要約 ギニアグラス跡のかんしょは概ね品質が優れる。ただし、線虫抑制効果は後作かんしょ1作に限られる。ハブソウ跡は線虫密度が高まり、かんしょに被害が目立つ。クロタラリア(スペクタビリス)跡は線虫多発圃...
要約 大豆の不耕起・狭畦栽培での麦稈は、播種精度・苗立数の低下、生育の抑制等に影響する。慣行栽培に比し生育は良く、成熟期はやや遅れるが、収量は同程度以上に確保できる。麦稈処理法は多い場合は搬出がよく...
マサ土壌における造成当初の家畜ふん尿多量施用による熟畑化技術
要約 マサ土壌地帯の新規造成畑に年間20~30t/10aの牛ふん堆肥を施用することで、スーダングラスのスス紋病を軽減でき、造成2年目の収量が多くなる。また、堆肥の施用は、土壌中有機物量を高め、物理性を改良で...
要約 三浦半島地域の露地野菜専業農家の堆肥利用の目的は土壌改良・連作障害防止等であり、肥料成分は期待していない。これらの農家は、畜産農家等から調達する牛糞堆肥等を核とし、多種の資材を添加して独自の堆...
要約 安全に処理できる安価な資材を活用することにより初期投資額が極めて低く抑えられる軟弱野菜栽培用の毛管式平床養液栽培装置を開発した。この養液栽培装置は設置が容易で、栽培終了時の廃液がほとんど出ない...
可給態窒素量の評価に基づく高冷地ソルガムの窒素施肥設計システム
要約 安定多収のための高冷地ソルガムの最適窒素吸収量を策定し、作土および下層土の可給態窒素量の迅速評価と無機態窒素量および堆肥中の窒素成分の測定に基づき、窒素施用量を決定するシステムを開発した。 背...
要約 シンテッポウユリの中晩生品種における機械定植は200穴のセル成型トレイを用い、は種期を1月中旬、育苗夜温7℃で育苗し、野菜用移植機で定植すれば、切り花品質を落とすことなく定植労力を大幅に軽減できる。...
要約 ウド栽培にサトイモ、ネギ、イネ科緑肥作物等、ウド萎凋病菌に感染しない作物を取り入れることにより、連作障害の主因となっているウド萎凋病発生の抑制が可能である。 背景・ねらい ウド産地の根株養成ほ場...
野菜連作圃場を利用した線虫害回避と3年輪作によるダイズシストセンチュウの抑制
要約 ダイコン、サトイモ、エダマメには特有の線虫が複数加害するが、主な加害線虫が異なるため、これら野菜の連作圃場は互いに好適圃場となる。また、ダイコン連作圃場はサトイモ1作でダイコンの線虫被害を顕著...
要約 茨城県南地域の輪換畑におけるレタスの春どり、秋冬どり栽培は、畦高15cm以上、株間30cm、ハクサイの春どり、秋冬どり栽培は畦高15cm以上、株間は40~45cmで安定した収量、品質が得られる。また、輪換畑の春...
要約 蛍光性シュードモナス属細菌の中から湛液水耕法においてホウレンソウの生育を促進するPGPRを選抜した。これらの菌株は「初期生育促進タイプ」と「初期生育抑制タイプ」に分けられる。またPGPR接種種...
要約 ハウス軟白ネギの夏どり栽培はチェーンポットを利用し,2月に定植した苗を4月下旬まで保温し,軟白処理により7月に収穫する。秋どり栽培は,5月に露地に仮植した苗を8月にパイプハウスに定植し,軟白処理により1...
要約 大規模小麦集団転作の成立条件は、(1)地域で土地利用調整を行い転作団地を形成し、そこでの転作を担い手農家組織に一括受託させること、(2)転作田所有者及び転作受託者が互いにメリットを享受できる収益(生...
小麦・小豆立毛間播種技術体系の小麦栽培経営への適用と経営的効果
要約 東北農業試験場で開発した小麦・大豆立毛間播種技術体系を、連作障害が深刻化していた小麦栽培経営に適用した結果、輪換畑への導入等により収量が向上し、所得増大効果も大きいことが確認された。 背景・ね...
要約 もみがら耕装置での促成トマトの養液栽培は、土耕並みの収量が得られる。養液は大塚A処方で活着時EC1.0dS/m、第4花房開花期以降2.4dS/mで管理する。給液量は0.5L/株/回で生育に併せて回数を加減する。培地は...
要約 養水分を土壌に間欠ドリップで施用する養液土耕法で、カーネーションの栽培をすると、従来の土耕栽培よりも減肥が可能になる。また、施肥量調節の目安となる簡易栄養診断法による診断基準値も確立した。 背...
要約 ウド栽培予定の夏期休閑地に、ヒエを緑肥作物として導入すると、雑草抑制効果が高いうえに、後作ウドの生育も優れる。また、ウドの連作障害の主要因であるウド萎凋病の病原菌密度低減にも有効である。 背景...
異科野菜の組み合わせによる土地利用型機械移植栽培における輪作体系の改善
要約 奈良県中山間地域の開発造成畑における、秋どりハクサイを中心とした機械移植体系の組立にあたり、アブラナ科野菜の連作障害軽減のため、夏キャベツにかわり初夏どりレタスを組み合わせた輪作が効果的である...
要約 温暖地中山間地域のパイプハウスを利用した周年栽培体系の基幹作物としてメロンを選定し、3月下旬、7月下旬は種の2期作の栽培法を確立した。セル成型苗とLPG燃焼による炭酸ガス発生装置の導入により、...
ダイコン、サトイモを加害する複数の線虫を同時に制御する作付体系
要約 ダイコンにはキタネグサレセンチュウ、サトイモにはミナミネグサレセンチュウ、サツマイモネコブセンチュウが加害する。これに対し、牛糞堆肥などの有機物の効果は小さいが、両作物を組み込んだ輪作で3種の...