要約 VA菌根菌の宿主作物を前作物として栽培すると、後作のダイズ栽培ではVA菌根菌の感染率が増加する。その結果、ダイズのリン酸吸収が促進されて、5~10 kg P2O5/10aのリン酸減肥が可能となる。 キーワード VA...
要約 有機栽培たまねぎで収量確保と病虫害軽減を可能とする生産安定化技術(適品種と作型、有機物の施用法および混和法,手押し除草機の効果)と土壌化学性の目標値を検討して栽培モデルを提案する。 キーワード ...
おとり植物を利用したジャガイモモップトップウイルスの多検体土壌診断法
要約 土壌を懸濁した水耕培養液中でおとり植物のトマトを栽培し、根部よりRNAを抽出して、RT-PCR-マイクロプレートハイブリダイゼーション法を行うことにより、多検体の土壌試料からジャガイモモップトップウイル...
要約 土壌理化学性の悪化および不適切な肥培管理による根傷みや石灰の吸収阻害により、タマネギ乾腐病の発生が助長されていた。防除対策として、有機物の施用やプラウ耕等による土壌管理法と、施肥量の適正化、肥...
酪農地域のふん尿利用を適正化する農家支援組織の育成・運営マニュアル
要約 農業試験場が農協職員などに対して年間7~8日の実習を3年間実施して施肥管理技術者を育成するカリキュラム及び、支援組織が酪農家のふん尿利用活動を支援する効率的な年間活動計画からなる酪農地域の圃場養...
要約 草地造成の際は、基肥に発酵鶏ふんペレットをN換算4kg/10a施用し、播種を1番刈以降に行う。雑草草丈が20~30cmの時期に初回掃除刈を行う。維持段階では秋に腐熟堆肥4t/10a及び熔燐30kg/10aを施用する。飼...
フラットベッドスキャナを用いた土壌および作物体の簡易診断システム
要約 フラットベッドスキャナを用いて、土壌の全炭素含量の推定、作物の葉色の推定、土壌診断における比色分析を可能とする土壌および作物体の簡易診断システムを開発した。 背景・ねらい 安全・安心な農産物栽培...
要約 カリの増施により、ブロッコリー各部位の無機成分、特にカルシウム、マグネシウム含有率が減少する。カリ増施はべと病の発生を助長することが示唆された。 キーワード ブロッコリー、花蕾黒変症、べと病菌、...
要約 WebGISを利用して県内の土壌図及び土壌調査データを農用地土壌情報システムとして構築した。Web上でこれらの情報検索が可能となるとともに、土壌診断・堆肥流通支援システムで土壌情報を有益に活用できる。 ...
施設軟弱野菜連作下におけるチンゲンサイ栽培に適した窒素施肥法
要約 施設軟弱野菜連作下において、チンゲンサイの生育は、作付前の土壌中無機態窒素と施肥窒素の合計量が20mg/100g乾土以上で抑制されることから、施肥窒素量は、この値から作付前の土壌中無機態窒素を差し引い...
少雨条件における灰色低地土の冬作キャベツ畑の施肥窒素溶脱の実態
要約 少雨条件において灰色低地土の水田地帯の露地畑で冬作キャベツを栽培すると、施肥窒素は収穫後、降雨に伴い多量に溶脱する。この場合、収穫期までに施肥窒素の6割程度が無機態窒素として土壌残存し、作物吸...
要約 水田作土の可溶態カドミウム濃度と土壌pHを測定することにより、玄米のカドミウム濃度の最高値が 予測できる。作付け前にリスク程度が把握できるため、生産現場に対して、きめの細かな指導が可能になり、 ...
要約 コーンコブ廃培地堆肥の畑条件30℃、2か月での窒素無機化量は、現物1tあたり1~2kgである。黒ボク土での廃培地堆肥の窒素分解率は、1年で30%、2年で50%、4年で70%程度である。レタスでは、廃培地堆肥によ...
要約 牛ふん炭化物は、含有成分のリン酸及びカリがコマツナ栽培において化学肥料代替効果がある。ただし、pHとECが高いので多量施用した場合に砂質土では生育低下が起こる。生育低下は除塩で軽減される。主な溶脱...
家畜ふんペレット堆肥と被覆尿素を組み合わせた屋根掛けポンカンの施肥法
要約 牛ふん堆肥、鶏ふんペレット堆肥及び被覆尿素を用いることにより、慣行施肥法より施肥回数を年1回、年間窒素施肥量を12%削減できる。 キーワード ポンカン、施肥、ペレット堆肥、被覆尿素 背景・ねらい 鹿児...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
要約 アルストロメリアの潅水同時施肥栽培では潅水量を1.5~2.1L/床m2・日(高温期は2.1~2.8L)、液肥の窒素濃度を100~150ppm(高温期は50~75ppm)で管理することで収量や品質が向上する。 キーワード アルス...
要約 土壌還元消毒により土壌のアンモニア態窒素が増加し、無機態窒素量は太陽熱消毒に比較し約3倍増加するが、可給態窒素量は処理により減少する。コマツナ等の栽培では、土壌還元消毒後は作付け前に土壌診断を...
要約 タンカンの異常落葉は葉中のマンガン含量が高まるために起こり、土壌の酸度矯正で防止できる。 キーワード タンカン、異常落葉、マンガン含量、酸度矯正 背景・ねらい カラタチ台「垂水1号」において春葉の...
現地農家圃場における玄米中カドミウム濃度の変動範囲を簡易に推定する方法
キーワード カドミウム濃度、玄米、水田土壌、リスク評価 背景・ねらい 玄米中カドミウム濃度の規制値が、CODEX委員会で論議され、また、鉱山・工場廃水などの影響がないとされる地帯からもCd濃度0.4 mg kg-...