土壌酵素活性測定による土壌微生物と作物の相互作用の解明(121)
摘要 作付回数の増加に伴ってセルラーゼ活性が高まった。また、植物根を添加することで酵素活性は高くなったが、添加する根の状態によって活性の増加程度が異なった。すなわち、乾燥根では、陸稲根よりトマト根の...
摘要 熱帯の陸稲・天水田稲における水吸収能力向上に資するため、根系発達に及ぼす土壌・栽培法要因と品種要因の影響を調査した。根系が対照的な稲12品種をフィリピンの3試験地で栽培し、出穂期の根発達を調査...
摘要 農業生物資源研究所より委託された水稲・陸稲400品種について、二次特性としての葉いもち圃場抵抗性を畑晩播法により検定した。Pi-a、Pi-i、Pi-k以外の特殊な真性抵抗性遺伝子を持つとみられ...
土壌酵素活性測定による土壌微生物と作物の相互作用の解明(139)
摘要 土壌中での生化学反応である植物と土壌微生物群との関係を明らかにするために、様々な栽培前歴を持つ土壌での植物の初期生育と土壌酵素活性との関係について検討した。その結果、土壌に作物根を加えて前培養...
摘要 水稲・陸稲の約100品種を供試し、幼苗を蒸留水で水耕栽培した後、NH4+イオン及びNO3-イオンを与えてそれぞれの吸収速度を調査した。イオンの吸収量は発色法で残留イオン濃度を測定して、推定した...
摘要 熱帯陸稲作における水利用効率向上のため、養分管理が根の発達と水分吸収に及ぼす影響を調査した。酸性土においてPは根域を深くする効果があり、またNは全層の根密度を高める効果が認められた。Pによって...
不耕起栽培における畑作物の生育特性の解明とそれに対応した栽培管理技術の開発(209)
摘要 陸稲では不耕起による栄養生長の促進と干害軽減効果を活かした栽培法について検討したが、極度の干ばつのため不耕起の干害軽減効果は発揮きされなかった。しかし、不耕起ではロータリ耕に比べて干ばつ時の灌...
環境変化に伴う土壌-作物系における炭素循環過程の変動予測(138)
摘要 陸稲と大麦を二毛作した耕地において、夏作期と冬作期の土壌呼吸速度とそれに係わる環境要因との関係を解析した。土壌呼吸速度は温度と土壌水分の二つの環境要因によって強く影響を受けていることが明らかに...
南米サバンナ土壌における陸稲の根の生理・生態的研究(167)
摘要 南米サバンナの酸性土壌において、耐酸性、感受性品種を用いて炭カル施用試験を行った。両品種群の収量差は、低施用量域においてのみ存在し、その差は、収穫係数を通じて表れた。炭カル施用は、土壌酸性矯正...
摘要 陸稲品種は水稲品種に比べ畑状態での根の発達特に土壌深層への伸長が大きく、耐干性に大きく寄与していることが明らかにされている。しかし、根の伸長方向や根の乾物生産の増加を支配する生理的機構について...
摘要 温暖地西部向き直播適性育種素材の開発を目的に7組合せの交配を行った。直播用育種素材の探索を目的に陸稲品種60について低温下の発芽性を検討した結果、低温下(10℃、15℃)で水稲品種に比べて19の...
摘要 ラテンアメリカの熱帯サバンナでは、強酸性・低養分土壌・長い乾期等のもとで粗放的な肉牛生産が行われているが、より経済性を上げるためには生産性・栄養性の優れた牧草の導入が不可欠である。特にマメ科牧...
摘要 陸稲のAl害抵抗性機構を解明するため、水耕実験で幼植物の根の成長に対するAlの影響をみたところ、アフリカ・ブラジル系統の陸稲は、半わい性インディカの水稲系統に比べて予想どおり耐性があった。一方...
摘要 南米の広大なサバンナ(リャノス)に低投入型作付体系を導入するために,土壌酸性と一時的な乾燥への抵抗性を持つ陸稲新品種の開発が望まれている.本研究はそのために,(1)同地域における酸性害と干害の...
環境変化に伴う土壌-作物系における炭素循環過程の変動予測(188)
摘要 大麦と陸稲を二毛作した耕地(DI)と一毛作した耕地(SI)において,土壌表面から放出されるCO2量を解析した。その量はDI区で2.17kgCO2/m2/yr,SI区で1.46kgCO2/m2/...
摘要 前年度に引続き、電気泳動によるタンパク質サブユニット組成の比較を行い、コメの主要な貯蔵タンパク質であるグルテリンとプロラミンの存在比を簡便に調べる方法を確立し、また新しく育種されたコメのそれら...