要約 ネギ属遺伝資源を長期間安定的に保存できる技術である。ネギ属茎頂に処理液で脱水耐性を付与した後、風乾で脱水し-80°C冷凍庫で急速冷却すると、一年間保存後の再生率は液体窒素を用いた超低温保存品と大差...
要約 チョウ目昆虫7種から新たに樹立した培養細胞は、遺伝子機能解析、薬剤開発等に利用することができる。本細胞は、農業生物資源ジーンバンクに登録されているため、配布申請によって国内の試験研究機関で利用...
要約 太陽熱土壌消毒、防虫ネット、バンカー法、天敵製剤、栽培用器具等の温湯消毒、有機JAS規格に適合する殺虫・殺菌剤などを活用した施設有機栽培ミニトマトの総合的病害虫管理体系を実践することにより、10aあ...
要約 本プログラムは、農研機構メッシュ農業気象データを取得する機能をエクセルファイルに追加するものであり、これにより気象データを利用する独自のエクセルファイルを用いたアプリの開発が可能になる。 キー...
要約 日本と周辺諸島、北米、ハワイの外来昆虫相を比較したところ、小笠原諸島やハワイ諸島などの海洋島には外来昆虫が侵入・定着しやすい、北米大陸・ハワイ諸島は生物的防除の目的で導入された外来昆虫が多い、...
果樹害虫モモノゴマダラノメイガの交尾にはオスの発する超音波が必須である
要約 モモとクリの難防除害虫であるモモノゴマダラノメイガは、交尾時にオスが超音波パルスを発する。メスが交尾を受入れるための姿勢は、オスの超音波に反応して引き起こされることから、オスの発音を受容できな...
侵入害虫クリタマバチ防除のために導入された外来天敵昆虫とそれに近縁な日本在来昆虫の交雑個体の検出法
要約 核リボソーム遺伝子の配列の違いを識別することにより、侵入害虫クリタマバチ防除のために海外から導入された外来天敵チュウゴクオナガコバチと、それに近縁な日本在来天敵クリマモリオナガコバチの交雑個体...
要約
クリ「岸根」は、1年生苗木をさらに1年間苗圃で育成して定植すると良い。育成中に新梢を摘心し、定植時に枝の切り返しを行うことにより樹冠が早く拡大し、初期収量が多くなる。ま...
クリ害虫の微生物防除資材としてBeauveria bassiana HF338株は有望である
要約 クリシギゾウムシ幼虫に対する高い病原力を指標として選抜した昆虫病原糸状菌Beauveria bassiana HF338株は、クリシギゾウムシ成虫およびクリミガ幼虫に対しても強い病原力を有し生物防除資材として有望...
要約 施設栽培メロンの主要病害虫(ナスハモグリバエ、ハダニ類、ワタアブラムシ、うどんこ病)に対し、生物農薬の効率的な使用や化学農薬との併用などにより、化学農薬使用回数を50%以上削減した減農薬栽培が可...
要約 北海道におけるチンゲンサイの適正な総窒素施用量はハウス・露地栽培とも15kg/10aである。化学合成農薬の使用回数は、生物農薬等を利用して、ハウス栽培では現行基準どおりでよく、露地栽培では殺菌剤が4回...
要約 クリの主要害虫であるクリシギゾウムシを、高圧炭酸ガスを用いて殺虫する。温度25℃、圧力3MPaの条件下で30分処理後、ガスを10分かけて放出するとクリシギゾウムシはほぼ完全に殺虫できる。 キーワード 臭...
要約 軟白みつば栽培に適する品種、播種期、窒素施肥量、播種量および播種後処理、根株の魚箱への詰め方、伏せ込み管理(魚箱、地床)の差異、病害虫発生実態とその対策を明らかにし、軟白みつばの栽培管理暦モデル...
要約 ブドウの減農薬栽培で発生が多くなる鱗翅目害虫は、果房の被害や幼虫の形態で類似種を見分けることができる。 キーワード ブドウ、減農薬栽培、鱗翅目害虫、識別法 背景・ねらい ブドウで減農薬栽培を行うと...
アスパラガスの半促成長期どり栽培における近紫外線除去フィルムの斑点病に対する防除効果
要約 アスパラガスの半促成長期どり栽培において、近紫外線除去フィルム被覆は斑点病分生子の形成を抑え発病進展を抑制する。 キーワード 近紫外線除去フィルム、アスパラガス、斑点病、半促成長期どり 背景・ね...
要約 クリ専用温湯消毒器で50℃、30分間処理をすると、果実内のクリシギゾウムシ、クリミガに対して高い防除効果が認められ、翌年の発芽率の低下もみられない。また品質、食味調査でも従来の臭化メチル処理と変わ...
要約 露地野菜の無化学肥料栽培における施肥法では、カリの土壌診断に基づきたい肥の施用量を判断し、たい肥で補えない窒素・リン酸・カリを各種有機質肥料で施用する。この無化学肥料栽培法では、化学肥料栽培と...
要約 雑草発生予測法、2回代かき法、温湯種子消毒法、病虫害発生モニタリング法、水面施用剤の導入により農薬成分の延べ使用回数5回(慣行栽培の25%)以内、総窒素施肥量の30%を有機質肥料で代替する栽培が可能...
要約 北海道におけるカリフラワーの適正なN施肥量は18kg/10aである。軟腐病に対して品種間差異が認められ、生物農薬の効果も高い。コナガ等の重要害虫に対し、生物農薬や薬剤の適切な散布間隔で効率的な防除が可...
要約 早春まき栽培のかぶにおける標準窒素施肥量は、ハウス作型は12kg/10a、露地トンネル作型は11kg/10aである。両作型とも消毒済み種子の使用およびキスジトビハムシに対する粒剤施用1回で病害虫の被害を受ける...