摘要 大区画水田の地力ムラを把握するための迅速調査法として、土壌サンプラーで採取した土壌の断面に白色光を照射し、その反射スペクトルから土壌全窒素濃度を1点2分以内で推定する方法を確立した。この方法は...
土壌環境要因の制御によるダイズシストセンチュウ防除技術の開発(124)
摘要 卵の乾燥処理はふ化率を低下させた。温度を徐々に高める処理で、ふ化率が増大した。また、卵寄生菌について水分条件を変化させたポット条件下で寄生菌接種を行うと、高水分接種処理が最も寄生率が高くなり、...
水稲乾田播種早期湛水栽培を中核とする寒地の大規模稲麦栽培体系の実証(17)
摘要 寒地における大規模な稲麦栽培体系の生産技術システムを確立するために、水稲乾田播種早期湛水栽培と春播小麦の根雪前播種技術を中核技術とする実証試験を行った。10年度は水稲乾田播種早期湛水栽培では、...
摘要 籾を攪拌しながら紫外線を均一に照射する試験装置を用い、籾に紫外線を照射したときの微生物の殺菌効果と品質に与える影響を調査し、次の結果を得た。細菌について、無処理区の平均菌数は15,000CFU...
摘要 穀物遠赤外線乾燥機と対照機として市販熱風乾燥機を用い、小麦、籾の乾燥試験を実施した。その結果、乾燥経過は乾燥初期に遠赤外線乾燥機の乾燥速度が熱風乾燥機に比べ遅いが、途中で速くなる傾向があった。...
摘要 籾が循環する乾燥機において、その循環経路中に籾摺、精米、選別機能を有する、穀物自動乾燥調製装置[グレイプロセッサ]の開発を行うため、試作1号機の設計、試作と遠心式籾摺機の性能試験を行った。試作...
摘要 穀物収穫作業のより一層の省力化、低コスト化、高品質化を図るため農業機械等緊急開発事業で開発した大型汎用コンバインについて、導入した北海道、山形県、千葉県の8集団、1個人農家を対象に稼動実態の聞...
摘要 本課題は科学技術振興事業団共同研究プロジェクト「CO2倍増時の生態系のFACE実験とモデリング」の中で実施している。本研究では、環境制御チャンバー内の人工水田において長期間(3ヶ月)CO2濃度...
水田畑作物の次世代型インテリジェント乾燥調製技術の開発(143)
摘要 米麦用縦型循環式乾燥機にモミガラを混入して大豆を高品質に乾燥するモミガラ混合乾燥法を開発し、大豆を一般に普及している米麦用縦型循環式乾燥機で省力的に乾燥できるようにするとともに、その乾燥機でソ...
摘要 乳牛ふん堆肥の成型特性を明らかにするため、材料含水率20~30%の範囲で、ローラー・ディスクダイ式成型機を用い、ペレット径3,5,8mm、ダイ厚さを直径の2倍と3倍で成型試験を行った結果、成型...
摘要 いもち病抵抗性と良食味性を主目標に 275組合せの交配、 233組合せのF1養成、60組合せの世代促進を行った。個体選抜は85組合せから2118個体を選抜し、系統選抜は新形質・超多収の材料を含...
チモシーを基幹草種としたグラスサイレージの迅速・省力的調製技術の確立(48)
摘要 東北地域における安定かつ高品質な自給粗飼料生産を構築するため、冷温帯イネ科牧草チモシーを導入して、このロールベールラップサイレージ調製技術を確立する。10年度はチモシー4品種、オーチャードグラ...
主要国の農業活動による水資源かん養機能の評価とMIの策定(32)
摘要 農業活動(水田灌漑農業)による地下水かん養機能についての評価指標の策定を目的として主要な水稲生産国を対象に研究を進めている。農業活動が地下水かん養に与えるプラス面は農業以外の人間活動に対する地...
ヨウ素同位体核種の土壌表層から地下水層への浸透性と作物による吸収性
摘要 再処理工場から大気中に放出される長寿命I-129の土壌中挙動や作物への移行解明を、非放射性のI-127の野外・圃場試験や実態解析より明らかにした。10年度は水田圃場の冬期と夏期、落水後の土壌の...
摘要 水田畦畔植生における群落構成草種の生態的特性を明らかにし、各植物間の相互作用機構を解明する。10年度は、ヨモギ、ミヤコグサ、チガヤ、スギナの4草種の多年生草本を植栽した2年目の試験用畦畔の群落...
摘要 アラル海に流入するシルダリヤ川下流域の水田を主とするコルホーズにおいて鳥取大、佐賀大、大成建設及びカザフスタン研究機関との共同研究を推進した。多量の水を取水して水稲灌漑に用いるため、地下の浅い...
摘要 積み上げ法を用いて、水稲作で発生している各種環境負荷物質の発生量を栽培体系別に推計する。10年度は文献調査により各栽培体系別のCO2発生量は、水稲移植栽培では680kg/ha、水稲湛水直播栽培...
牛糞機能と湛水機能を活用したダイズシストセンチュウの短期防除法の開発(47)
摘要 当研究室で明らかにした牛糞のダイズシストセンチュウ孵化促進作用と湛水とを組み合わせた、本線虫の短期防除法開発を目的として行った。乾燥牛糞を施用後一定期間(30日以上)おいた後だいずを播種すると...
摘要 育苗マット等に播種された種籾状態から稚苗程度までの生育ステージで移植(播種)できる基盤的技術を開発するため、籾殻成形マット等5種類の床土代替資材を収集し、引っ張り強度等の物性を明らかにした。こ...
摘要 低温・除湿乾燥制御システムは、最初に荷受けを行った小麦を冷却し、品質低下の大きな原因となっている『蒸れる』状態を防ぐことにより、呼吸量を押さえるとともに、発芽などの事故を防止することができる。...