摘要 1.アジアの栽培及び野生Vigna属の耐塩性評価を行い、V.trilobataが強い耐塩性を示し、その中でも非常に強い系統があることを明らかにした。ケツルアズキの多器官大型化突然変異遺伝子MOGについては、1cM近...
摘要 インゲンマメ及びササゲの21種類のSSRマーカーをアズキ連鎖地図に集積した。これまでに構築した3種類の連鎖地図情報を統合し、全長が約854cM、マーカー総数が896個のアズキコンセンサス連鎖地図を構築した。...
南米、アフリカ等の不良土壌における作物の適応機能の解明と栽培技術の開発
摘要 窒素に係わる牧草の環境改善機能に関し、Brachiaria humidicolaの根滲出物中の硝化抑制活性は、NH4-N の存在により促進されることがわかった。この活性はNH4-N 存在下では広いpH の範囲で安定であるが、NH4-...
摘要 水稲、畑作物(豆類、いも類及び雑穀等)について、遺伝資源の収集を行う。水稲は人工交配の母本に用い、畑作物は優良種苗の育成、増殖を行う。1.これまで収種した遺伝資源 ・水稲、大豆、小豆、インゲン...
摘要 401種類のアズキSSR配列を全てマーカー化し、国内の栽培種とネパール産野生種との雑種集団を用いて205個のSSRマーカーからなる連鎖地図を作製した。同時にダイズ等主要マメ科作物のRFLPプローブを用いて93個...
摘要 フィリピンのUltisol(Tanay)土壌地帯は肥沃度が低く、農業開発が遅れている。そこで導入可能なマメ科作物を検討するため、無肥料で10種類のマメ科作物を栽培した。対照には、堆肥、リン酸、カリウムを施用...
摘要 三重県および奈良県の農家で在来作物の栽培状況を調査し、種子を収集した。9市町村16集落でダイズ26点、アズキ10点、インゲンマメ28点、エンドウマメ5点、アワ8点、キビ3点、ソルガム3点、ソバ...
摘要 熱帯で栽培されている多くのマメ科作物は、Bradyrhizobium属根粒菌によって根粒が形成されることが知られているが、これらの菌は未だ明確な分類学的位置付けをされていない。そこで、6年度は...
摘要 熱帯地域における食用作物の中で、ダイズ、ササゲ、インゲンマメ等の豆類の重要性は高いが、高温、旱魃などのため、生産性は温帯地域に比べ劣っている。これら主要豆類の耐旱性や耐暑性等の環境適応性を向上...
摘要 沖縄県宮古・八重山の離島地域には亜熱帯の気候条件にうまく適応した作物在来種が栽培されていると考えられる。一方、これらの地域にも都市化の波が押し寄せ、伝統的な食習慣、在来種の栽培が徐々に失われつ...
摘要 これまで未分類のまま残されていた、キマメとササゲの根粒菌をRFLP(制限酵素の断片長の多型)分析および、16S rRNA遺伝子の塩基配列を決定することによって分類した。インドのキマメ根粒菌及び...
摘要 東南アジアにはリョクトウ類、シカクマメなど有用な豆類が多く起原しており、在来種や近縁野生種など多様な遺伝変異が現存すると期待できる。豆類は蛋白質、澱粉に富み栄養的に利用価値が高い上、禾穀類と作...
植物由来の昆虫発育阻害物質等による貯蔵食品害虫の防除法の検討(132)
摘要 収穫後の穀物を加害するメジャー害虫であるコクゾウムシを対象に発育阻害効果のある植物由来物質の探索を行い、安全で効果的な防除法開発の基礎を確立する。6年度は、ダイズ、ササゲ等食用豆類等5種につい...
高加工適性有用遺伝資源の育種素材化並びに良質新品種の育成(43)
摘要 大豆蛋白質の加工適性と栄養性の向上を図るために、リポキシゲナーゼ全欠で7S蛋白質のαとα´サブユニットを欠失するF2個体を養成した。αとα´サブユニットを欠失する系統では7S蛋白質が極端に低下し、1...
摘要 熱帯で栽培されている多様なマメ科作物(ダイズ、リョクトウ、ケツルアズキ、キマメ、ササゲ、ラッカセイなど)に根粒を形成する根粒菌はBradyrhizobium属根粒菌であるが、ダイズに根粒を形成...
摘要 各種葉菜類、マメ科作物を供試して、100、250、500mMのNaCl溶液を散布し、相対光合成速度(対照区に対する)並びに障害指数より耐潮性の種間比較を行った結果、マメ科作物は葉菜類に比べ相対...
摘要 双子葉植物細胞と大腸菌の両方で複製するシャトルベクターを構築する準備として、ダイズ培養細胞へのエレクトロポレーションによる遺伝子導入条件を確立し、また、インゲンおよびササゲの培養細胞株を確立し...
高加工適性有用遺伝資源の育種素材化並びに良質新品種の育成(52)
摘要 豆乳等の大豆食品の収斂味などの不快味の原因物質である種子イソフラボン含量は、登熟期に植物体が高い温度に曝されることにより子葉部位で顕著に低下するものと推定した。人工環境制御室を用いた試験におい...
ストレス耐性の生理・生化学的機作の解明-土壌水分ストレスに対する生育反応の作物・品種間差異(143)
摘要 個体当たり蒸散量と乾物増加量との関係は作物間で異なり、水利用効率はソルガム、トウモロコシで大きい値を示し、大豆、陸稲で小さい値で、落花生およびササゲは中間の値であった。低土壌水分条件下で、かん...
農業限界地における窒素固定生物の生理・生態-遺伝子工学的手法による根粒菌の分類(174)
摘要 低pHの土壌に生存する根粒菌をスクリーニングするために、マレイシア各地で栽培されているマメ科作物の根粒を採集し、根粒菌を純粋分離した。根粒形成遺伝子群をプローブとしたRFLP解析によって分離し...