要約 「いぶりたくあん漬」への加工適性が高い加工用ダイコン新品種「秋試交2号」を育成した。このF1品種は、根肌が美しく肉質が緻密で、商品率が高く揃いが良い。また、加工後の歩留りが高く、食感も良好である...
要約 オカラとコーヒー粕から作成した堆肥により、ダイコンのキタネグサレセンチュウ被害が軽減できる。この原因は、堆肥の水抽出液に含まれるタンパク質様物質が、キタネグサレセンチュウに対して毒性効果を示す...
要約 生分解性プラスチックを用いて開発したつるまきネットと生分解性マルチの組合せでスイカの後かたづけの省力化が図られ、環境への影響も少ない。後作のダイコンへの影響も深耕により岐根の発生を低減できる。...
要約 砂丘畑春播きダイコンの二重被覆栽培(ポリマルチ+小トンネル)において、被覆尿素30日タイプを施用することで、施肥窒素利用率が65%まで向上し、速効性肥料による慣行施肥の3割程度の減肥が可能となる。...
要約 ニンジン連作畑やダイコンとニンジンの輪作畑にサトイモを作付けすると、キタネグサレセンチュウ数を減らすことができ、連作による減収を回避することが可能である。 キーワード ニンジン、ダイコン、サトイ...
要約 熱水土壌消毒後の土壌中では、可給態マンガンが土壌表層部を中心に一時的に増加し、有機質に富む黒ボク土など土壌によっては、マンガン過剰症の発生が懸念されるレベルに達する場合も生ずる。しかし、消毒終...
要約 無農薬ハウス栽培でのコマツナの周年安定生産には、収穫量の多くなる3~9月に、輪作や太陽熱処理を組み込み、ハウス毎にコマツナを作付けしない期間を設けることで、害虫による食害が軽減され、出荷量も安定...
0.6mm目合いネットによるアブラナ科野菜害虫の侵入阻止効果
要約 0.6mm目合いの防虫ネット被覆はアブラナ科野菜を加害する害虫のほとんどに侵入阻止効果がある。しかし、アブラムシ類や孵化直後のチョウ目幼虫の侵入を完全に阻止することはできない。アザミウマ類、ハダニ...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
要約 畑雑草の多くはキタネグサレセンチュウの好適寄主であるため、対抗植物栽培時の雑草は線虫密度の低減効果を阻害する。すき込み後も線虫密度が減少するマリーゴールドに比べ、殺線虫作用が劣る野生エンバクで...
要約 露地野菜栽培において日常行われる個々の農作業が環境へ及ぼす窒素負荷の程度によってランク分けし、それを基に作成した点検表は、各野菜栽培における農作業管理別の窒素負荷を評価するために有効である。 ...
デルフィニウムに発生したPythium aphanidermatumによる苗立枯病(新称)
要約 定植直後のデルフィニウム幼苗に発生した立ち枯れ症状はPythium aphanidermatumによるものであり、病名をデルフィニウム苗立枯病と提案したい。 キーワード デルフィニウム、デルフィニウム苗立枯病、Pythiu...
要約 生育中の加工用ダイコン展開葉周辺部を播種の6~7週間後に剪葉処理すると、ダイコン根重の増加抑制効果がある。展開葉周辺部の円形状剪葉は収穫期を拡大しても収量が安定している。 キーワード 加工用ダイコ...
年内どりダイコン栽培における土壌残存窒素を考慮した好適窒素施肥量
要約 秋まき年内どりダイコンでは、L級の規格である根重1kgを得るための残存窒素と施肥窒素の合計量は9月上旬播種ではマルチ栽培で3kg/10a、無マルチ栽培で4kg/10a、9月中旬播種では両栽培とも6kg/10a、9...
フルスルファミド粉剤を施用した圃場ではおとり植物による根こぶ病菌密度低減効果は得られない
要約 アブラナ科野菜の栽培時にフルスルファミド粉剤を施用した圃場では、その感染抑制効果が輪作するおとり植物(葉ダイコン)の作付け時にも持続しているため、アブラナ科野菜根こぶ病の病原菌密度(休眠胞子密...
要約 静岡県内の農耕地土壌は、土壌表層だけでなく、下層でも塩基類やアニオン類の 濃度が高い事例がみられる。 背景・ねらい 県内の従来の土壌調査では肥培管理が土壌深部まで及ぼす影響についてのデータが少な...
要約 本機は、電動モーターにより駆動する3輪台車であり、走行速度を作業者に会わせて任意に設定できる。これにより、サツマイモ挿苗作業を座ったままの楽な姿勢で行え、慣行に比べて約2倍の作業能率がある。 キ...
要約 本機は、ニンジン等の大型トンネル支柱を運搬・設置することができる。機体の左右に支柱を挟持し打ち込む機構を有する。これにより、慣行に比べて約2倍の作業能率がある。 キーワード トンネル、運搬、支柱...
要約 奄美群島のサトウキビ栽培地帯では、ラセンセンチュウ類の発生が多く、次いでイシュクセンチュウ類、ネグサレセンチュウ類が多い。 キーワード サトウキビ栽培地帯、植物寄生性線虫類、ラセンセンチュウ、イ...
C3植物とC3-C4中間植物との属間交雑による光呼吸の抑制とその機構の解明
要約 C3植物のダイコンとアブラナ科のC3-C4中間植物Diplotaxis tenuifoliaから作出した属間交雑植物では、葉の内部構造や光呼吸鍵酵素の細胞特異的な発現パターンは、両親からのゲノムの構成比に従い遺伝し、光呼...