要約 キジハタの天然魚を育成水槽に収容した後0~5週間の無給餌期間を設け、その後に給餌を実施した場合の摂餌状況と成長を比較した。その結果、無給餌期間が長期化するほど体重の減少が顕著となるが、給餌を開始...
要約 底曳網漁業における経営改善を図る目的で、燃料消費量を抑える操業技術を開発した。航行中の主機関回転数を下げることで、操業等に支障をきたすことなく燃料費の削減が可能となることを示した。また、漁船の...
要約 インターネット上で公開されている日本海の海況シミュレーション結果の利用促進を目指し、「簡易表示ツール」を開発した。本ツールを使用することで、九州大学応用力学研究所が公開しているDREAMS(http://d...
要約 定置網漁業における生産基盤を強化する目的で、サイズ毎に漁獲物を選別して魚倉に収容する船上型選別装置を開発し、帰港後の選別時間を26%短縮して...
高温期ホウレンソウの収穫前遮光除去・晴天日遭遇後収穫による品質向上技術
要約 高温期ホウレンソウにおける遮光栽培で、出荷基準を満たす草丈を確保した上で、硝酸含量を低減し、アスコルビン酸含量、株重・葉色の向上を図るためには、草丈20cm程度で遮光資材を除去し、5~8日経過した後...
殺線虫剤削減にむけた砂質土壌におけるサツマイモネコブセンチュウ被害予測
要約 徳島県内砂質土壌のサツマイモ栽培圃場において、植付準備前圃場の土壌を対象として分子生物学的手法を用いることにより、サツマイモのネコブセンチュウ被害を予測できる。その結果、殺線虫剤処理の要否が判...
要約 京都府底曳網漁業における混獲物の種組成や数量を明らかにし、混獲物を削減するための適正網目を推定した。同時に漁獲されるカレイ類とハタハタを分離漁獲する「二段式改良網」を開発した。分離漁獲により、...
要約 殻長30~60mmサイズのハマグリを9月より垂下方式により飼育したところ、肥満度は飼育開始後から徐々に上昇し、3~6月にはピークに達した。また、ハマグリの市場単価は夏~秋は低水準であるが、ひな祭りの頃...
要約 京都府沿岸における2007-2009年の遊漁船を利用した延遊漁者数は平均7.7万人で、主要魚種(10種)の平均釣獲量は591トン、このうち最も多かったのがマダイの平均175トン(漁業の約1.8倍)であった。遊漁船による...
要約 潜砂基質としてアンスラサイトを用いた垂下方式によりアサリを飼育したところ、殻長30mmサイズの小型貝が半年後には単価の高い42mm大型貝に成長し、生残率も約90%と高かった。垂下アサリの肥満度は垂下開始...
要約 ズワイガニ資源を持続的かつ有効利用するために、未成熟で市場価値の低い水ガニ(脱皮後数ヶ月以内の雄ガニ)をリリースした場合の効果を検討した。水ガニ漁期中(1-3月)のリリース直後の生残率は約80%以上...
土壌締固め・定量PCR法による迅速・高精度なキタネグサレセンチュウ密度の推定
要約 キタネグサレセンチュウ密度は、土壌締固め機を用いて供試土壌を圧密化して線虫個体を破壊し、その土壌から抽出したDNA中のキタネグサレセンチュウ由来DNA量を定量PCR法で定量することで、迅速かつ高精度に...
アブラムシ防除のためのバンカー植物としてソルガムを用いる場合に適する代替餌
要約 高温環境下におけるアブラムシ防除のためのバンカー法において、耐暑性の高いソルガムをバンカー植物として利用する場合、代替餌は15~30℃程度の温度域で内的自然増加率が高い種である必要があり、ヒエノア...
万願寺とうがらしの施設夏秋栽培でのアブラムシ防除におけるバンカー法の有効性
要約 万願寺とうがらしの夏秋栽培ハウスにバンカー植物としてソルガム、代替餌としてヒエノアブラムシ、天敵としてショクガタマバエを利用するバンカー法を導入することで、ムギ類を利用する従来のバンカー法に比...
夏作ホウレンソウ前作物としての春作エダマメの栽培時期の早期限界
要約 春作エダマメの2粒以上莢重100 kg/a以上を得るためには無加温ハウスへ定植後から開花最盛期までの栄養生長量の確保が重要で、ハウス内平均気温19℃以上が必要と計算される。近畿地方北部では、4月初旬以降の...
要約 日本海中部海域に敷設された定置網の急潮被害を防止するため、2大学および5府県の水産試験研究機関が共同で精度の高い急潮発生予測技術の開発を試みた。その結果、同海域で発生する典型的な急潮の類型化や、...
要約 漁獲後のアカガレイの鮮度をK値により調べたところ、保管温度が低いほど鮮度低下の速度が遅いことが明らかとなった。「改良網」で漁獲されたアカガレイは、通常網で漁獲された場合に比べ、鱗の剥離や傷等が...
要約 養殖イワガキや天然イワガキの出荷時に出てくる商品サイズに満たない小型貝を、商品サイズまで効率的に育てる方法として、カゴ網方式よりも省力的で低コストな耳吊り方式による養殖手法を開発した。 背景・...
要約 アカアマダイの種苗生産技術開発で問題となっている初期の大量死亡を防止することを目的に、これまでに24時間照明の効果を明らかにしたが、その理由については不明なままであった。今回、24時間照明により自...