摘要 カドミウム対策事業として客土・床締めが行われた二つの水田の断面調査を行い,事業効果の持続性について検討した。調査水田の客土厚は34cmと42cmであり,床締め層の乾燥密度は1.4以上と高く,土...
摘要 乾燥が続き、転換畑圃場の土壌水分が深さ10cmでpF2.7、30cmでもpF2.2以上に達した場合の潅漑法を検討した。乾燥が著しいので、地下潅漑に加えて畝間潅漑も行った。地下潅漑水量は3日間で約63mm、畝間潅漑水...
摘要 収穫後の穀粒組成は,汎用コンバインでは自脱コンバインに比して枝梗付き粒が多く単粒が少ない。ヨ-ド液浸漬による種子損傷程度調査では,汎用コンバイン収穫が,バインダ収穫体系よりは若干多かったが,自...
家畜排泄物堆肥の肥効調節化による資源循環型超多収栽培技術の開発(88)
摘要 牛ふん堆肥中の窒素は6~8%が水稲によって吸収,37~57%が土壌に残存,37~57%が溶脱・脱窒により系外に移動した。乾燥牛ふんについては8%が水稲に吸収されたが土壌に残存する割合は堆肥化したものより...
摘要 これまで宮崎県の調査地において集落別、水田団地別に立地条件調査をデータを収集してきたのに加え、モデル水田団地を設定して耕作放棄水田と耕作水田が並立する箇所に水位計、濁度計等の観測計器を設置して...
摘要 10月下旬より肉用牛のオガクズ牛ふん堆肥の堆肥化を開始した。11月中旬までの期間では、通気量を当初3日間を基準通気量、後半4日間を50%通気量とすることにより、4週間でアンモニア臭気が完全に消え、5...
摘要 熱帯の陸稲・天水田稲における水吸収能力向上に資するため、根系発達に及ぼす土壌・栽培法要因と品種要因の影響を調査した。根系が対照的な稲12品種をフィリピンの3試験地で栽培し、出穂期の根発達を調査...
摘要 ク-ロンデルタ稲研究所と共同で以下の研究成果を得た。■水稲潤土直播栽培の播種法試験の結果、収量は条播75kg/ha>条播125kg/ha、散播80kg/ha>慣行散播200kg/ha順であり、条播による増収効果が認められた...
摘要 北陸地域における転換畑作物の低コスト安定生産技術を確立するため、稲作用機械の畑利用技術を開発した。1)10年度に開発した円弧型衝突板を取り付けた定幅散布機を、ハイクリアランス型セミクローラに装着し...
摘要 重粘土転換畑土壌を対象に、通気係数・相対拡散係数を測定し、重粘土の通気特性を検討した。土壌の水分をpF1.5に調整した試料では、気相率と通気係数及び気相率と相対拡散係数との関係は似通っていた。しか...
摘要 大区画水田圃場の窒素肥沃度マップを、少ない前処理で迅速に作成することを目的に油圧式土壌サンプリング法と近赤外分光法を組み合わせた調査法を開発した。深さ30cmまで採取した直径5cmの土壌コアを割断し...
不飽和湿潤土壌の砕土性の省サンプル・簡便・迅速な推定法の開発(124)
摘要 普及型の安価な一面せん断機を利用して転換畑土壌の砕土性の推定を試みた。圃場から採取した土壌を未かく乱のまま一面せん断することによって得たデータは、限界状態土壌力学によく従い、乾燥履歴が大きいと...
摘要 営農的な土壌構造改変要因として重要と考えられる代かきに着目し、その回数と土壌構造、収縮挙動との関連を明らかにした。代かき回数が少ないと、耕起時の乾燥した土塊が湛水後にも残存し、それらが土壌の収...
摘要 車輪踏圧がアルファルファの生育に及ぼす影響を、秋期に約2ヶ月の滞水被害を受けたアルファルファの越冬後の調査事例から解析した。アルファルファの生産性に与える要因として、直接的には表層2~5cmの...
摘要 作土の直下に重力水を受けて暗渠に導く幅広い帯状の導水部を構築すれば、圃場の地下排水組織が線から帯へ抜本的に拡張される。以上の考えから導水部の構築技術について研究した。この導水部は、次の3性質を...
摘要 水稲の乾田播種早期湛水栽培の播種精度を高めるためには圃場を乾燥させる必要がある。そこで、簡易耕起作業と給排水明渠の施工による圃場の乾燥促進効果を検討した。チゼルプラウによる簡易耕起は、■土塊の...
摘要 籾を攪拌しながら紫外線を均一に照射する試験装置を用い、小麦に紫外線を照射したときの微生物の殺菌効果と発芽に与える影響を調査し、次の結果を得た。細菌について、無処理区の平均菌数は150,000C...
摘要 乾燥、籾摺、精米、選別を自動で行う機能を有する、穀物自動乾燥調製装置[グレイプロセッサ]の開発を行うため、試作1号機の性能試験を行うとともに、改良試作を行った。試作1号機は、籾摺り部、精米部、...
早期水稲栽培田における多年生雑草の栄養繁殖器官の密度低減技術の確立(104)
摘要 水田多年生雑草キシュウスズメノヒエの栄養繁殖器官である茎の密度低減技術を確立するため,耕種的防除法として切断や耕耘の効果,化学的防除法として刈跡における除草剤の効果を検討する。キシュウスズメノ...
摘要 造成2年目のアルファルファ単播草地において、1年間の収穫作業等による車輪踏圧で、土壌乾燥密度は0.85g/■3から1.0g/■3へ約0.15増加した。10年度の車輪踏圧後の乾燥密度と収量係数の関係...