要約 炭疽病は、平均気温22℃以上、結露計の茶葉湿潤時間10時間以上の条件が揃った日を感染好適日と判定でき、初期病斑はその15日~17日後に発生する。防除は、感染好適日発生から7日以内に、治療剤を散布すること...
要約 いちご「エッチエス-138」は多収で果実の外観、硬度、日持ち性が優れ、業務用に適する四季成り性品種である。 背景・ねらい 「エッチエス-138」は北海三共株式会社において、夏秋どり作型において多収性であ...
要約 〔要約〕チャ種子サポニン類は、チャ炭疽病に対し防除効果を示す。無処理を基にした防除率は約77%である。防除作用機構は発芽胞子の付着器形成阻害によるチャ葉への侵入抑制に起因する。 キーワード チャ種...
キュウリ葉における炭疽病菌の感染により胚軸と根に誘導される病害抵抗性
要約 〔要約〕キュウリの子葉や第1葉に炭疽病菌を処理することにより、胚軸や根において複数の土壌病原菌種に対する抵抗性を誘導できる。 キーワード 炭疽病菌、胚軸、根、抵抗性野菜・茶業試験場 環境部 病害...
要約 〔要約〕チャ輪斑病の茶園での潜在菌密度が秋から春にかけて高くなり、夏に低下する年間消長を明らかにした。茶園の防除経歴によりその消長パターンは異なる。春先の潜在菌密度が高くなると輪斑病が発生する...
Verticillium tricorpus によるデルフィニウム半身萎凋病(新称)
要約 〔要約〕宮城県において発生した原因不明のデルフィニウム立枯症状は、これまで国内では未発生であるVerticillium tricorpus が関与する新病害である。 キーワード デルフィニウム立枯症状、Verticillium tr...
埼玉県を中心とする温暖地北部・山間冷涼地における緑茶用品種の適応性
要約 近年育成された緑茶用品種の実用形質について摘採期別では、早生では`めいりょく'、中生では`ふくみどり'、晩生では`ほくめい'が製茶品質や収量が優れていた。中でも`ほくめい'は赤枯れ及び青枯れ抵抗性や炭...
要約 「いちご中間母本農1号」は商品果平均果重が30g程度の極大果性で交配親として高い能力を有し、早生で休眠が浅く、厳冬期の生育や食味が安定し、収量性も高く、促成栽培用極大果イチゴ実用品種育成の交配親と...
要約 1998年以降、奄美群島のハウス栽培宿根アスターに発生したうどんこ病の病原菌はErysiphe cichoracearum型のOidium sp.で、防除薬剤としてはBDEDC乳剤、イミノクタジン酢酸塩・ポリオキシ...
要約 水稲品種「ヒノヒカリ」は、同熟期の「ミヤコ95」よりやや多収で良質・良食味の中晩生品種であるので府南部の山城地域平坦地向きに奨励品種として採用する。 背景・ねらい 京都府南部山城地域における稲作...
要約 えだまめ品種「滝系C8」は収穫期が「ふくら」より約5日遅い中生種で、食味が特に優れる。また、完全莢率、多粒莢率とも高く、稔実莢数の多いことから、中生品種の中では多収である。 背景・ねらい えだまめ...
要約 〔要約〕チャにおける炭疽病の抵抗性は,成葉に炭疽病菌分生胞子を付傷接種する検定法により安定的に簡易検定できる。供試する成葉は,個葉,挿し穂の双方の状態で検定に適するが,接種方法はプラス型ドライ...
異なるカルシウム濃度条件下におけるトマト青枯病抵抗性の品種・系統間差異
要約 〔要約〕トマト20品種・系統の幼苗の青枯病抵抗性を異なるカルシウム濃度条件下で検定した場合、抵抗性が高い品種・系統では培養液カルシウム濃度が高い条件で抵抗性が顕著に向上する。 キーワード トマト...
要約 「シュンライ」は、裸麦の「イチバンボシ」より 3日程度晩熟で、「シロガネコムギ」より11日程度早い六条大麦品種である。製茶用麦として、認定品種に採用した。 背景・ねらい 本県の大麦(皮麦)奨励品種...
要約 カブの播種後6から7日目の胚軸切片にアグロバクテリウム法で外来の有用遺伝子を導入し、選抜、再分化を促す一連の形質転換培養法を用いることにより、効率よくカブの組換え体を作出できる。 背景・ねらい ...
要約 '盛岡交29号'は`さきこま'を上回る多収性と果実品質を持ち、ジョイントレス果柄を持つため省力収穫が可能で、萎ちょう病・半身萎ちょう病に対する複合病害抵抗性を持つ、ジュース向き加工用トマトである。 ...
宿根性スターチスうどんこ病(新称)およびシクラメンうどんこ病(新称)(指導)
要約 宿根性スターチスの葉および茎,シクラメンの花弁にうどんこ病の発生が確認された。病原菌の宿主範囲はそれぞれの作物に限定され,形態に差異があることから異なる>種と考えられるが,いずれもEryshiphe pol...
要約 ‘とよこま’は‘さきこま’を上回る多収性と果実品質を持ち、ジョイントレス果柄を持つため省力収穫が可能で、萎ちょう病・半身萎ちょう病に対する複合病害抵抗性を持つ、ジュース向き加工用トマトである。トマ...
揮発性静菌物質生産糸状菌によるパセリうどんこ病の防除(研究)
要約 未同定糸状菌Kyu-W63菌は、揮発性抗菌物質を生産してパセリうどんこ病菌の胞子発芽を抑制するとともに、設施内のパセリうどんこ病の防除にも効果を示す。 キーワード Kyu-W63菌、揮発性抗菌物質、設施、パセ...
硝酸塩代謝能を欠くFusarium oxysporumの選択培地「Fo-N培地」(研究)
要約 土壌中のF. oxysporum硝酸塩代謝能欠損菌株(nit菌)を選択的に分離できる「Fo-N培地」を作出した。希釈平板法で10倍に希釈した土壌懸濁液を試料にしても、培養初期にはnit菌のみが大型コロニーを形成し、識...