南米、アフリカ等の不良土壌における作物の適応機能の解明と栽培技術の開発
摘要 窒素に係わる牧草の環境改善機能に関し、Brachiaria humidicolaの根滲出物中の硝化抑制活性は、NH4-N の存在により促進されることがわかった。この活性はNH4-N 存在下では広いpH の範囲で安定であるが、NH4-...
53.園芸作物等におけるウイルス病防除技術の開発 (2)ウイルス病の発生生態の解明と防除法の確立
摘要 目的:生育が劣るキク(輪ギク‘名門’)の診断依頼があり、症状からCSVd等による病気が疑われたので、詳しい調査を行い、原因を明らかにする。方法:現地圃場で採取した生育の劣る‘名門’4株を用いた。CSVd、CVB...
摘要 401種類のアズキSSR配列を全てマーカー化し、国内の栽培種とネパール産野生種との雑種集団を用いて205個のSSRマーカーからなる連鎖地図を作製した。同時にダイズ等主要マメ科作物のRFLPプローブを用いて93個...
摘要 水稲、畑作物(豆類、いも類及び雑穀等)について、遺伝資源の収集を行う。水稲は人工交配の母本に用い、畑作物は優良種苗の育成、増殖を行う。1.これまで収種した遺伝資源 ・水稲、大豆、小豆、インゲン...
摘要 イネ属Cゲノム種に特異的なタンデムリピートTrsCファミリー領域塩基配列を、O.officinaliscomplex、9種14系統について解析した結果、アジア、アフリカ及びアメリカ起源の3グループに分類された。スリランカ...
東南アジアに分布するアズキ近縁野生種の遺伝的多様性(128)
摘要 栽培アズキの属するササゲ属(Vigna)のアズキ亜属(Ceratotropis)には、いくつかの野生種が存在する。これら野生種はアズキ品種改良の第一次遺伝子給源として重要である。これまでにタイ、マレーシア等の...
摘要 マメ類の重要な貯穀害虫であるマメゾウムシ類に対する抵抗性素材の分布を解明するために、インゲンマメ属およびササゲ属を対象に計26分類群57系統に関してアズキゾウムシおよびヨツモンマメゾウムシを用い...
摘要 フィリピンのUltisol(Tanay)土壌地帯は肥沃度が低く、農業開発が遅れている。そこで導入可能なマメ科作物を検討するため、無肥料で10種類のマメ科作物を栽培した。対照には、堆肥、リン酸、カリウムを施用...
東南アジアに分布するアズキ近縁野生種の遺伝的多様性(122)
摘要 栽培アズキの属するササゲ属アズキ亜属にはいくつかの野生種が存在する。これらは、アズキ品種改良の遺伝子給源として重要である。アズキ貯蔵中の重要害虫であるアズキマメゾウムシに対し、アズキ近縁野生種...
スーパーグループ間に保存された配列等を用いた落葉果樹未知ウイルスの検出
摘要 我が国のナシ、核果類等の落葉果樹のウイルス病は分子生物学的性状の解明が不十分である。一方、他の植物ウイルスでは、グループ間(スーパーグループ)で保存されたアミノ酸配列が認められている。最近、こ...
摘要 形態分類に混乱が見られるササゲ属アズキ亜属野生種の分子系統学的関係を明らかにするため、リボゾームDNAのスぺーサー領域(ITS)の塩基配列をダイレクトシーケンス法で読み、近隣結合法・最尤法を用いて系統...
摘要 8年度にケニアから導入したイネ科、マメ科牧草およびJIRCAS沖縄支所(OS)保存ギニアグラスについて1次特性調査を行うとともに、再増殖を行った。ケニア導入イネ科牧草はパールミレット4点、シコ...
摘要 近縁野生種には、栽培種にみられない有用特性があり育種素材としての価値は大きい。近縁野生種の有用特性を効率的に利用するためには、栽培種との分類学的類縁関係や交雑親和性を明らかにする必要がある。本...
摘要 沖縄県宮古・八重山の離島地域には亜熱帯の気候条件にうまく適応した作物在来種が栽培されていると考えられる。一方、これらの地域にも都市化の波が押し寄せ、伝統的な食習慣、在来種の栽培が徐々に失われつ...
摘要 熱帯で栽培されている多くのマメ科作物は、Bradyrhizobium属根粒菌によって根粒が形成されることが知られているが、これらの菌は未だ明確な分類学的位置付けをされていない。そこで、6年度は...
摘要 熱帯地域における食用作物の中で、ダイズ、ササゲ、インゲンマメ等の豆類の重要性は高いが、高温、旱魃などのため、生産性は温帯地域に比べ劣っている。これら主要豆類の耐旱性や耐暑性等の環境適応性を向上...
タイ東北部における持続的農業技術の確立のための開発研究(3)
摘要 東北タイ農業に関する共同研究により、地下の塩水は水圧の上昇により断層等で形成された亀裂を伝わって地上に上昇し塩害をもたらす、サトウキビは飼料化に有望であるとともに共生菌の作用で全窒素の10-3...
摘要 96年タイ北部で収集したササゲ属野生種など合計63点について、1系統あたり3ポット9粒を播種した。35日目より30日間の8時間日長条件下での花芽誘導促進処理後、生物研本館地区圃場で栽培した。V...
摘要 三重県および奈良県の農家で在来作物の栽培状況を調査し、種子を収集した。9市町村16集落でダイズ26点、アズキ10点、インゲンマメ28点、エンドウマメ5点、アワ8点、キビ3点、ソルガム3点、ソバ...
摘要 作物近縁野生種に着生する根粒菌の特性を調べるため、タイ北部58の収集地点で、Vigna grandiflora2点、V.hirtellaを含むと思われる未同定種18点、V.minima3点、V...