表現形質および16S rDNA塩基配列に基づく青枯病菌 Ralstonia solanacearum系統解析
要約 ナス科植物青枯病菌の系統解析を細菌学的性質に基づくクラスター分析、および16S rDNAの塩基配列により行った。大半の日本産株は既報のアジア型に属したが、一部は未報告の新しい系統の可能性が高い。 背景...
異なるカルシウム濃度条件下におけるトマト青枯病抵抗性の品種・系統間差異
要約 〔要約〕トマト20品種・系統の幼苗の青枯病抵抗性を異なるカルシウム濃度条件下で検定した場合、抵抗性が高い品種・系統では培養液カルシウム濃度が高い条件で抵抗性が顕著に向上する。 キーワード トマト...
青枯病強度抵抗性の生食用大玉トマトの中間母本候補'とまと中間母本農9号'
要約 ‘とまと中間母本農9号’は青枯病に対して台木用品種‘LS89 ’と同等ないしやや劣る強度抵抗性を有し、果色が桃色、果重が160~200gの生食用大玉トマトである。本中間母本はトマトの青枯病抵抗性品種育成の育種...
促成ナスの養液栽培における「細粒礫」および「ヤシガラ」の培地適性
要約 促成ナスのかけ流し養液栽培の培地として、「細粒礫」および「ヤシガラ」は、安価で廃棄時における環境上の問題もなく、収量、正常果率も慣行培地ロックウールと同等で、十分適応性がある。福岡農総試・園芸...
暖地バレイショ二期作栽培条件下でのジャガイモ青枯病菌biovarの動態
要約 バレイショの暖地二期連作下では、青枯病菌は年間を通じ約104~106cfu/g乾土の密度で存在し、根圏土壌中では108~1010cfu/g乾土にまで増殖する。各種biovar(Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ)を等量混合接種し、...
要約 促成ナス「筑陽」は、ロックウール栽培でも適応性があり土耕栽培よりも収量が多い。また、播種期が早いほど収量は多く、播種を6月中下旬に行うと10a当たり収量は18~19tとなる。 背景・ねらい ナス栽培では...
要約 毛管水遮断用のサーマルボンドマットを深さ20cm、幅50cmに埋め込み、その上に遮根シートを敷設した隔離床でクロルピクリンテープ剤を土壌表面処理すると、ナスの青枯病に高い防除効果が得られる。熊本県農業...
青枯病抵抗性台木品種におけるトマト青枯病菌の移行と増殖に影響を及ぼす条件
要約 抵抗性台木品種におけるトマト青枯病菌の移行と増殖は感染時の苗齢が大きいほど、生育温度および病原菌濃度が低いほど抑制される。 キーワード 抵抗性台木品種、トマト青枯病菌、移行、増殖、苗齢、生育温...
青枯病抵抗性台木品種におけるトマト青枯病菌の移行と増殖に影響を及ぼす条件
要約 トマト台木品種LS-89は植物体内での青枯病菌の移行と増殖を抑制する。抵抗性台木品種における青枯病菌の移行と増殖の抑制は感染時の苗齢が大きいほど、生育温度および病原菌濃度が低いほど顕著である。...
Endophytic Pseudomonads(相利共生シュードモナス)を用いたトマト青枯病抵抗性苗の育成法
要約 トマト苗をendophytic pseudomonads 2菌株を含む培土で育成することにより、菌株はトマト根内に侵入し定着する。本苗は、トマト青枯病に対して環境要因に左右されることなく高い発病抑制効果を示す。 背...
要約 水耕栽培の養液循環システムへの精密ろ過膜の応用を検討した。トマト青枯れ病菌を対象として 、栽培槽への病原菌阻止及び発病後の伝染遅延効果を見出した。この結果に基づいて、養液循環方式における低コス...
要約 蚕の5齢幼虫、蚕の蛹体に大腸菌、青枯病菌及び軟腐病菌の各死菌を、また天蚕の蛹体に大腸菌の死菌を接種すると、その体液は培地上で大腸菌、軟腐病菌の生育を阻害し、抗菌物質が体液中に誘導される。 背景...
要約 トマト青枯病抵抗性台木品種が無病徴感染することを明らかにした。接ぎ木したトマトの発病は、青枯病菌が無病徴感染した台木品種から穂木へ移行することにより起こる。 背景・ねらい トマト青枯病防除対策...
要約 ナス用木台太郎はナス青枯病菌のⅢ、Ⅳ郡菌に高度の抵抗性を示し、夏秋栽培でトルバム・ビガー台ナスと同等の数量が得られる。 背景・ねらい 岡山県内のナス産地では最近、促進栽培だけでなく夏秋栽培でもⅣ...
暖地二期作向けのジャガイモシストセンチュウ抵抗性ばれいしょ新品種候補系統「西海26号」
要約 ばれいしょ「西海26号」は、早生で早期肥大性に優れ、いもの外観・食味が優れる暖地二期作向けの食用系統である。ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、そうか病や葉巻病・Yモザイク病などのウイルス病...
要約 トマト青枯病抵抗性台木品種が無病徴感染することを明らかにした。接ぎ木したトマトの発病は、青枯病菌が無病徴感染した台木品種から穂木へ移行することにより起こる。 背景・ねらい トマト青枯病防除対策の...
要約 10の6乗~10の8乗cfu/mlに希釈した青枯病培養菌液に、1/2~1/4に切断して大きさを揃えたバレイショ塊茎を浸漬接種し、土壌消毒した圃場に植付けることで青枯病に対する品種の抵抗性検定を簡便、安定的に行う...
拮抗性シュードモナスの効率的検出法の開発と抗菌物質生産菌株の選抜
要約 拮抗性シュードモナスを効率的に収集するために、選択培地とELISAを利用した直接的特異検出法を開発した。この方法により分離した菌株から、抗菌物質を産生し、発病抑制作用あるいは生育促進効果を示す...
要約 トマト 青枯病抵抗性台木品種が無病徴感染することを明らかにした。台木品種の無病徴感染により青枯病菌は台木から穂木へ移行し、接ぎ木したトマトが発病する。 キーワード トマト、青枯病抵抗性台木品種...
要約 台木用ナス‘台太郎’は青枯病と半枯病に複合抵抗性を有し、‘トルバム・ビガー’よりも発芽と初期生育が優れ、接ぎ木が容易で機械接ぎ木適性を有する。穂木品種の収量及び果実品質は‘トルバム・ビガー’台のもの...