乾燥した生育環境への適応性を評価するスギの遺伝子発現 マーカーの開発
要約 気候変動を背景として、スギの林木育種においても、今後想定される気象条件を踏まえて品種改良を 行うことが求められています。しかし、ストレスをもたらす環境条件をつくりだして系統を評価する のには多く...
スーダンサバンナでは地中レーダーで鉄石固結層の出現深度を測定できる
要約 地中レーダーで鉄石固結層の出現深度を精度良く測定できることを世界で初めて明ら...
要約 ササゲ育種や研究への遺伝資源の利用の活性化のため、ササゲ遺伝資源の子実品質関連形質(計27形質)について、各形質の多様性の幅や特徴的な形質を有する遺伝資源を明らかにし、検索機能付きデータベースを...
要約 次代検定林の調査データと気象庁が公開している気候データとを統合的に解析することで、スギが元々の生育地と異なる地域で生育した場合に、成長にどのような影響を受けるのかわかました。 背景・ねらい 林木...
要約 心材含水率が遺伝的に少ない「材質優良トドマツ品種」5品種を開発しました。これらの品種を生産・普及することで、将来の乾燥等のコスト削減と材の高付加価値化が期待できます。 背景・ねらい トドマツは、...
要約 天然の高分子量を維持したセリシン(バージンセリシン)の水溶液を安定的に調製する技術を確立するとともに、カイコの品種を改良して原料繭の生産性を向上させることにより、民間企業が香粧用素材としてバー...
日本のトマト品種改良は多収化させず、果実糖度を高めて水分含量は維持した
要約 日本のトマトでは品種改良による多収化はみられない。桃太郎系品種以外では果実の糖度と乾物率との間に強い相関関係がみられるが、桃太郎系品種では果実の乾物率当たりの糖度が高く、それ以前の品種よりも糖...
要約 水中でのイネの葉の光合成活性状況をクロロフィル蛍光から把握する技術を開発し、冠水耐性を示すイネの選抜の簡便化を可能にする。 キーワード イネ、冠水、クロロフィル蛍光、光合成、耐性評価 背景・ねら...
オオムギ完全長cDNA 24,783配列をデータベースから公開
要約 全ゲノム情報が解読されていないオオムギから大規模な完全長cDNAライブラリーを構築し、このうち代表的な24,783のcDNAの全長配列を解読した。本配列は各遺伝子の機能情報と共に生物研のウエブサイトから公開...
葉の水分保持に関与するオオムギのEibi1遺伝子の単離と機能解析
要約 葉のクチクラ層の構造が崩れ水分を保持できないオオムギの突然変異体eibi1を解析し、その原因がHvABCG31遺伝子の機能消失によるものであることを発見した。イネでも、対応する遺伝子であ...
要約 イネの穂発芽耐性遺伝子Sdr4を単離し、Sdr4が種子の発達過程で休眠性を誘起する因子であることを明らかにした。多様なイネ品種の発芽率とSdr4の塩基配列を比較した結果、Sdr4は休眠性...
要約 マニュアル化した遺伝子組換えカイコの大量飼育法により生産した、緑色蛍光絹糸および赤色蛍光絹糸を活用して、撚糸会社、織物会社、有名デザイナーおよび人形メーカーによる異業種連携により、ウエディング...
遺伝子組換えカイコを用いた蛍光色を持つ高機能絹糸の開発とその利用
要約 遺伝子組換えカイコの作出技術を利用して、緑、赤、オレンジ色等の蛍光を持つ絹糸を始めとして、極細の繭糸、細胞接着性を高めた絹糸を作る実用系統を育成した。次いで、導入した遺伝子産物の性質を残したま...
要約 アグロバクテリウムの未熟胚への接種、および接種後の選抜条件を至適化することによりネリカ品種の形質転換法を開発した。得られた形質転換体の外来遺伝子の植物染色体への組み込み、発現、後代への伝達およ...
要約 1-デオキシノジリマイシンを生かす桑葉素材は、現在広く植栽されている品種(改良鼠返)で、6月の新葉を用い、加工コストの低い熱風乾燥をすることにより、効率的に得ることが可能である。 キーワード 桑、...
シンテッポウユリ「さきがけ雷山」の切り下球根利用による12月出し栽培
要約 シンテッポウユリ「さきがけ雷山」の二年生切り下球根を、流水処理等の前処理後、摂氏8度2週間の低温処理を行い、9月上旬までに定植すると12月中に出荷できる。使用する球根重量は10g~20gが適当である。 キ...
筍芋と海老芋赤茎との交配によるさといも新系統、サトイモ「愛媛3号」
要約 さといも葉茎部のジベレリン処理で開花した「筍芋」と「海老芋赤茎」との交配を行い、未熟種子を培養し、作出した雑種個体の中から育成したサトイモ「愛媛3号」は、葉柄頸部、基部ともに着色があり、いもの...
要約 ボタンの培養系を開発するため、in vitro grafting(試験管内接ぎ木)を検討した。台木用シャクヤクの胚を培養して得られた実生の子葉基部の芽をくさび状に切除してその部分にボタンの芽を接ぐことで、活着...
要約 とうもろこし 雌穂の栄養価は穂軸 TDN含量と雌穂中の子実重割合で評価できる。多数の系統を一次評価する場合には、穂軸TDN含量を45.3%として、子実重割合のみで雌穂の栄養価を概略的に評価することもで...
要約 凍結保存したトウジンビエ花粉を小麦に授粉し、新鮮花粉の場合と同等の小 麦半数性胚の形成頻度を得た。新鮮花粉が得られない時期及び場所においても、凍結保存花粉を利用することにより小麦半数体が作出で...