ビワの果肉および加工品におけるカロテノイド含有量およびその組成
要約 ビワ果肉中のカロテノイド含有量は、果肉が黄白の品種では極めて少なく、橙の品種で最も多い。主要なカロテノイドはβ-カロテンおよびβ-クリプトキサンチンである。加工品のカロテノイド含有量は生の果肉...
大果で食味がよい中生のビワ新品種「なつたより」(系統番号:ビワ長崎15号)
要約 ビワ新品種「なつたより」 (系統番号:ビワ長崎15号*)は、「長崎早生」に「福原早生」を交雑して育成した中生の系統である。「茂木」よりやや早く成熟し、「茂木」と比べ大果であるとともに、果肉は軟...
カンキツかいよう病菌の宿主特異的病原力抑制遺伝子hssB3.0 はキメラ遺伝子である
要約 カンキツかいよう病菌の病原力発現をブンタン類で特異的に抑制する遺伝子はavrBs3/pthA ファミリーに属するhssB3.0 である。hssB3.0 は弱病原力系統KC21株に共存する2つの相同遺伝子pB3.1 及びpB3.7 間の...
背景・ねらい
ベネデニア症は、淡水浴等により原因寄生虫であるハダムシを駆除することで防除できる。しかし、この防除作業は頻繁に行う必要があり、また、防除のタイミングを逸すると魚体に重大なダメージ...
バラのベントネック現象における花梗中の水分減少とその抑制方法
要約 バラのベントネック現象は、輸送中等に花梗上部の水分の減少によって引き起こされる。ベントネック現象は、バケット輸送等を用いてバラの水分減少をおこしにくくすることによって抑制できる。 背景・ねらい ...
中山間地黄色土での家畜ふん堆肥を活用した水稲の減化学肥料栽培
要約 中山間地黄色土水田での水稲「ヒノヒカリ」栽培において、基肥に家畜ふん堆肥を1t/10a施用し、施肥は化学肥料による穂肥のみとすることで、慣行の分施体系と遜色ない収量が得られ、化学肥料による窒素施肥量...
長崎県におけるタバココナジラミバイオタイプQの卵期薬剤処理での殺虫効果
要約 長崎県内2カ所で採集したタバココナジラミバイオタイプQの卵期薬剤処理では、ピリダベンフロアブルの補正死虫率が最も高く、次いでエマメクチン安息香酸塩乳剤、フェンピロキシメートフロアブル、ジノテフラ...
イチゴ品種「さちのか」の長崎型高設栽培における主要害虫の発生特性
要約 イチゴ品種「さちのか」の長崎型高設栽培においては、アブラムシ類とハダニ類が地床栽培に比べて発生が多い。一方、ハスモンヨトウは10月下旬以降になると地床栽培より少なくなる傾向にあり、アザミウマ類は...
ハウスミカンにおける物理的防除資材によるアザミウマ類の果実被害軽減
要約 ハウスミカンにおいて近紫外線カットフィルムをハウスの屋根に使用し、側窓部に1mm防虫ネットを用いるとアザミウマ類のハウス内への侵入数や果実の被害を低く抑えることができ、果実品質にも問題ない。 キー...
要約 台風襲来時にカンキツかいよう病の防除を行う場合、台風が接近する3~1日前までの薬剤散布は効果が高いが、台風通過後に散布しても防除効果は期待できない。 キーワード 台風、カンキツかいよう病、防除適期...
メッシュ気象情報を用いたクワシロカイガラムシふ化盛期予測法の現地適合性
要約 長崎県内の主要茶産地において、500mメッシュ気象情報の気温の推定値を用いてクワシロカイガラムシの防除適期であるふ化盛期予測を行うと、実際のふ化盛期との差が各世代の平均で1.4日から3.2日の範囲で予測...
要約 樹木の場合、水分ストレスを与えるとレッドエッジは青波長側へ移行するが、幼苗期のメロンは、水分ストレスを与えると葉色は濃くなりレッドエッジは赤波長側へ移行する。このときレッドエッジの赤波長側への...
要約 諫早湾干拓地における夏秋ギク「岩の白扇」の栽培では、初期段階に2L規格50%以上を確保するためには基肥窒素30kg/10aが必要であり、栽培3年目以降は基肥窒素20kg/10aでも基肥窒素30kg/10aと同等の2L規格が得...
要約 コチョウランの植え込み資材として、くん炭+粉砕杉皮は慣行の水苔+杉皮の混合資材と同等に生育し、1/5の低コスト資材として利用出来る。 キーワード コチョウラン、低コスト、植え込み資材、くん炭、粉砕杉...
要約 カーネーション「レジーナ」の多年切り栽培における切戻しは、6月1日以前に行った場合、10月の切り花品質が劣るものの欠株が発生しないため、6月1日以前に切り戻しを行う。切り戻し後、施肥開始が早いほど萌...
長崎県におけるニホンナシ「幸水」、「豊水」の開花期、成熟期および果実肥大の予測
要約 ニホンナシ「幸水」、「豊水」の満開日は、前年秋以降の時別気温から、成熟日数は満開日と満開後5~39日の平均気温から予測できる。また成熟期の果実体積は幼果期の体積と日別全天日射量から精度良く予測で...
中晩生カンキツ「せとか」および「麗紅」の袋かけによる果面傷害の軽減
要約 面障害が発生しやすい「せとか」、「麗紅」では、8月下旬以降にテトロン製の果実袋をかけると糖度を低下させることなく果面の傷や退色の発生を軽減でき、青果率の高い果実が生産できる。特に傷や退色の発生...
要約 増体能力に優れた黒毛和種種雄牛産子去勢牛を用いると、生後7ヶ月齢から肥育を行い(生後24ヶ月齢出荷)、肥育前期にDG1.0kgに必要なTDN要求量の60%を濃厚飼料から摂取するように制限給与し、良質な粗飼料を...
既存の実体顕微鏡を用いた設置コストの安いウシ胚の透明帯切開方法
要約 民間採胚現場において既存の実体顕微鏡を用いることで、設置コストが安く、カッティングニードルによる透明帯切開が実施でき、透明帯切開により低ランク胚新鮮移植における受胎率は向上し、実験室内に設置さ...
要約 規格外バレイショを飼料原料とした混合サイレージを肥育豚(60~110kg)に給与することで、市販配合飼料給与より発育は劣るが、筋肉内脂肪含量が高い豚肉を生産できる。また、その豚肉は通常の豚肉より香り(...