要約 水稲新品種「たちすがた」は温暖地東部での熟期が中生の中に属する粳種である。長稈で主に茎葉重が大きく、可消化養分総量(TDN)含量が高い。また、耐倒伏性に優れ、直播栽培にも適し、関東以西向けの稲発...
炊飯米の外観が良い良質・極良食味水稲新品種候補系統「北陸200号」
要約 「北陸200号」は、寒冷地南部では晩生の晩に属する粳種であり、良質で「コシヒカリ」並の極良食味である。炊飯米の外観が良いため、加工米飯やおにぎり等への適性が期待される。 キーワード イネ、極良食...
要約 「中部糯110号」は温暖地東部では中生の晩に属する、偏穂重型の水稲糯種である。穂いもち抵抗性遺伝子Pb1及び縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-iを持つ。外観品質に優れ、粘りが強く、餅の食味は極良好である。 キ...
病害虫複合抵抗性・良食味・高品質な水稲新品種「愛知108号」の育成
要約 水稲早生品種「愛知108号」を育成し、奨励品種として採用した。「愛知108号」は、縞葉枯病、穂いもち、ツマグロヨコバイ、セジロウンカに対して抵抗性を有し、「祭り晴」、「あさひの夢」より良食味で...
病害虫複合抵抗性を有し、良質・良食味の水稲新品種「むさしの14号」
要約 水稲「むさしの14号」は、埼玉県では中生の晩に属する粳種である。縞葉枯病抵抗性、穂いもち圃場抵抗性、ツマグロヨコバイ抵抗性を有し、6月下旬の麦あと栽培では「朝の光」並の多収である。また、千粒重は...
米麦二毛作地域向けの病害虫複合抵抗性・極良食味水稲新品種「むさしの13号」
要約 水稲「むさしの13号」は、埼玉県では中生の晩に属する粳種である。縞葉枯病抵抗性、ツマグロヨコバイ抵抗性を有し、かつ「コシヒカリ」並の極良食味である。 キーワード 縞葉枯病、ツマグロヨコバイ、良食味...
要約 「北陸酒206号」は寒冷地南部では晩生の早に属する粳種で、長稈、中間型の系統である。醸造時のアルコール収率および生成酒のアミノ酸度は「山田錦」並であり、やわらかさと深みのある酒質を示すことから、...
水稲複合抵抗性品種「彩のかがやき」を核にした環境負荷低減型のIPM栽培事例
要約 埼玉県において病害虫複合抵抗性品種、温湯消毒、肥効調節型肥料の苗箱施用(苗箱まかせ)、ケイ酸資材(イネルギー)、要防除水準に基づいた化学的防除を組合せることで、水稲IPMの概念の活用による減農...
Stvb-i候補遺伝子領域の形質転換によるイネ縞葉枯病抵抗性の付与
要約 イネ縞葉枯病抵抗性品種「St. No. 1」のゲノム断片約25kbを導入した組換え体は、イネ縞葉枯病に対して遺伝子供与親と同程度の抵抗性を示す。導入断片内の4予測遺伝子は、イネ縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-i...
いもち病抵抗性が強く、極良食味の新品種候補系統「中部111号」
要約 「中部111号」は温暖地東部では中生の中に属し、いもち病抵抗性が強く、「ミネアサヒ」「コシヒカリ」並みの極良食味のうるち系統である。いもち病防除を省けることで消費者ニーズに応えることができる。 キ...
要約 本県の中山間地帯では「ヒメノモチ」が作付けされているが、熟期が早く雀の食害、また、穂発芽被害が多い。そこで、「越南糯196号」を採用することにより、生産の安定を図る。 キーワード 水稲糯、「越南糯1...
極強稈・多収の極晩生飼料用水稲新品種「タチアオバ」(旧系統名「西海飼253号」)
要約 水稲「タチアオバ」は、耐倒伏性が極めて強く,地上部全重が極多収でホールクロップサイレージ用に適した極晩生種で,極長稈で主食用水稲品種との草姿による識別が容易である。 キーワード 飼料イネ、ホール...
要約 「華麗舞」は寒冷地南部では中生の早に属する細長粒の粳種で、短稈、穂重型の品種である。炊飯米は、表面の粘りは少ないが、内部は 「コシヒカリ」並に軟らかいという米飯物性を示す。日本で市販されている...
要約 水稲「むさしの飼9号」は、「はまさり」より出穂期や成熟期が10日前後早く、10%程度多収な飼料イネである。 キーワード 飼料イネ、むさしの飼9号、晩生、多収 背景・ねらい 埼玉県は、全国に先駆けて飼料イ...
縞葉枯病抵抗性で極良食味の中生水稲新品種候補系統「関東209号」
要約 関東209号は、温暖地で中生熟期の水稲粳種であり、縞葉枯病抵抗性を有し晩植で多収かつ食味もコシヒカリ並に良い。 キーワード イネ、縞葉枯病抵抗性、良食味、多収、晩植
背景・ねらい 温暖地において...
稲発酵粗飼料向き極晩生水稲新品種「リーフスター(関東飼215号)」
要約 「リーフスター(関東飼215号)」は温暖地では極晩生に属する水稲粳種で、長稈で茎葉多収型の稲発酵粗飼料向き系統である。玄米収量は劣るが、地上部全重が多収で、未消化籾の排泄量が少なく、いもち病圃場抵...
イネ縞葉枯病抵抗性品種「 St. No. 1 」におけるStvb-i領域のゲノム構造
要約 イネ縞葉枯病抵抗性品種「St.No.1」の抵抗性遺伝子Stvb-i領域には、感受性日本型イネ品種「日本晴」に比べ、約10kbのトランスポゾンの挿入と6.5kbから10kbへの置換がある。 キーワード イネ、縞葉枯病、抵抗...
極良食味で多収の暖地向き晩生水稲新品種候補系統「南海157号」
要約 水稲「南海157号」は、ユメヒカリ熟期の晩生の粳種として宮崎県で普及予定である。食味は「ヒノヒカリ」並の極良食味である。縞葉枯病の抵抗性をもち、耐倒伏性に優れ、「ユメヒカリ」より多収である。 キー...
イネ縞葉枯病抵抗性品種育成におけるヘテロ個体を識別するDNAマーカー
要約 DNAマーカーN0708は日本型イネ品種から特異的にDNA断片を増幅する。N0708およびイネ縞葉枯病抵抗性個体を識別するDNAマーカーST10のそれぞれの結果を組み合わせることにより、ヘテロ個体を識別することが可...
極良食味で早生の温暖地向き水稲新品種候補系統「きぬむすめ(西海232号)」
要約 水稲「きぬむすめ(西海232号)」は、「日本晴」熟期の早生の粳種である。食味は「コシヒカリ」並の極良食味で、外観品質、収量とも安定して優れる。「祭り晴」等の代替として島根県で普及予定である。 キー...