要約 水田転換畑において、暗渠内水位を地表下30cmに維持することにより、連続干天期における作土層の過剰な乾燥を抑制できる。また、連続降雨期には、暗渠内水位を地表下30cmに維持した場合でも、排水対策を施し...
要約 5月上旬以降に播種し無加温出芽で常時被覆すれば,10日前後で移植可能な苗(8~10cmの乳苗)を育苗できる。また,床土よりも覆土に肥料があることでマット強度は高まる。 キーワード 無加温育苗,乳苗,飼...
油かすの有機農家への販売は産地搾油ナタネの採算性を大きく改善する
要約 国産油かすは有機農家による50円/kgかそれ以上の価格での購入が期待できる。この価格で販売できればナタネ生産に要した物財費の約半分に相当する部分を回収でき、ナタネ栽培の採算性が改善し、ナタネ油の自...
蛍光X線解析装置を用いた家畜ふん堆肥中肥料成分・重金属の迅速定量法
要約 エネルギー分散型蛍光X線装置を用いて家畜ふん堆肥中肥料成分および有害重金属を簡便・迅速に定量できる。リン、カリウム、カルシウム、銅、亜鉛の5元素を定量するのに必要な時間は1試料あたり30分である。 ...
要約 水生植物「ヒシ」を水分率60%に調整後、牛ふん堆肥と混合・腐熟すると、1ヶ月で良質な堆肥になる。 キーワード 水生植物、ヒシ、牛ふん堆肥、高速堆肥化 背景・ねらい 閉鎖性水域における水質浄化対策の一...
要約 アスパラガスの立茎長期どり栽培において、窒素吸収パターンに合わせて被覆燐硝安加里肥料を使用することにより、追肥を省略し、新潟県慣行窒素施用量60kg/10aに対し、30%の窒素を削減して慣行法と同等の収...
要約 十勝地域の一般的な栽培体系では、化石燃料や資材の消費に伴うエネルギー投入量は1年あたり20.7~33.0 GJ/haであるのに対し、収穫部のバイオマス生産に伴うエネルギー産出量は25.6~252.3GJ/haである。収穫...
有機質資材の層状施用とプール育苗の組合せによる有機水稲育苗技術
要約 水稲有機栽培における育苗では、pHの高い有機質資材は育苗箱の底面に層状に施用することにより床土のpHが上昇せず、プール育苗で管理することにより生育ムラの少ない苗が生産できる。 キーワード 水稲、有機...
サツマイモ焼酎製造工程で生成するカフェ酸エチル等廃液中の機能性成分
要約 サツマイモ由来の焼酎廃液(常圧蒸留)には雑草発芽阻害活性をはじめ様々な機能性を持つカフェ酸エチルと2-フランカルボン酸が含まれ、各々発酵過程(二次仕込み)およびもろみの蒸留で生成する。 キーワード サ...
カラム装置を活用した有機質資材からの肥料成分の短期溶出特性の測定法
要約 カラム実験装置を活用した測定法により、各種の有機質資材からの肥料成分の短期の溶出特性について、資材間の違いやペレット化による溶出の遅延などを精度良く測定できる。 背景・ねらい 近年、家畜ふんを原...
要約 ニホンナシ「幸水」のトンネル栽培において、肥効調節型肥料による県基準8割量の年1回施用は、一樹あたりの収量、果実品質で年4回施肥と同等である。肥効調節型肥料は、施肥労力の省力化が図られるとともに...
要約 牛床においてふん尿と敷料の混合物を飼養中に発酵・乾燥させ、除ふん作業を省力化すると考えられていた採光性牛舎牛床のふん尿と敷料の混合物は、高温発酵しておらず、一般の牛ふん堆肥と比較しカリウム濃度...
篩い選別で回収・再利用できる塊状副資材を用いた家畜ふん堆肥の製造
要約 高水分の乳牛ふんに塊状副資材を同容積で混合し、通気型堆肥舎において堆肥化すると、製造される堆肥の重量がオガクズを副資材にした場合の1/2、肥料成分が1.5倍となる。また、塊状副資材は堆肥化後、...
要約 インドネシア最大のキャッサバ生産地であるランプン州では少数の加工業者が市場を寡占していたが、近年のバイオ燃料ブームによってキャッサバの用途が拡大し、加工業への新規参入が進んでいる。新規参入企業...
要約 ペチュニアおよびパンジーの花壇苗生産に、天日乾燥後砕土した粒径6~2mmの浄水土とピートモスの混合培地が利用でき、超微粒コーティング肥料(70日タイプ)をペチュニアは110~140、パンジーは80~110 mg...
要約 蒸気散水処理により盛夏期ホウレンソウ栽培で発芽率が向上し、収量が増加する。土壌伝染性病害に対して高い防除効果を示し、雑草の発生も抑制する。土壌表層の養分の多くは一時的に下層部に移動するが、移動...
要約 ナスのトンネル早熟栽培における簡易液肥混入器を用いた養液土耕栽培技術は、かん水チューブで希釈液肥を給液する安価な方法であり、慣行の土耕に比べ少ない施肥量で、総収量が2割増収し、秀品率も向上する...
要約 ちりめんじわの発生には子実肥大盛期前後の作物体の老化が関係し、施肥等による生育後半の栄養状態の改善が発生低減に有効である。亀甲じわは成熟期後の乾燥過程において発生するが、収穫時期を早めることに...
要約 稲わら等の有機物を連年施用することで土壌の保水力が高まり、出穂期以降の土壌からの窒素供給量や水稲の窒素吸収量が多くなり、後期栄養の確保が図られる。また有機物を施用した水田でも、土壌を過度に乾燥...
要約 時間流量12L/hrの給水停止機構を備えたボタン型点滴潅水装置に、60の吐出孔を持つ点滴チューブを接続すれば、点滴孔当たりの時間流量0.2L/hrの極微量潅水同時施肥が可能となり、保水量が少なく、透水性の高...