摘要 桑は、栽培技術と相まって比較的広範囲の地域に栽培できることが知られており、新品種のうちには指定地域を越えて好成績を収めている品種もある。しかし、指定地域外での栽培では形質の低下や病虫害の発生等...
摘要 カミキリムシ類の天敵糸状菌であるBeauveria属菌の増殖特性を調査するとともに、分離宿主の異なる菌株間の遺伝子的差異の検出のためにDNAの抽出を行った。B.brongniartiiおよびB...
摘要 昆虫寄生性微生物の生物学的特性の解明が進展するに伴い、病原微生物を利用した害虫密度の制御技術の開発や有用昆虫における効率的な病原防除技術の開発が期待されている。本課題では微生物のもつ特性を精査...
摘要 カイコの核多角体病ウイルス(NPV)の感染・増殖・伝搬機構を解明することを目的とし、「広食性蚕と低コスト人工飼料」を基幹とする育蚕技術体系確立のため、桑葉及び人工飼料に抗NPV卵黄グロブリン(...
摘要 天敵微生物付与装置を用いて、キイロコキクイムシの長期間にわたる大量放虫を行い、マツノマダラカミキリのボーベリア菌感染率を調査した。ボーベリア菌を培養した不織布をマツノマダラカミキリ産卵木に施用...
摘要 化成肥料と堆肥(稲藁・ボカシ・桑条・枯草)施用の有無を組合せ大豆を栽培した15処理区は、ササラダニ類の個体数と種類組成から2大別され、その主な原因は無耕起・無農薬と耕起・農薬散布であると考えら...
摘要 クワ暗斑病は、1991年に発見されたばかりの新病害であり、ほとんど研究されていない。そこで、本病の発生機構の解明、防除法の確立を目的とし、クワへの伝搬、生存、感染、毒素産生、発病機構、本病に対...
摘要 1)キイロコキクイムシ大量増殖にあたり、虫は移動させずにそのまま恒温槽内においていたほうが効率がよく、放虫用丸太は搬入後約45日経過した比較的細いものを用いるのがよいと判断された。2)野外放虫...
摘要 農薬耐性のカイコの育成の可能性を探るために、蚕品種日02号における感受性(薬剤耐性)が殺虫剤(DDVP乳剤)・殺菌剤(アグリマイシン100水和剤)に対して引き続き維持されているか否か、また蛾区...
摘要 キボシカミキリやゴマダラカミキリは、それぞれ桑や柑橘類をはじめとする各種永年性作物の幹部に幼虫が潜入するので防除が困難な害虫種である。これらの害虫については人工飼育法がすでに開発されている。本...
桑の土壤病害および細菌病の発病要因の解明と防除技術の開発(141)
摘要 桑の土壌病害および細菌病の発病要因と病原菌の生理的特性を解明し、これら難防除病害の効果的な防除技術の開発に資することを目的とし、次の結果を得た。桑白紋羽病に関しては■素寒天培地が分生胞子の形成...
摘要 昆虫ウイルスによる相互干渉効果を利用した蚕核多角体病の防除法を開発するため、in vivoの系で弱毒ウイルスによる干渉効果発現の指標となる蚕幼虫の形質マーカーの探索を行った。マーカーの選定に当...
摘要 3年間にわたり、桑園におけるキボシカミキリ成虫の発生消長調査を行ったところ、年2回の発生盛期が見られ、品種保存園という特殊環境が影響していると推察された。キボシカミキリおよびカイコ幼虫体表上に...
摘要 東北地方は、夏季の低温多湿それに伴う病気の発生等により桑葉の生産が極めて不安定である。そこで、耐冷性・耐病性の検定法を開発し育種の効率化を図る。耐冷性検定:低温処理による検定結果、接触温度・時...
摘要 化成肥料と堆肥(稲藁・ボカシ・桑条・枯草)施用の有無を組合せた15処理区の湿性と乾性中型土壌動物の生息密度は、陸稲と大豆とも堆肥のみに比べ堆肥と化成肥料を併用した区で高かった。堆肥と化成肥料併...
摘要 Bacillus thuringiensis(Bt)は殺虫性蛋白質(ICP)を産生するが、この蛋白を発現させるICP遺伝子は、標的昆虫群によって分類されており、鱗翅目に活性を示すcryIから双...
摘要 クワ炭そ病は夏ー秋に褐色斑を作る病気で、被害は全国的にみられる。炭そ病は他の農作物でも普遍的にみられる重要病害で多くの研究がなされているが、クワ炭そ病の研究は少なく、菌種、生態、伝搬、発病機構...
摘要 ヒラタケなどの担子菌類は食料キノコとして有用であるが、桑樹にとっては材質腐朽菌でもあり、有・害両面を合わせ持つ。これら担子菌類を侵す細菌の産生する毒素とその役割を解明することによって、■食用菌...
桑の土壤病害および細菌病の発病要因の解明と防除技術の開発(129)
摘要 白紋羽病菌の8菌株について色素アニリンブルーに対する黄変力とクワに対する病原性との関連を調べたほか、泥炭系土壌改良資材の土壌混和処理による白紋羽病菌の生育抑制効果を調査した。その結果、白紋羽病...
摘要 ライシメーター試験における11年間の桑の合計収量(葉+枝)と11年目の株および根の乾物重の間には高い相関があった。圃場における桑の根は株から離れるに従って少なくなるが、畦間全域に分布しており、...