摘要 7年度にメコンデルタにおける主要病害であるいもち病の罹病葉を収集し、病原菌の分離を行った。8年度はそれらの病原性特性を解明し、レースの分布実態を明らかにした。メコンデルタ11省から収集した10...
いもち病抵抗性品種の普及によるレース変動と被害軽減効果の数量的評価(132)
摘要 いもち病に対するイネの抵抗性品種を効果的かつ永続的に利用するため、1994年の北海道・東北地域及び1996年の宮城県のササニシキBL栽培圃場においていもち病菌のレース分布を調べた。1994年の北海道・東北...
摘要 二次特性としての葉いもち圃場抵抗性を、海外から遺伝資源として導入された315品種及び産地が異なる国内の旧品種85品種について、畑晩播法により検定した。外国産品種の大部分は、発病しないか極わずかの発...
摘要 いもち病圃場抵抗性及び耐冷性が極強で良食味、多収の品種・系統と、少肥栽培に適応する品種・系統の育成を目標に26の交配組合せ、52組合せのF1養成、25組合せの集団養成を行った。また、5組合せのF3集団...
摘要 水稲の湛水直播栽培において、土壌還元の進行に伴って蓄積してくる水溶性の2価鉄が、水稲種子の発芽苗立ちに及ぼす影響について検討した。その結果、2価鉄濃度が3mM以上では水稲の根と第1葉の生長が抑制...
摘要 いもち病抵抗性と良食味性を主目標に40組合せの交配、47組合せのF1養成、21組合せの集団養成を行った。個体選抜は25組合せから846個体を選抜し、系統選抜は新形質・超多収の材料を含めて38組合せから151系...
イネいもち病誘導抵抗性の発現機構解明と利用技術の開発(154)
摘要 真性抵抗性を利用したいもち病抵抗性品種の罹病化が問題化している。これに対応する技術として注目されているマルチライン(IL)のいもち病発病抑制機構の解明を行ったところ、圃場においては非親和性いも...
いもち病抵抗性品種の普及によるレース変動と被害軽減効果の数量的評価
摘要 東北地域では、いもち病は冷害と並んで稲作の大きな生産阻害要因である。最近では徹底した薬剤散布により被害を抑えているが、種々の観点から農薬散布の削減が求められている。マルチラインや圃場抵抗性品種...
摘要 いもち病圃場抵抗性及び耐冷性が極強で良食味、多収の品種・系統や、少肥栽培に適応する品種・系統の育成を目標に54組合せの交配を行った。また、これらの目標にあった38組合せのF1、8組合せの雑種集...
摘要 いもち病抵抗性と良食味性を主目標に39組合せの交配、42組合せのF1養成、27組合せの集団養成を行った。個体選抜は45集団から1739個体を選抜した。系統選抜は新形質・超多収の材料を含め263...
イネいもち病圃場抵抗性極強系統の遺伝・病理学的研究および低農薬化の経済的評価(42)
摘要 いもち病抵抗性極強系統「奥羽320号」の抵抗性には、作用力の大きい遺伝子と小さい遺伝子が関与していた。雑種集団から良食味、いもち病抵抗性の個体を選抜するには、F2集団よりF4集団のほうが効率的...
摘要 米形質の多様化と生産費の低減によって、米の用途を拡大し需要の維持、拡大を図るため、新しい米形質や超多収性を備えた品種の育成を行った。そして強稈・超多収のふくひびき、奥羽342号、低アミロース米...
摘要 いもち病抵抗性と良食味性を主目標に111組合せの交配、29組合せの雑種集団の養成を行い、個体選抜では16組合せから1003個体、系統選抜では1706系統から314系統を選抜した。このうち後期世...
イネいもち病圃場抵抗性極強系統の遺伝・病理学的研究および低農薬化の経済的評価
摘要 東北地域ではいもち病が重大な稲の病害であり、徹底した薬剤防除が行われているが、生産性の向上や環境保全のため、安定した抵抗性品種の利用が望まれる。抵抗性品種の育成を効率的に進め、普及の促進に寄与...
摘要 メコンデルタのファーミングシステムは、生態系を活用した持続的生産技術として注目されているが、その中心となる水稲の安定的生産技術の確立が重要な課題である。中でも病害による被害は大きな生産阻害要因...
摘要 イネのいもち病抵抗性遺伝子は植物の病原体に対する真性抵抗性(あるいは「遺伝子対遺伝子説に基づく抵抗性」)の作用機構を考える上では、多くの遺伝子の生理的性質がよく調べられているので、有効なモデル...
摘要 59組合せの交配、40組合せの雑種集団の養成を行い、個体選抜では12組合せから1216個体、系統選抜では1668系統から207系統を選抜した。さらに、これら育成系統の特性検定及び生産力検定を行...
摘要 イネいもち病はわが国のみならず世界的にも最も重要なイネの病害であり、年により大発生し、わが国の稲作に大きな被害を与えてきた。これまで、本病に対する抵抗性品種が多数育成されてきたが、しばしば抵抗...
摘要 抵抗性品種を利用してイネ白葉枯病を防除するには菌のレース分布を明らかにする必要がある。平成3年に日本全国から採集した白葉枯病菌214株を、国際判別品種として育成したイネ白葉枯病抵抗性の準同質系...
摘要 植物の抵抗性機構を明らかにするためには免疫反応を誘起する抵抗性遺伝子の単離とともに、菌の病原性関連遺伝子の単離とその作用機構の解析が重要となる。イネのいもち病では、品種の抵抗性遺伝子が明らかに...