内生細菌(Pseudomonas sp. HAI00377株)を用いたハクサイ根こぶ病の防除
要約 内生細菌 Pseudomonas sp. HAI00377株を培土に混和し、ハクサイ苗を育苗すると、ハクサイ根内に侵入し定着する。本苗は、ハクサイ根こぶ病に対して環境要因に左右されることなく高い発病抑制効果を示す。 ...
非病原性Fusarium oxysporumによるトマト根腐萎凋病の生物的防除
要約 トマトとラッキョウに非病原性F.oxysporum AR4312菌を前接種し、混植すると、トマト根腐萎凋病の発病が抑制される。 背景・ねらい 現在、土壌伝染性病害の防除は化学的防除法に依存しているが、効果が不安定...
要約 小型除草ロボットの除草には,円形ブラシを回転させ,条間の表土を1~2cm程度撹拌し,さらに機体重で押されたブラシにより株列に土寄せを行い株間の除草を行うのが有効である。除草する間隔は毎日あるいは1日お...
マメハモグリバエの3種幼虫寄生蜂の産卵能力および寄主体液摂取能力
要約 マメハモグリバエ幼虫寄生蜂の産卵能力および寄主体液摂取能力はイサエアヒメコバチで最も高く、ハモグリミドリヒメコバチ産雌性単為生殖系統、同産雄性単為生殖系統およびChrysocharis pentheusの順で低く...
受粉昆虫の訪花性を利用した拮抗微生物媒介によるトマト灰色かび病の防除技術
要約 受粉昆虫のマルハナバチに、灰色かび病菌の拮抗微生物を訪花時に花へ媒介させる方法(媒介法)は、トマト灰色かび病に対して防除効果を認め、生物的防除技術として利用できる。鹿児島県農業試験場・病虫部 ...
要約 鹿児島県本土におけるマメハモグリバエの寄生性天敵相として、コマユバチ科1種、コガネコバチ科2種、ヒメコバチ科8種の計11種が確認され、その中で優占種はヒメコバチ科のChrysocharis pentheus (Walker)、H...
愛媛県におけるマメハモグリバエとナモグリバエの寄生蜂の種構成の比較 愛媛農試
要約 愛媛県下でマメハモグリバエの寄生蜂として3科13種、ナモグルバエの寄生蜂として3科11種を確認した。両種の寄生蜂種構成はほぼ一致する。愛媛県農業試験場・生産環境室 背景・ねらい 愛媛県におけるマメハモ...
要約 ハクサイ品種T741は、黄芯で品質に優れ、ハクサイ黄化病に対して耐病性を有し、本病の少~中発生条件の圃場では、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ黄化病は、本県のハクサイ安定生産を図...
要約 茶の主要害虫であるカンザワハダニ、チャノコカクモンハマキを天敵(ケナガカブリダニ、顆粒病ウイルス)利用により防除を行うことで、化学合成農薬の散布農薬数を50%、散布回数を30%削減しても慣行防除と...
昆虫病原性線虫Heterorhabditis属2種の日本における分布とその識別
要約
コマツナ萎黄病のリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を用いた防除
要約 コマツナ萎黄病に対して、クロルピクリンテープ剤は十分効果が認められ、また抵抗性品種としてあゆみ、楽天の発病が少なく、土壌へリサイクル有機質堆肥及び非病原性Fusarium 菌を添加すると発病抑制効果が...
要約 分離細菌をハクサイ種子にコーティングして発芽させ、根こぶ病菌の根毛感染率を1.0%以下に抑える拮抗細菌は、根こぶ形成も抑制する効果が高く、根こぶ形成を待たずに拮抗細菌を選抜できる。 背景・ねらい ...
Endophytic Pseudomonads(相利共生シュードモナス)を用いたトマト青枯病抵抗性苗の育成法
要約 トマト苗をendophytic pseudomonads 2菌株を含む培土で育成することにより、菌株はトマト根内に侵入し定着する。本苗は、トマト青枯病に対して環境要因に左右されることなく高い発病抑制効果を示す。 背...
要約 マメハモグリバエの天敵寄生蜂であるDiglyphusisaea(イサエアヒメコバチとDacnusasibirica(ハモグリコマユバチ)に対する各種農薬の影響は、有機リン剤、カーバメート剤、合成ピレスロイド剤及びネライス...
要約 昆虫病原糸状菌 Beauveria bassiana は,イネドロオイムシ成虫,卵,幼虫に対して殺虫力を示し,生物的防除の有効な素材となる。 背景・ねらい 水稲害虫の防除は化学農薬への依存度が極めて高いが,薬剤抵抗...
2種の天敵の同時放飼によるイチゴ・ナスのワタアブラムシの防除効果
要約 施設栽培イチゴおよび半促成栽培ナスのワタアブラムシに対してアブラバチとショクガ タマバエを放飼するとイチゴでは放飼2週間後から60日間、ナスでは放飼1週間後から35日 間ワタアブラムシを低密度に抑制...
要約 マメハモグリバエの増殖率は、25℃において最も高く、内的自然増加率(1雌1日当たり)は0.16で、1カ月当たりの増殖は 124倍と高い。室内実験における生存率と産卵数を基にした個体群成長のモデルシミュレーシ...
拮抗細菌をコーティングしたペレット種子によるテンサイ苗立枯病の抑制効果
要約 拮抗細菌の種子コーティングは、PythiumとRhizoctonia菌いずれのテンサイ苗立枯病も慣行農薬並に抑制できる。この拮抗細菌はXanthomonas属で、播種後には根圏に定着する。菌数は既存のペレット種子の造粒...
要約 ばれいしょのアブラムシ類に対し捕食性天敵であるテントウムシ類はモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシの個体群抑制に大きく関与し、またナミヒメハナカメムシはワタアブラムシの個体群...
コナガの幼虫寄生蜂 Cotesia plutellae発生消長および発育期間
要約 Cotesia plutellaeは5月から寄生がみられ、7月上旬に最高寄生率が約40%となり、9月上旬まで高い寄生率で推移した。C. plutellaeの繭の発生ピークは、コナガ若中齢幼虫の発生ピークより約1週間遅れた。温度...