小麦の根雪前播種における環境保全的省力高能率耕耘・施肥技術の開発(25)
摘要 春播小麦を根雪前に播種する根雪前栽培法について、11年度までに、種子の積雪下での動態や播種機の開発を行った。12年度は、さらに越冬性向上のための機構解明、播種機の改良や効率的施肥方法について検...
摘要 水稲の再生紙マルチ直播シートを水田に展開する人力敷設機の改良及び小形乗用田植機に装着する乗用敷設機を開発した。人力敷設機はアルミ製にして軽量化を図り,鎮圧部をバネ加圧式にした。敷設作業速度は0....
摘要 二酸化チタンを塗布した穀粒撹拌紫外線照射装置を用い、小麦の附着菌の殺菌効果を調査するとともに、定温器を用いて、加温処理による貯穀害虫の殺虫効果を調査した。また、各処理の小麦品質に与える影響も調...
摘要 乾燥、籾摺、精米、選別を自動で行う機能を有する、穀物自動乾燥調製装置[グレイプロセッサ]の開発を行うため、改良2号機の性能試験を行うとともに、改良3号機の試作を行った。改良2号機は、籾摺り部、...
摘要 穂いもちに対する強圃場抵抗性品種の育成を容易にするために、切り穂を用いた簡易なイネ品種の穂いもち圃場抵抗性検定法を開発した。すなわち、穂揃い期に穂を止葉を付けて第1節目で切り取り、この切り穂に...
摘要 継代飼育中のLepidocyrtus cyaneus, Sinella curvisetaは麹を餌とし,園芸培土中で人工飼育可能であったが,あまり増殖せず,この手法による大量飼育には適さなかった。トビムシ・Folsomia hidakanaの人工...
施設園芸用被覆資材を構成する化学物質の溶出とその動態解明(97)
摘要 ビニールフィルムからのフタル酸エステルの水中への溶出は比較的容易に起こり、水温が高いほど溶出量は著しく増加した。施設及び露地圃場から採取した各種の土壌試料中のフタル酸エステルを分析した結果、露...
水分環境の変化が土壌コロイドの機能に及ぼす影響の解明(21)
摘要 土壌乾燥の効果を重金属の形態変化の点から室内および圃場レベルで解析した。室内での風乾に伴い水溶態Mn、 Co、 Cu、 Cd、 Tlで顕著な増加が認められた。これらのうち、Mn、 Co、 Cuの形態変化を選択溶解法...
摘要 本研究は水田害虫の総合的管理を実現するために卵寄生蜂を生物的防除に活用する上で必要な情報を得ることを目的とした。まず野外でツマグロヨコバイの卵寄生蜂を調査し、2科6種を同定した。優占種は、Parace...
摘要 積み上げ法を用いて、水稲作で発生している各種環境負荷物質の発生量を栽培体系別に推計することを目的とする。11年度及び12年度の文献調査により、水稲栽培におけるトラクタやコンバイン、乾燥機等の農...
摘要 大豆は、不耕起区において出芽・苗立ちは良好で、開花期頃まで生育は良好であった。その後、晴天が継続したため大豆は水ストレス状態にあったものと思われ、莢数、粒数が少なく、莢先熟した。地上部乾物重は...
温暖地における水田畑作物の生産立地配置の規定要因の解明と水田利用方式の策定
摘要 大豆生産に関する統計分析と大規模大豆作経営への聞取調査を行うとともに、飼料稲栽培(埼玉県妻沼町)及び飼料米生産(山形県遊佐町)の特徴や問題点に関する実態調査を実施した。そして、大豆単収の変動係...
摘要 Y社製ドライエアジェネレータ(型式:DAG2000)を用い,相対湿度50~60%程度,温度20~25℃の空気を送風し,静置型乾燥機(一坪)および乾燥試験ビン(60kgf)6基で除湿・低温乾燥の可能な実験装置を試作...
チモシーを基幹草種としたグラスサイレージの迅速・省力的調製技術の確立(30)
摘要 安定かつ高品質な自給粗飼料生産を構築するため、ロールベールラップサイレージ調製技術を確立する。11年度はチモシーおよびライグラスを供試して、刈り取り後に被雨した条件における圃場での乾燥経過を比...
摘要 メコンデルタのファ-ミングシステム第2フェ-ズでは、各部門の立地配置、部門間の副産物の有効利用による物質循環を通じて、収量および農家所得の向上を図ると共に、持続型農業の確立を図る。稲作部門は、...
摘要 米、麦のみならず大豆、ソバなど転換作物に汎用的に利用できる「調湿乾燥技術」を開発する。1)乾燥温度とソバ品質を調査した結果、ソバの乾燥は30℃以下の送風温度で行う必要があることが確認された。2...
土壌中の鉄成分の存在形態が重粘土汎用水田の力学特性に及ぼす影響の解明(147)
摘要 転換畑の砕土性に及ぼすの鉄酸化物の影響を、粘土粒子の微細構造の面から検討した。従来畑地化指数として用いられてきた水中沈定容積から、水分ポテンシャル -1.5MPa以上の乾燥で畑地化が進行し、遊...
摘要 粘土質圃場は土壌の透水性がきわめて低いため、一般に排水性が悪いとされている。一方、乾燥により亀裂や粗間隙が発達すると、排水性は改善されて作業性は格段に向上する。このような土壌の乾燥収縮挙動は、...
摘要 長辺100m×短辺60mの圃場を3筆の圃場に区画し、深さ80~60■の位置に敷設された通常暗渠の中間地点に深さ40■の2種類の浅層暗渠を施工し、暗渠からの排水量、地下水位・土壌水分の変化、土壌物...
摘要 20a区画圃場6筆の営農試験地圃場(新潟県西山町)と場内圃場において、枝豆(大豆)-大麦-キャベツの2年3作体系で、作業時間、作物の生育・収量、収益性等について検討した。10年は夏期の降水量が...