メタゲノム解析を利用したプランクトン新規モニタリング技術の開発
要約 海水中に出現する動植物プランクトン種の網羅的な把握と生物多様性の詳細な比較を目的として、ユニバーサルプライマーによるPCR増幅と次世代シーケンサーを用いたプランクトンメタゲノム解析の新技術の開発...
要約 自動観測ブイを用いた沿岸漁場環境モニタリングによる温暖化影響評価手法の検討を行った。その結果、水温データおよび気象データを複合的に解析すること、沿岸水産生物の産卵期、成熟期の変動・変遷を調査、...
要約 八重山海域の海草藻場に出現するシロクラベラ稚魚の加入量のモニタリングを行った結果、加入量水準には顕著な年変動が認められ、冬期の最低水温日が早い年ほど、加入量が少なくなる傾向が認められた。また、...
要約 亜熱帯沿岸域において水環境と低次生産生物の特性を明らかにするため調査を行った。その結果、栄養塩類やクロロフィルaは低濃度で季節的な変動もみられないが、主要な動物プランクトンであるカイア...
要約 本県沿岸域における水温の長期的な変動と藻場の消長について検討した結果、秋から冬の水温上昇が長期的な水温の上昇に寄与していると考えられた。また、磯焼けは、黒潮大蛇行期のほか秋冬季の水温が高い時期...
要約 九州南方では水温前線が約20日の周期で繰り返し北上することが知られている。本研究では、漁場形成や卵・仔稚魚輸送過程に密接に関わるこの現象に伴う周辺海域の水温・流速場変動を三次元的・時間発展的に記...
要約 [ポイント] 農耕地土壌とそこに栽培される作物の放射能汚染に関する日本における唯一の情報として長期モニタリングデータを公開。福島第一原発事故の際の土壌や作物汚染の対照データとして活用されました...
全国土壌温度図の作成と公開 ‐詳細な土壌温度図が「土壌情報閲覧システム」で閲覧できます‐
要約 年平均土壌温度を高精度で地図化する手法を開発し、全国土壌温度図(解像度1km)を作成しました。土壌温度図は農環研が公開している「土壌情報閲覧システム」上で閲覧することができ、住所や緯度経度での検...
48年間の茶害虫データが示す明確な世代分割 ―長期害虫データを使って生態学上の命題に挑む―
要約 48年間のチャノコカクモンハマキ誘蛾灯捕殺データを統計解析し、季節性を示す年周期と世代の分割を示す世代周期を検出しました。世代周期が現れる主な要因として、幼虫期の競争と成虫の老化による短い生殖期...
アワビ類の増殖を目的とした人工投石漁場と天然漁場での長期生物相変動
要約 アワビ類は資源減少が著しく、原因究明が求められている。そこで、アワビ類の増殖を目的とした人工投石漁場において、造成初期から生物相の調査を実施し、周辺の天然漁場と比較した。造成2年目以降、安定し...
要約 ルアンプラバン県におけるテナガエビMacrobrachium yuiの生活史に関する野外調査の結果、雌は洞窟河川へ遡上し、その内部で主に7月から8月にかけて繁殖するとみられる。その生態的特性に基づき現地...
要約 水中でのイネの葉の光合成活性状況をクロロフィル蛍光から把握する技術を開発し、冠水耐性を示すイネの選抜の簡便化を可能にする。 キーワード イネ、冠水、クロロフィル蛍光、光合成、耐性評価 背景・ねら...
要約 伊豆諸島海域でのたもすくい網によるマサバ漁場は黒潮内側域に限定されると考えられてきたが、2010年漁期の中盤、黒潮本流域に入った三本を含む三宅島周辺海域でマサバ親魚が集群し、漁場が形成され続けた。...
生物多様性に関する情報を収集、蓄積、提供するためのWEB版農業景観調査情報システム(RuLIS WEB)
要約 農業生態系における生物多様性の変化を国土全体で評価することを目的に、生物多様性観測情報を効率的に収集、蓄積し、生態系の構造と関連づけて解析、評価、情報提供するためのWEB版農業景観調査情報システ...
要約 このマニュアルは、ニジェール国農業畜産省農民組織化・推進局と共同で作成されており、協同組合設置に関する各種法令に基づいた、汎用性があり、かつ実践的な内容となっている。協同組合の設立と運営のため...
要約 チベット高原おける草原生存極限(草線)付近で、標高別に詳細な気象観測を行い、夏季の気候条件が草線形成の主な要因となっていることを明らかにしました。また、気象官署の既往の観測値の解析により、温暖...
温度が土壌からの温室効果ガスの発生・吸収に及ぼす影響を自動連続測定できる実験装置
要約 土壌による温室効果ガス等の微量ガスの発生量や吸収量を正確にかつ連続的に測定するために、環境精密制御型の実験装置を開発しました。土壌を入れたチャンバーごと培養器内に格納し、温度変化に対するガス発...
ガスフラックスのモニタリングにもとづくイネ単作田の年間炭素収支とその年次間変動
要約 ガスフラックスのモニタリングの結果にもとづいて、イネ単作田の炭素収支を定量化し、年間収支は8年間平均でほぼ均衡しており、有機質資材の投入にくわえて、作付期間の正味の炭素吸収量が年次間変動の主な...
気象、土壌、農地利用、温室効果ガスに関する情報をまとめて取得できるwebシステム(gamsDB)
要約 農業環境技術研究所で収集・整備した複数の農業環境情報を横断的に利用するためのwebシステムを公開しました。気象、土壌、農地利用、温室効果ガスに関するデータをまとめて手軽に取得することができ、様々...
熊本県におけるELISA法を用いた麻痺性貝毒のモニタリング体制の構築
要約 熊本県におけるELISA法による麻痺性貝毒のスクリーニング(一次)検査体制を構築するために、県内9海域の二枚貝(カキ、アサリ)についてELISA法及び公定法との分析結果を比較した。その結果、ELISA法での分...