要約 交雑種去勢牛の子牛に乾草を4ヵ月~11ヵ月齢の間多給するとその間の増体は小さいが、肥育期間に増体が回復し、26ヵ月齢では体重、枝肉格付、枝肉構成割合に差がなくなる。乾草多給の影響は、第3胃重量と中...
乳牛の反芻胃を通過する粗飼料粒子の大きさは草種によって異なる
要約 アルファルファとトウモロコシサイレージはイネ科牧草に比べ、大きな粒子で反芻胃を通過する。消化パターンはアルファルファが反芻胃内で細胞内容物が速やかに消化されるのに対し、イネ科牧草では細胞内容物...
細断型ロールベーラで調製されたトウモロコシサイレージの発酵特性
要約 細断型ロールベーラにより、トウモロコシのロールベールラップサイレージが高品質で調製される。このロールベールサイレージは、長期間の保存が可能で、発酵品質は、施設型サイロに劣らない。 キーワード 動...
要約 乳牛の乾物摂取量が落ち込む夏期に、稲発酵粗飼料を給与したところ、対照区としたチモシー区よりも乾物摂取量が多く、平均体重の低下も少なかったことから、暑熱時の粗飼料として適していると思われた。 キ...
乳牛用飼料として優れる高消化性ソルガム品種「葉月」のロールベールサイレージ
要約 bmr遺伝子を保有するソルガム品種「葉月」のロールベールラップサイレージはスーダングラス「ヘイスーダン」よりも乾物中の可消化養分総量が10%程度も高く,搾乳牛によって乾物重量で1日あたり6~10kg採食...
要約 乳用牛に給与する混合飼料のベースとしてスーダングラスサイレージを使用しトウモロコシサイレージとの泌乳比較試験性を比較すると、スーダングラスサイレージは、やや嗜好性が劣るものの乳量・乳質に差はみ...
転換畑でのトウモロコシサイレージ生産における実態調査と作業時間の推定
要約 転換畑でのトウモロコシサイレージ生産の現地実態調査から、畦畔を有することや圃場区画の違いと作業時間、圃場の分散による生産物の運搬と機械移動時間等を推定し、転換畑におけるトウモロコシサイレージ生...
要約 イチビを原物重量比20%混合したトウモロコシサイレージを搾乳牛に1日当たり16kg給与し生産され生乳では、イチビ特有の異臭を官能検査によって有意に識別できない。 背景・ねらい 飼料用トウモロコシは畜産農...
要約 チモシー・アカクローバ混播サイレージは、チモシー単播サイレージよりも、TDN、CP含量が高く、泌乳最盛期の高泌乳牛の粗飼料摂取量が多い。また、トウモロコシサイレージを利用すると、自給粗飼料からのTDN...
要約 チモシー・アカクローバ混播サイレージは、チモシー単播サイレージよりも、可消化養分総量(TDN)および粗タンパク質(CP)含量が高く、泌乳最盛期の高泌乳牛の粗飼料摂取量が多い。また、トウモロコシ...
要約 スーダングラスは刈り取り適期が出穂期で、そのサイレージは乾物あたり57~63%の可消化養分総量を有し、泌乳牛の飼料として乾物中25%程度配合して利用できる。 背景・ねらい 大規模酪農においては、飼料作物...
乳牛への雑草(ワルナスビ)混合トウモロコシサイレージの給与が泌乳成績及び血液性状に及ぼす影響
要約 トウモロコシサイレージにワルナスビを現物の5~10%混合したサイレージを用いた混合飼料を乳牛に給与しても、ワルナスビ無給与の対照区に比べて採食量、乳量、乳成分、血中成分に有意な差は認められなかった...
強害雑草の混入がトウモロコシサイレージの発酵品質と嗜好性に与える影響
要約 イチビ、ショクヨウガヤツリ(キハマスゲ)、マルバルコウなどの強害雑草が混入したトウモロコシサイレージでは、発酵品質の低下は認められないが、乳牛の嗜好性が混入率が高まるとともに大きく低下した。嗜...
近赤外分析による粗飼料NDF(中性デタージェント繊維)の検量線
要約 北陸4県の試験場所がNDF分析用のサンプルセットを共同で作成し、各場所の近赤外分析計で検量線を作成した。これにより北陸地域においてイネ科牧草乾草、イネ科牧草サイレージ、トウモロコシサイレージ、...
舎飼い環境下のニホンジカの飼料消化性と維持・増体に要するTDN量の推定
要約 ニホンジカを舎飼い環境下で飼養した場合,冬期間は成長期であっても増体は期待できず,また増体する春~秋においても飼料中の繊維消化率はメン羊より低い。一方,この増体時期において増体量に応じたTDN...
要約 スーダングラスの刈り取り適期は出穂期であり、そのサイレージは乾物あたり57~63%の可消化養分総量を有し、泌乳牛の飼料として乾物中25%程度配合して利用できる。 背景・ねらい 大規模酪農においては、飼...
要約 粗濃比の異なるTMR(混合飼料)間における飼料の第一胃内分解パラメータには大きな差はないが、粗飼料割合が高くなると第一胃内通過速度が低下するために第一胃内での飼料CP有効分解度は大きくなる。 ...
舎飼い環境下のニホンジカの飼料消化性と維持・増体に要するTDN量の推定
要約 ニホンジカを舎飼い環境下で飼養した結果、冬期間は成長期であっても増体は期待できず、また増体する春~秋においても飼料中の繊維消化率はメン羊より低かった。一方、この増体時期において増体量に応じたTD...
簡便なソルガムサイレージの嗜好性評価法の開発とソルガム育種への利用
要約 ソルガムサイレージの嗜好性を簡便に評価するために、評価の基準となる標準品種系統を選定することと、嗅覚による牛の鋭敏な選択行動を観察することで、一対比較法による嗜好性試験の簡易化を図り、ソルガム...
NIRSを用いた判別分析手法によるトウモロコシサイレージへの雑草混入の判別
要約 NIRSの定性分析手法の一つである判別分析により、トウモロコシサイレージへの数種の雑草混入(イチビ、ガガイモ、ワルナス)の有無を判別するモデルを作成した。 背景・ねらい 近年、トウモロコシを中心とし...