摘要 天水田ではイネは、大雨が降れば冠水害、日照りが続けば乾燥害にさらされる。9年度は乾燥害を取り上げ、乾燥・耐性品種の選抜のためのスクリーニング法の検討を行った。即ち、PEGを使って水耕条件下で乾...
主要国の農業活動による水資源かん養機能の評価とMIの策定(37)
摘要 乾燥地域である米国カリフォルニア州とオーストラリアにおける水田稲作地帯などを対象として、雨量、地下水などの水文観測資料および灌漑の影響に関する資料を収集して、農業活動による水資源かん養機能の評...
摘要 病原性大腸菌O-157によるカイワレダイコン種子汚染が疑われたことから、種子消毒法について検討した。非病原性の大腸菌2種類をそれぞれ接種した種子を、通風乾燥機内で75℃で乾熱し、7日間に渡って...
摘要 粘土鉱物カオリンは、乾燥条件下では蒸散抑制剤として使用されているが、根域の水分条件を変えて実験を行ったところ、蒸散促進の効果が認められた。この新規の効果を果実の品質制御に応用することを検討した...
水分環境の変化が土壌コロイドの機能に及ぼす影響の解明(18)
摘要 土壌乾燥の効果を重金属の形態変化の点から室内および圃場レベルで解析した。風乾処理に伴い水溶態Mn、Co、Cu、Cd、Tlで増加が認められた。Mn、Coは8年の報告と同様に乾燥に伴うマンガン酸化...
水田における湿地性鳥類の多様性とその評価手法の確立(264)
摘要 水田における鳥類の季節変化を明らかにするための調査を茨城県伊奈町で毎週1回1年間にわたって行った。生息が確認された50種の鳥類のうち21種が湿地性鳥類であった。湿地性鳥類は水田が乾燥する冬期は...
水田畑作物の次世代型インテリジェント乾燥調製技術の開発(127)
摘要 米麦用縦型循環式乾燥機のスクリュ搬送部での大豆の機械的損傷を低減するため、ナイロンコート製とブラシ製の2つのスクリュ軸を新たに試作し、その性能を調べた。損傷率はブラシ製の方がやや低く、それより...
牛糞機能と湛水機能を活用したダイズシストセンチュウの短期防除法の開発(41)
摘要 乾燥牛糞のダイズシストセンチュウ汚染圃場への施用は、だいず被害の経済的許容シスト密度を大きく上回るシスト密度でも化学肥料施用に比べその被害を軽減しうることが明らかになった。また、乾燥牛糞による...
摘要 大豆根系は還元力が高く、根粒の酸素要求量も高いことから、根圏土壌が嫌気条件になりやすい。そのため肥料由来の硝酸態窒素は還元され、肥効が大きく低下する可能性がある。そこで、登熟初期に畑圃場からの...
摘要 筑後平野における小麦の収穫時期は、6月上旬であり入梅とちょうど重なる。平成8年には成熟期直後に入梅があり、筑後地方の小麦に大きな被害が出した。そこで、雨濡れ被害がありそうなときに早刈りをし、そ...
摘要 品種ヒノヒカリを供試して、収穫時水分3水準、収穫機3要因(自脱コンバイン、汎用コンバイン、バインダ)により、収穫時の収穫籾の損傷程度を調査した。自脱コンバインによる収穫籾には、汎用コンバインに...
摘要 低コストで高品質の堆肥生産技術の開発を目的に、強制通気式によるハウス乾燥乳牛ふん、モミガラ、オガクズ混合乳牛ふんの発酵管理法について検討した。ハウス乾燥方式の堆肥化開始時の適正含水率は67~7...
現地導入ふん尿処理システムの機能評価と改善方策の検討(36)
摘要 泗水町の酪農家の実態調査から、乾燥ハウスの乾燥能力不足と、通気不足による堆肥の発酵不良、堆肥中の塩類含量が高いという問題点が明らかとなった。そこで、今後堆肥化の主流になると考えられるハウス予乾...
摘要 硝酸態窒素溶脱防止技術による水移動制御が作物の生育・収量に及ぼす影響を明らかにする。かんしょは乾燥条件で収量が高く、湿潤条件で低下する傾向が認められたが、畦表面硬化栽培では、慣行栽培に比べ変動...
摘要 ハウス乾燥により水分調製した乳牛ふんの最適発酵管理法を明らかにするため、容積1.8m3の発酵槽を用い、排気中の炭酸ガス濃度を2.5~4.5%の範囲で通気制御し4週間発酵試験を行った。発酵1週目...
摘要 代表研究者としてカザフスタンの代表機関KAZHYDROMETと交渉し、MOUを締結した。研究地点のクジルオルダはシルダリヤの下流で、水稲とルーサンの輪作を中心に作付けているコルホーズである。水...
インドネシアにおける経済発展に伴う農村社会経済構造変化の解明
摘要 インドネシアにおいて高度経済成長が農村社会経済にもたらす影響を明らかにし望ましい農業経営の発展方向を提示することを目的に、西ジャワ灌漑水田村において無作為に抽出された116戸を対象に聞き取り調...
摘要 適切なダムサイトの減少、環境への意識の高まりなどから新たなダムを建設することは次第に困難となっている。このため、既存の水利施設を活用して水資源を有効利用する技術が求められている。本研究では複数...
摘要 灌漑施設が整わず作付け期間中の水供給の全てを降雨に頼っているいわゆる天水田は、全世界のイネ耕作面積の25%を占め、コメ収量の17%がこのような地域からもたらされている。ここで栽培されるイネは、...
摘要 水田畑作物(麦、大豆、ソバ等)の低コスト生産を可能にするため、稲作用機械の畑利用技術を確立する。9年度は、水田用に開発した定幅散布機を畑圃場に供試し、利用上の問題点を明らかにし、10、11年度...