要約 飼料用トウモロコシ畑において雑草防除を適切に行うための、主要外来雑草6種の同定、生態特性・防除法を閲覧でき、イチビ、ショクヨウガヤツリ、オオブタクサの3種については、茎葉処理剤施用の経済性評価が...
末梢血ナチュラルキラー細胞数はウシの輸送ストレスレベルを反映する
要約 末梢血ナチュラルキラー細胞数は輸送開始直後から増加し始め、代表的なストレス指標である血中コルチゾール濃度と正の相関が認められることから、ナチュラルキラー細胞数の動態はウシの輸送ストレスレベルを...
要約 フォークリフト等により簡易にロールベールを吊り上げられる荷役具。荷役中のロールベールに生ずる変形は極めて少なく、サイレージ品質劣化リスクの低減およびロールベールの流通合理化が図られる。 キーワ...
飼料用米のデンプンの第一胃内分解特性は品種および加工法により異なる
要約 飼料用米のデンプンの第一胃内分解特性は品種により異なり、「モミロマン」は他の品種に比べ第一胃内有効分解率が高い。飼料用米の主成分であるデンプンを利用するためには、蒸気圧ぺん処理が有効な加工処理...
イタリアンライグラスのエンドファイトは切り穂交配でも種子親から後代に伝染する
要約 イタリアンライグラスに共生するNeotyphodium属の糸状菌エンドファイトは、茎葉から切断した切り穂を液耕状態で交配した場合でも種子親から後代種子に種子伝染するため、感染植物の育種や関連研究に切...
宿主由来の遺伝子による除草剤耐性組換えトウモロコシ自殖系統「mALSMi29」
要約 トウモロコシからクローニングしたALS遺伝子に2点変異を施すことにより、ALS型除草剤に対して耐性となる。「mALSMi29」は、この遺伝子を国産自殖系統Mi29へアグロバクテリウム法により導入した遺伝子組換え...
花粉を飛散させないペレニアルライグラス系統「エムエスピーエイワン」
要約 2倍体ペレニアルライグラス系統「エムエスピーエイワン(MSPA1)」は雄性不稔であるため、花粉を飛散させない。道路法面や公園緑地での緑化用に用いた場合に、花粉症の原因とならない。 キーワード ペレニ...
硝酸態窒素濃度が低いイタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」
要約 イタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」(エルエヌジーファイブ)は硝酸態窒素濃度が市販品種中で最も低い「優春」よりも34%低い。また市販品種と単交配させた後代の硝酸態窒素濃度は両親のおよそ中...
要約 サイレージ用トウモロコシの一代雑種親自殖系統「Na71」(エヌエイナナジュウイチ)は中生の晩のデント種で、組合せ能力に優れる。 キーワード トウモロコシ、親自殖系統、組合せ能力、飼料作物育種 背景・...
要約 放牧牛乳は消費者にとって魅力的な牛乳であり、消費者が特に重視するのは、国産粗飼料、放牧草を多く食べていること、放牧飼育から期待される成分や風味である。放牧時間は6時間以上、放牧期間は6か月以上...
エンドファイトが植物体内で産生するN-フォルミルロリンが感染牧草の斑点米カメムシ抵抗性を向上させる
要約 Neotyphodium属のエンドファイトが感染した牧草から精製したN-フォルミルロリンをアカヒゲホソミドリカスミカメに経口投与すると、孵化幼虫では50ppm以上で、成虫では500ppmで生存率が低下する。また、N-フ...
要約 食糧・飼料と競合しないバイオマス燃料作物候補であるダンチクの組織培養に適した遺伝子型を日本全国から収集した個体の中から選抜した。長崎県口之津で収集した遺伝子型の腋芽から誘導したカルスを用いて不...
ギニアグラスのアポミクシス未熟子房に特異的に発現する新規遺伝子
要約 発現遺伝子解析から、アポミクシス関連遺伝子群を選抜した。選抜した遺伝子群の発現を定量PCRによって確認し、アポミクシス未熟子房に特異的に発現する3つの遺伝子を特定した。ギニアグラスのアポミクシス機...
要約 草地の尾根部では透水性の低い土層があり鉛直方向に硝酸態窒素が流出せず谷部に排出されるため、施肥は地域標準量であるが谷部での硝酸態窒素濃度は高い。しかし谷部下流の無施肥草地、林地で濃度は低下し、...
日本の半自然草地の根圏土壌中におけるアーバスキュラー菌根菌相
要約 日本の半自然草地の代表的な植生であるシバやススキなどの根圏土壌中には、地域や地上部植生に関係なく、いくつかの共通した種のアーバスキュラー菌根菌が生息する。 キーワード アーバスキュラー菌根菌、半...
要約 草地更新は亜酸化窒素の排出量を増大させる。草地更新から約2カ月間の亜酸化窒素の排出量は、2005年が5.3 kg N ha-1、2006年が2.1 kg N ha-1である。2005年は2006年より更新時の土壌水分と更新後2週間の降...
アントシアニン高含有トウモロコシサイレージの発酵品質とアントシアニンの安定性
要約 アントシアニン高含有トウモロコシ系統は通常型品種と同様にpHが低い良質なサイレージが調製できる。また、長期間貯蔵しても、品質の変化は小さい。トウモロコシのアントシアニン含量はサイレージ貯蔵中に減...
要約 イタリアンライグラス跡地を縦軸型ハローとケンブリッジローラ、真空播種機を組み合わせた作業機で簡易に耕うんしながらトウモロコシを播種する技術。作業能率が大幅に向上し、堆肥等をすき込むことができ、...
斑点米カメムシ抵抗性牧草の育種に活用できるエンドファイト「Neotyphodium occultans」
要約 エンドファイトの一種Neotyphodium occultansが感染したイタリアンライグラスは、斑点米カメムシ抵抗性物質であるN-フォルミルロリンを蓄積し、摂食したアカヒゲホソミドリカスミカメの生存率を低下させる。...
要約 対象牛の側方から時速約4kmでの接近を標準的な逃走距離の測定方法とする。逃走距離は捕獲採血に対する行動反応や、生理的なストレス指標との関連が高いことから管理作業に対する反応性の指標となる。 キー...