要約 水稲種子5~7粒を粘土で合着して球状に成形した複粒化種子を用いた水稲の直播栽培体系を確立した。造粒は専用の装置で行い、播種は汎用性のある傾斜ベルト式播種機を用いる。この体系は寒冷地でも良食味品種...
要約 水田の草地化は、リードカナリーグラスを加えた混播によって促進され、過放牧を避けることで、放牧場からの流出水に問題は起きない。復田する際は、穂肥を減らすことで食味が向上する。 キーワード 水田、草...
カキ「太秋」の主幹形整枝隔年交互結実による雌花の安定確保と省力生産
要約 カキ「太秋」は強い切り返しせん定を行い、翌年(遊休年)に強い結果母枝を確保することにより、2年に1回ではあるが雌花が安定的に確保できる。また、本栽培法は冬期せん定が簡単、人工受粉が不要など省力的...
要約 高知県における「ヒノヒカリ」を用いた不耕起乾田直播栽培法では、春季代かきと除草剤を組み合わせた除草体系とともに、浸種による出芽の安定を図る。播種量は10a当たり8kg用意し、施肥には140日タイプの緩...
要約 水稲(コシヒカリ)の側条施肥による全量基肥栽培では、速効性肥料と被覆肥料を1:2に配合した肥料が適しており、慣行分施の施肥窒素量よりも3割減肥が可能である。この栽培法によって、施肥の省力化と肥...
肥効調節型被覆肥料を利用した穂肥一括施用による玄米品質の向上
要約 速効性窒素肥料とシグモイド型被覆尿素を組み合わせた配合肥料をコシヒカリの穂肥として一括施用すると、慣行分施と同等以上の収量性を維持しながら、乳白粒や胴割粒などの発生を抑え、良質粒割合や食味値を...
イタリアンライグラス連作後の点播直播栽培における「ヒノヒカリ」の施肥法
要約 イタリアンライグラス連作後における「ヒノヒカリ」の打込み式湛水土中点播直播栽培においては、慣行分施体系の中間追肥を省略する必要がある。また、肥効調節型肥料を用いることで30%の減肥と施肥作業の省...
要約 中山間地域のシグモイド型緩効性肥料を用いた点播直播の全量基肥栽培では、ひとめぼれ級熟期品種には80日タイプ、こいごころ級熟期品種には100日タイプが適する。速効性肥料を30%、緩効性肥料を70%とするこ...
炭疽病に強く、粘りも強く、おいしいジネンジョ新品種「夢とろろ」
要約 ジネンジョ新品種「夢とろろ」は炭疽病に強く、いもの肥大性に優れ、分岐等の奇形いもの発生が少ない晩生品種である。また,粘りが強く、香り、食味に優れる普及性の高い有望品種である。 キーワード ジネン...
要約 カラタチの系統である「クライダー」、「USDA」台の「青島温州」は「ヒリュウ」、「大葉」台よりも強樹勢となり、10月の個葉の光合成能は高い。同様にシイクワシャー台の「天草」や「せとか」は「ヒリュウ」...
要約 無加温ハウス栽培による晩生カンキツ「南津海」の収穫適期は、3月中旬~4月中旬である。安定した果実品質を得るためには、葉果比は15~30とする。果実は湿度80~85%、温度8℃程度の条件下で約50日の貯蔵が可...
要約 「いちご中間母本農1号」は商品果平均果重が30g程度の極大果性で交配親として高い能力を有し、早生で休眠が浅く、厳冬期の生育や食味が安定し、収量性も高く、促成栽培用極大果イチゴ実用品種育成の交配親と...
要約 「コシヒカリ」の乳苗疎植栽培において育苗箱全量施肥を行った場合、慣行施肥法に比べて25~30%の減肥で約95%の収量が確保でき、白米蛋白質含有率が低くなるので、省力的な良食味栽培法として実用可能である...
要約 多産卵系烏骨鶏の普及に伴い、雄の肉利用が懸案となってる。肉利用を推進する上での問題点や対策を見つけるために飼養方法や産肉性の調査を行ない、ブロイラー後期用飼料での肥育が有効であることが示される...
要約 完熟収穫に適して食味が優れ、ホルモン処理やマルハナバチによる着果作業が不要で省力栽培が可能な単為結果性トマト新品種「試交99-2」を育成した。 背景・ねらい トマトの輸入が急増し、国際競争が激化する...
要約 〔要約〕‘いちご中間母本農1号’は商品果平均果重が25~30gの極大果性で交配親として高い能力を有する。本中間母本は早生で休眠が浅く、厳冬期の生育や食味が安定し、収量性も高く、促成栽培用極大果イチゴ...
キャベツ後作の湛水土中点播直播栽培における「ヒノヒカリ」の水管理と施肥法
要約 キャベツ後作において基肥量を減じた「ヒノヒカリ」の打込み式湛水土中点播直播栽培では、強度の中干しや2回目の穂肥を省略することにより、過繁茂とならず倒伏が軽減される。また、玄米タンパク質含有率の...
要約 沖積砂壌土における、5月上旬植コシヒカリ稚苗栽培の育苗箱全量施肥の適量は、慣行施肥窒素量の70%である。本施肥量で慣行施肥並みの収量が得られ、食味値も向上する。 背景・ねらい 米の産地間競争の激...
直播適性を持つ極良食味・耐倒伏・難穂発芽の水稲新品種候補系統「北陸179号」
要約 「北陸179号」は寒冷地南部では晩生の早に属する粳種で、草型はやや短稈の中間型、耐倒伏性が強く、穂発芽性が難の極良食味系統で、直播栽培にも適する。平成12年から熊本県では「ミネアサヒ」等に替えて普...
要約 ブルーベリー新品種「おおつぶ星」、「あまつぶ星」は、「コリンズ」及び「コビル」の自然交雑実生から育成した品種で、「おおつぶ星」は中生種、「あまつぶ星」は中晩生種である。両品種ともに果実は大きく...