要約 「埼玉35号」は、製茶品質の高い緑茶用新品種候補である。生葉を萎凋させることによって、香気と滋味が向上する。関東等の冷涼茶産地において「やぶきた」より摘採期が約1日遅い中生で耐寒性が強い。 キーワ...
要約 道央においては、一般的な開閉管理の無加温ハウスでホウレンソウの寒締め栽培が可能である。さらにハウスの換気側窓を終日開放して寒気暴露すると、一般的な開閉管理に比べて10日程度出荷を前進できる。厳寒...
要約 本道のりんご主要品種に対する「JM台木」等の品種特性を調査した。「ハックナイン」には「JM1」「JM5」「JM7」「JM8」「ランセップ」「M.9」が、「つがる」には「JM7」「JM8」が、「さんさ」には「JM2」「JM...
要約 「越南190号」は寒冷地南部では中生の早に属し、「ミルキークイーン」より倒伏に強く多収の低アミロース系統である。米飯は粘りが強く、冷めても柔かさが維持され良食味である。また、食味の劣る米にブレン...
要約 「華麗舞」は寒冷地南部では中生の早に属する細長粒の粳種で、短稈、穂重型の品種である。炊飯米は、表面の粘りは少ないが、内部は 「コシヒカリ」並に軟らかいという米飯物性を示す。日本で市販されている...
要約 低温の影響を強く受けた種子は全般に割れ籾率(咬合不良含む)が高く,割れ籾率が高い種子ほど温湯浸漬処理により発芽率が低下する。また,冷害年産種子でなくても,割れ籾率が高い場合には,58度C20分処理...
要約 「ニュウヒカリ」は寒冷地南部では中生の早に属し、「ミルキークイーン」より倒伏に強く多収の低アミロース品種である。米飯は粘りが強く、冷めても柔かさが維持され良食味である。また、食味の劣る米にブレ...
耐冷性・耐病性に優れる良質良食味水稲新品種候補「岩手68号」の育成
要約 「岩手68号」は「あきたこまち」熟期よりやや遅い‘中生の中’の粳米系統である。耐冷性‘極強’、穂いもち圃場抵抗性‘強’で、強稈、多収、品質・食味は「あきたこまち」並に優れることから、岩手県の奨励品種に...
耐冷性・耐病性に優れる良質・良食味水稲新品種候補「岩手68号」の採用
要約 「岩手68号」は岩手県では“中生の中”の粳系統である。耐冷性・穂いもち圃場抵抗性は「あきたこまち」より強く、多収である。品質・食味は「あきたこまち」と同等であり、耐冷性・耐病性に優れる良食味品種と...
要約 穂いもちの多発した水田圃場を航空機搭載ハイパースペクトラルセンサ(HSS)で計測することにより、506.44±8.56 nm と708.57±8.88 nmバンドの比演算値から穂いもち被害度を精度良く評価できる。また、航空写真...
基準品種の不稔歩合平均値を用いた水稲耐冷性「極強」以上の判定手法
要約 耐冷性検定において、基準品種の不稔歩合平均値とそれに対応した各品種の不稔歩合との関係を複数年にわたり比較することで、明瞭な耐冷性の判定が可能である。この手法での耐冷性「極強」以上での強弱判定に...
要約 2003年の穂いもち多発要因の一つとして,転作復元圃場における穂いもち発生の危険性が明らかとなった。大豆作からの転作復元初年目では穂いもち多発の危険性が極めて高く,2年目以降になると,その危険性は...
要約 プルーン、ブルーベリー品種の収量、果実品質、機能性等を明らかにし、各品種のセールスポイント、問題点、利用場面を示した。プルーン3品種の果実品質に対する摘果効果を明らかにし、それぞれの適正な摘果...
低温に特異的に応答するイネS-アデノシルメチオニン脱炭酸酵素遺伝子
要約 生理活性物質の一種ポリアミンの生合成に必須な酵素、S-アデノシルメチオニン脱炭酸酵素遺伝子は、日本型イネ「ゆきひかり」ではその発現が低温処理によって特異的に増加するが、インド型イネ「TKM9」では増...
要約 イネ葯の小胞子期に特異的に蓄積し、低温により顕著に蓄積量が低下する糖タンパク質を見出し、サチラーゼと同定、遺伝子を単離した。イネ葯サチラーゼ遺伝子は低温により発現が抑制されることから、葯に特異...
低温に特異的に応答するイネ S- アデノシルメチオニン脱炭酸酵素遺伝子
要約
要約 ダイズ品種「ハヤヒカリ」に由来する耐冷性に関する遺伝子は、熟性遺伝子座の座乗する3つのゲノム領域近傍に存在し、すべてが「ハヤヒカリ」型になった場合、強い耐冷性を示す。 キーワード ダイズ、冷害、...
γーアミノ酪酢(GABA)が多い発芽玄米用糖質米新品種「あゆのひかり」
要約 「あゆのひかり(北陸169号)」は寒冷地南部では中生の中に属する粳種で、短稈、偏穂重型の糖質米系統である。重量当たりのGABA含量が一般品種の3倍前後で、水溶性多糖(植物グリコーゲン)を乾物重当たり30...
要約 果樹生産に及ぼす温暖化の影響は、ほとんどの樹種において全国的に認められる。その影響は、結実や果実品質、樹の生育や樹体への障害、病害虫や雑草の変化など多岐に渡る。 キーワード 果樹、温暖化、生産...
要約 1999年から2002年にかけて、道東のトドマツ人工林に大規模な枯損被害が発生した。調査した結果、土壌深く凍結し早春の時期に蒸散によって樹体が著しく乾燥したことがわかりました。 背景・ねらい 1999年から...