トマト栽培におけるマルハナバチによるタバコモザイクウイルスの伝搬
要約 トマト(品種桃太郎)栽培において、花粉媒介昆虫として利用されているマルハナバチ(Bumbus terrestris L.)により、タバコモザイクウイルス(TMV)が伝搬される。 背景・ねらい 近年、トマト栽培にお...
コナジラミ類およびアザミウマ類に対する光反射シートの防除効果
要約 光反射シートを施設外周に設置すると、コナジラミ類とアザミウマ類の侵入を抑制する。また、施設内に設置すると、コナジラミ類の密度増加を抑制し、アザミウマ類の侵入を抑制する。 背景・ねらい 環境保全型...
トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)によるトルコギキョウの葉巻症状
要約 TYLCVに感染したトルコギキョウは節間の短縮、葉の巻葉、舟形葉化および小型化の症状を呈する。長崎県総合農林試験場・環境部・病害虫科 背景・ねらい 1999年9月に琴海町のトルコギキョウにおいて節間の短縮...
要約 ヤガ科(オオタバコガ、タバコガ、ハスモンヨトウ、ヨトウガ等)幼虫に対する主要な寄生性の在来天敵は、Campoletis chlorideae 、Meteorus pulchricornis、Microplitis mediator、トビコバチ科1種、ヤドリ...
要約 高温対策として遮光栽培するミニトマトにおいては、50%遮光中の葉温は気温より低く、盛夏時においても寄生蜂を利用したコナジラミ類、マメハモグリバエの防除が可能である。宮崎県総合農業試験場・環境部・...
要約 軟弱野菜類を加害するハモグリバエ類の種類は4種で、ハモグリバエ類の寄生蜂6種を確認した。その季節的変化は春期にはナモグリバエ、夏~秋期にはマメハモグリバエの寄生が多い。 背景・ねらい 兵庫県...
雨よけ栽培の秋ギクにおけるミカンキイロアザミウマの発生消長と防除適期
要約 雨よけ栽培の秋ギクにおけるミカンキイロアザミウマの発生は、膜割れ前のキク上ではわずかであるが、膜割れ後の花の中で急増する。したがって、薬剤防除は膜割れ前から7日以内の短い間隔で計画的に実施する...
要約 ミカンキイロアザミウマは、キクの冬至芽上で成虫、幼虫、卵などの種々の発育ステ-ジで越冬している。しかし、4月に冬至芽上に孵化幼虫が急増することから、本種の春季における発生源の主体は冬季に産み付...
花粉媒介昆虫(ツチマルハナバチ)を利用した加温促成ナスの着果技術 高知農技セ
要約 加温促成ナス栽培では、平均夜温12℃の変夜温管理により花粉媒介昆虫(ツチマルハナバチ)を利用した受粉が可能となり、植物生長調節剤の単花処理を省略できる。 高知県農業技術センター・作物園芸部・施設野...
要約 佐賀県のホウズキに発生した宿存がく及び茎葉に輪紋斑を生じる被害はColletotric-hum cocodes (Wallr.) S.Hughesによるものであり、国内外ともに未記録の新病害であることが明らかとなったため、ホウズキ炭...
Colletotrichum capsiciによるスターチス炭疽病の発生
要約 鹿児島県徳之島におけるスターチス(品種:「サザンピンク」)苗の枯れ上がりの原因はColletotrichum capsiciによるもので、本菌をスターチス炭疽病の病原菌として追加する。鹿児島県農業試験場大島支場・病...
雨よけトマトにおけるオンシツツヤコバチ、ネット被覆、紫外線カットフィルムの組み合わせによる害虫の防除体系 愛媛農試
要約 雨よけトマトにおける害虫対策として、天敵オンシツツヤコバチの放飼、ハウス開口部のネット被覆、ハウス天ビニルへの紫外線カットフィルムの使用を組み合わせて行うと、発生頻度の高い害虫であるオンシツコ...
青色粘着板による夏秋トマトのヒラズハナアザミウマの発生モニタリング
要約 青色粘着板をトマトハウスの外に設置することにより簡便にヒラズハナアザミウマの発生状況をモニタリングできる。これにより、急増期の把握が可能で、防除開始期を判定する目安として利用できる。 背景・ね...
要約 装置が安価で栽培容易なトマトの隔離床利用養液土耕システムを開発した。本システムは、市販プランターに埴壌土とピートモスまたはやし殻チップとを等量配合したものを12リットル詰め、培養液を灌注で供給す...
侵入害虫マメハモグリバエの在来寄生蜂相解明とその図解検索の作成
要約 近年日本に侵入したマメハモグリバエの在来天敵寄生蜂相を調査し,4科28種を確認した。これに生物農薬として利用されている導入寄生蜂1種を加えた29種について,分類の専門的知識がなくても同定できるよ...
トマトのマメハモグリバエおよびその天敵の行動に及ぼす近紫外線除去フィルムの影響
要約 近紫外線除去フィルムが、マメハモグリバエおよびその天敵 ヒメコバチ、コマユバチの行動に及ぼす影響を検討したところ、マメハモグリバエおよびその天敵は近紫外線除去環境を避けるが、増殖への影響は少な...
要約 アールス系メロンの無農薬有機栽培では、カボチャ台の茎葉の活用、整枝法の改善、落葉堆肥の溝施用、天敵保護のための野草帯形成等により、連作3年目から高品質・多収となり、アブラムシ被害もなくなる。 背...
有機質資材と高設ベンチを利用したトマトの短期密植養液栽培システム
要約 ヤシ殻繊維またはもみ殻くん炭を培地とし、高設ベンチを利用するトマトの主枝3段、側枝1段摘心仕立ての短期密植栽培(462株/a)で1作当たり700~800kg/aの良果収量が得られる。 背景・ねらい トマトの管理作業...
要約 マメハモグリバエの増殖率は、25℃において最も高く、内的自然増加率(1雌1日当たり)は0.16で、1カ月当たりの増殖は 124倍と高い。室内実験における生存率と産卵数を基にした個体群成長のモデルシミュレーシ...
要約 1994~1995年にかけて、主に西日本でオオタバコガが多発生していることを明らかにし、近似種タバコガとの終齢幼虫における識別点を明確にした。また、我が国では寄主植物とされていなかった作物での発生を確...