要約 播種後約3週間のカラタチ幼実生へ、播種後約4週間のヒリュウ実生から採取した新梢を割り接ぎすると、ヒリュウ中間台用の実生が従来法より1年早く育成できる。穂木としてシトレンジなどカンキツ台木を用いれ...
耐湿性台木を用いた水田転換園における「アサクラサンショウ」の枯死低減法
要約 水田転換園に植栽された「アサクラサンショウ」が、植栽後5~6年以内に枯死する主な原因は、降雨後の高地下水位による湿害である。そこで湿害に強い台木を検討した結果、フユザンショウが優れ、これを台木に...
要約 熊本県で在来種として栽培されていた熊本長ナスの遺伝資源収集を行い、それらの系統をもとに選抜・固定を図り、草勢、果形の異なる2系統を固定親として、ナスの新品種「熊本長ナス1号(仮称)」を育成した。...
要約 完熟収穫に適して食味が優れ、ホルモン処理やマルハナバチによる着果作業が不要で省力栽培が可能な単為結果性トマト新品種「試交99-2」を育成した。 背景・ねらい トマトの輸入が急増し、国際競争が激化する...
要約 ハウスメロン栽培で問題となっているメロンえそ斑点病対策として抵抗性台木の「ニューメロン」、「Perlita」を用いて栽培しても商品性のある果実の生産は可能である。 背景・ねらい メロンえそ斑点病に対...
要約 遊休桑園を利用した接木による桑の実採取園の早期成園化では立通し古条部に切り接ぎすると、活着率が高く、枝条の伸びがよい。カタネオのように旺盛な伸長を示す品種は倒伏が見られる。 背景・ねらい 桑を蚕...
要約 ヒラナスプロトプラストの細胞選抜再生系統は、青枯病の発病を遅延する抵抗性を示す。青枯病菌の培養ろ液を選抜物質に用いた場合に得られる系統の自殖第一代の中から、罹病性品種(筑陽)を接ぎ木しても青枯...
メロンつる割病(レース1,2y)抵抗性台木新品種系統「空知台2号」
要約 「空知台2号」はメロンつる割病のレース0、レース2およびレース1,2yに対して抵抗性を有し、台木特性及び接ぎ木作業性の優れるメロン用台木品種である。 キーワード 「空知台2号」、メロンつる割病、レース1,...
要約 キュウリのハウス栽培で、3.5葉期に主茎を3節で摘心した苗を用い、主茎の第2、3節から発生した第1次側枝を誘引する育苗時摘心2本誘引仕立て法で栽培した場合、慣行とほぼ同等の収量が得られ、栽培管理の...
要約 ジャカランダを鉢物生産する場合、低樹高開花するために摘心による樹形改善方法を検討した結果、摘心を三回にして側枝を充実させることで鉢物としての樹姿も良く、コンパクトな鉢物が出来る。宮崎県総合農業...
メロンつる割病(レース1、2y)抵抗性台木新品種候補系統「空知台1号」
要約 「空知台1号」は、メロンつる割病(レース1、2y)抵抗性を有するメロン用台木で、近年、北海道で増加している同レース発生圃場でのメロン栽培を可能とする。 背景・ねらい 北海道におけるメロンつる割病(レー...
青枯病抵抗性台木品種におけるトマト青枯病菌の移行と増殖に影響を及ぼす条件
要約 抵抗性台木品種におけるトマト青枯病菌の移行と増殖は感染時の苗齢が大きいほど、生育温度および病原菌濃度が低いほど抑制される。 キーワード 抵抗性台木品種、トマト青枯病菌、移行、増殖、苗齢、生育温...
要約 メロンえそ斑点病の防除に有効なニューメロンの接ぎ木作業性を向上するには、緩効性肥料を混合したバーミキュライトに播種して胚軸を大きく育てるのがよい。 背景・ねらい ハウスメロン栽培でメロンえそ斑...
青枯病抵抗性台木品種におけるトマト青枯病菌の移行と増殖に影響を及ぼす条件
要約 トマト台木品種LS-89は植物体内での青枯病菌の移行と増殖を抑制する。抵抗性台木品種における青枯病菌の移行と増殖の抑制は感染時の苗齢が大きいほど、生育温度および病原菌濃度が低いほど顕著である。...
要約 ‘おさ二十世紀’を1.5m×4.5mの間隔で密植し、仕立て方を2本主枝として、主枝に側枝を置く樹形とすることで、栽植5年目で成園並み収量(4t/10a)を得ることができる。 背景・ねらい 兵庫県の但馬・丹波地域...
要約 キュウリのセル成型苗を利用したハウス早熟栽培では、2月下旬(慣行苗と同時期)に播種する。この場合、定植時期は慣行苗に比較して20日程早くなるが、収穫始期、収量、品質ともにほぼ同等である。 背景・ねら...
要約 台木用ナス‘台太郎’は青枯病と半枯病に複合抵抗性を有し、‘トルバム・ビガー’よりも発芽と初期生育が優れ、接ぎ木が容易で機械接ぎ木適性を有する。穂木品種の収量及び果実品質は‘トルバム・ビガー’台のもの...
要約 施肥量が少ないほどトマト茎葉の生育は抑制され、果実の糖度は低下する。収量は標準施肥(N20kg/10a)より30%の減肥条件では増収するが、60%の減肥条件では減収する。減肥による生育、収量の抑制は接ぎ木...
要約 片葉切断接ぎ苗(生研機構開発接ぎ木ロボット苗)を断根し、セル成型苗として大量に育成する場合の苗の養成法は養生期間中の温度25~30度C、湿度85~95%、光は2000~3000lux程度、養生日数4日程度が適当であ...