標、生育指標および栽培技術
要約 酒造好適米「吟風」・「彗星」に対するタンパク質含有率・千粒重の目標値はそれぞれ6.8%未満24g以上、6.8%未満25g以上であり、対応する生育指標、移植時期(上川中央部において成苗を移植する場合で5月6...
「山田錦」並みの酒造適性を有する水稲新品種「富の香」(とみのかおり)の育成
要約 「富の香」は、「山田錦」並の酒造適性を有する酒造好適米である。成熟期は「山田錦」より7日程度早い晩生品種であり、収量性は「山田錦」よりも優れる。 キーワード 酒造好適米、晩生、酒造適性、富の香 背...
要約 香川県の地酒用酒米品種として「さぬきよいまい」を育成した。「さぬきよいまい」は本県の奨励品種である「オオセト」に比べて、成熟期が12日程度遅く、多収で千粒重が重く、タンパク質含有率が低く、酒造適...
酒造好適米「三重酒18号」の奨励品種採用(予定)と多収・高品質栽培法
要約 早生で多収の酒造好適米品種「三重酒18号」を奨励品種に採用する(予定)。本品種の高品質米生産のための適移植時期は4月下旬から5月上旬である。また基肥を窒素成分で0.5kg/a程度施用することで、60kg/a程...
要約 「北陸酒206号」は寒冷地南部では晩生の早に属する粳種で、長稈、中間型の系統である。醸造時のアルコール収率および生成酒のアミノ酸度は「山田錦」並であり、やわらかさと深みのある酒質を示すことから、...
耐冷、多収、低蛋白質の水稲酒造好適米新品種「彗星」(空育酒170号)
要約 水稲「空育酒170号」は大粒で心白を有する中生の酒造好適米系統である。千粒 重が重く多収であり、穂ばらみ期耐冷性が強く、蛋白質含有率が低い。「初雫」の全てと不適地に栽培されている「吟風」および「き...
丸亀扇状地型平野における浅層地下水の灌漑水としての反復利用の実態
要約 「吟の夢」では速効性の高度化成肥料を用いた基肥、穂肥体系とし、基肥は窒素成分(/10a)で5kg、穂肥は3kg施用する。これより、m2当たり籾数が24,000粒以下に制御され、玄米千粒重が24g以上でタンパク質含有...
要約 造好適米早生品種「風鳴子」は4月中旬に移植を行う。施肥法は、基肥、穂肥施肥体系とし、10a当たり窒素施用量として基肥は6kg、穂肥は3kgとする。穂肥施用時期は、出穂約20日前とする。 キーワード イネ、...
要約 幼穂形成期の生育量に応じた穂肥施用による適正籾数(24千粒/m 2)への誘導と、晩植による高温登熟回避によって、「五百万石」の高品質生産が可能となる。 キーワード 早生酒米、五百万石、適正籾数、高温登...
要約 酒造用一般米(かけ米)「ちくし58号」は、成熟期が「ヒノヒカリ」より2日~3日程度早い“中生の早”である。耐倒伏性は“強”である。「レイホウ」と比較して、収量性は優れ、玄米品質はやや優れる。千粒重はや...
要約 酒造用好適米「ちくし酒57号」は、成熟期が「山田錦」より2日~3日程度早い“中生の中”である。「山田錦」と比較して、耐倒伏性は優れ、葉いもち圃場抵抗性は“やや強”とやや優れる。収量性、玄米品質は同程度...
要約 高知県の早期栽培向き酒造好適米品種「風鳴子」を育成し、奨励品種に採用された。「風鳴子」は「一本〆」とほぼ同熟期で大粒、いもち病に強い。収量は同程度で、外観品質は良く、酒造適性及び醸造した酒の特...
要約 酒造好適米「ひたち錦」の高品質生産のためには、基肥窒素量はコシヒカリの3割減とする。移植後60日目の草丈が63cm以下である場合には、出穂前20日に窒素成分で0.2kg/a追肥し、63cmを超える場合には追肥は...
要約 酒造好適米品種「吟ぎんが」について、期待生育量である㎡当たり籾数を確保し、白米中粗タンパク質含有率を適正範囲に収めるための栄養診断基準を策定し、栄養診断値による追肥判断の目安を示した。 背景・...
要約 早生の酒造好適米品種「ぎんおとめ」の心白発現率を低下させず、白米中粗タンパク含有率を高めないための目標籾数を21~29千粒/㎡と設定し、栽培指標として、収量構成要素、施肥法、栽植密度、刈取り適期を...
要約 [ 要約 ]酒造好適米品種「千本錦」の品質安定化には、出穂10日前のSPAD値を35に近づける必要がある。このため、出穂20日前に葉色診断を行い穂肥施肥量を決定するためのめやすを策定した。 背景・ねらい 新...
要約 水稲「空育158号」は寒地では中生の大粒系統であり、玄米に酒造好適米特有の心白を発現し、酒造適性が高い。 背景・ねらい 北海道にはこれまで心白を多く発現する酒造好適米品種がなかった。しかし、近年の...
要約 三重県における酒米「山田錦」の移植適期は、5月中~下旬である。全量有機質肥料による栽培は、慣行栽培と比較すると心白発現率が向上する。また、収穫適期は出穂後40日頃で1穂当たりの帯緑色籾数2~3粒程度...
要約 酒造好適米品種「吟ぎんが」について、醸造適正を満たしかつ安定的な収量・品質を確保するための栽培指標として、収量構成要素、施肥法、栽植密度、刈り取り適期を示した。 背景・ねらい 「吟ぎんが」は中生...