要約 カーネーション栽培において、クロウリハムシが特に寄生しやすいDianthus pungens をおとり植物としてハウス周辺に1m間隔で植栽すると、クロウリハムシ寄生虫数と被害が減少する。 背景・ねらい クロウリ...
要約 ニホンジカの糞に含まれるプロジェステロン濃度は、血中濃度と相関性が認められ、これを測定することによって、シカの黄体機能の簡便なモニタリングが可能である。 背景・ねらい ニホンジカは食肉、皮革、生...
要約 防虫ネットによる開口部被覆、定植時粒剤処理、天敵としてタイリクヒメハナカメムシ、導入寄生蜂(イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ)の放飼およびこれらの天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を組み合わ...
マメハモグリバエの3種幼虫寄生蜂の産卵能力および寄主体液摂取能力
要約 マメハモグリバエ幼虫寄生蜂の産卵能力および寄主体液摂取能力はイサエアヒメコバチで最も高く、ハモグリミドリヒメコバチ産雌性単為生殖系統、同産雄性単為生殖系統およびChrysocharis pentheusの順で低く...
要約 岩手県で代表的な斑点米カメムシであるアカスジメクラガメは、ヒエ類の多発した水田ではイネの出穂期前から侵入し、繁殖する。1999年の調査では、ヒエ類の密度が高い水田ほど斑点米率が高い傾向が見られたこ...
要約 水田内に生息するスクミリンゴガイの越冬後の殻高成長量は、蓋に残された成長の境界を示す成長線を用いて推定できる。越年貝の成長速度は成貝サイズに達するまではほぼ一定であるが、以後はサイズに依存して...
硝酸塩代謝能を欠くFusarium oxysporumの選択培地「Fo-N培地」(研究)
要約 土壌中のF. oxysporum硝酸塩代謝能欠損菌株(nit菌)を選択的に分離できる「Fo-N培地」を作出した。希釈平板法で10倍に希釈した土壌懸濁液を試料にしても、培養初期にはnit菌のみが大型コロニーを形成し、識...
要約 イワダレソウ (Lippia nodiflora) は、矮性であり、被覆進展の早さ、強健性に優れ、開花期が長い特徴を備えており、水田法面用保護植物として有望な草種である。 背景・ねらい 中山間地の水田は傾斜地に位...
二次寄生蜂との羽化時期の違いを利用したチュウゴクオナガコバチの繁殖方法
要約 九州では、チュウゴクオナガコバチは3月下旬~4月中旬に、本種の二次寄生蜂(随意的高次寄生者)は4月下旬~6月上旬に羽化する。羽化時期の違いを利用してチュウゴクオナガコバチの繁殖を助けるためには、ゴ...
硝酸塩代謝能を欠くFusarium oxysporumの選択培地「Fo-N培地」
要約 土壌中のF. oxysporum硝酸塩代謝能欠損菌株(nit菌)を選択的に分離できる「Fo-N培地」を作出した。希釈平板法で10倍に希釈した土壌懸濁液を試料にしても、培養初期にはnit菌のみが大型コロニーを形成し、識...
要約 スクミリンゴガイ成貝の成長は日長の影響を受けず、産卵は短日下、特に短日・低温下において産卵頻度や総産卵数が低下する。また、1卵の重さは日長の影響を受けず、低温下において重くなる。九州農業試験場...
イネウンカ2種を餌としたカタグロミドリメクラガメの発育と産卵
要約 カタグロミドリメクラガメの発育・寿命・産卵はトビイロウンカの卵とセジロウンカの卵を給餌した場合で差がない。総産卵数は約300卵であり、餌量が十分な条件下での潜在的増殖能力は極めて高い。九州農業試...
Colletotrichum capsiciによるスターチス炭疽病の発生
要約 鹿児島県徳之島におけるスターチス(品種:「サザンピンク」)苗の枯れ上がりの原因はColletotrichum capsiciによるもので、本菌をスターチス炭疽病の病原菌として追加する。鹿児島県農業試験場大島支場・病...
要約 水田内におけるスクミリンゴガイの雌成貝の成長速度と単位面積当たり産卵数は、餌量が少なく貝密度が高いほど減少する。雌雄ともに餌条件とは無関係に盛夏期以後は成長を停止するが、産卵は収穫期まで続く。...
抵抗性作物を加害できるバイオタイプ発達のシミュレーションモデルによる予測
要約 抵抗性作物を加害するバイオタイプは、移動能力が低く、移動分散前に交尾し、要防除密度が低い害虫で早く発達する。抵抗性作物の栽培規模の拡大と作付率の上昇はバイオタイプ発達を早める。 背景・ねらい 害...
要約 熱帯地域などで主に精米の害虫であるガイマイツヅリガは、気温15℃以上で玄米を餌としても発育した。また消化酵素の活性比較試験からも広範囲の食性を持つ可能性が示 背景・ねらい
ガイマイツヅリガ(Co...
草型、収量性、消化性および嗜好性からみたソルガムの飼料的特性のイメージ
要約 ソルガムの飼料的価値のイメージを視覚的に捉えるために、子実型~ソルゴー型ソルガムおよびスーダングラスからなる110点のソルガムについて、草型と収量性および黒毛和種が示す消化性と嗜好性で構成される...
背景・ねらい
一般に農作物の害虫による被害を防止するには対象とする害虫の発生時期とその密度を予測し、防除対策を立てる。チャバネアオカメムシの場合飛翔能力が高く、山林で繁殖するので、密度の推定が...
要約 アユの産卵には特定の物理的条件を備えた産卵場の存在が必要であり、そのような産卵環境がなければ産卵を行わない。これは、環境刺激により誘起されるフェロモンによる雌雄間相互の情報交換が行われないこと...
極早咲き鉢物・花壇用オリエンタル系ユリ新品種「S91-507」
要約 早咲きの鉢物用オリエンタル系ユリ品種の育成を目標に昭和62年に交配し、胚培養によって「S91-507」を育成した。露地栽培において、開花期が早く、草姿がわい性で鉢物、花壇用に適する。また、加温栽...