てんさい直播栽培における中苗期土壌病害総合防除技術の開発(124)
摘要 苗立枯病の発生に及ぼす前作の影響として、テンサイ以外の畑作物の跡地における発生の増加が少ないこと、野生エンバクは夏以降に播種し、気温が低下してからすき込む必要があることを明らかにした。資材の影...
テンサイ根腐病に対する抵抗性の機作の解明及び検定法の開発(123)
摘要 抵抗性程度の異なるてんさい品種・系統を粒状培土をつめた試験管に播種し、グロースチャンバー内で8~9週間育生した後、フスマ培地で培養した根腐病菌を地際部に接種する試験管育苗・接種法により、圃場試...
摘要 いくつかの代表的畑作物品目の葯の生長と、傷害機構に関連することが示唆されるアラビノガラクタンプロテイン(AGP)及び関連オリゴ糖の定量を行ったところ、調査した全ての作物(だいず、そらまめ、てん...
摘要 農水省ジーンバンク事業の一部を担当・実施し、我が国の植物遺伝資源の維持保存に協力するとともに、遺伝資源の生理的・生態的特性及び遺伝的特性を調査し、てんさいの優良品種の育成に役立つ情報並びに育種...
省力テクノロジーとしての不耕起、直播が作物根および根域環境動態に及ぼす影響
摘要 北海道の畑作地帯においては、大型機械による耕地の圧密や作物移植作業に伴う労力、時間、エネルギー消費が問題となっており、省力技術としての不耕起、直播技術の開発が求められている。そこで、作物・土壌...
摘要 北海道の大規模畑作地帯において、農業生産に伴う環境負荷の低減が急務であり、環境負荷の評価手法の開発が求められている。そこで、生産に伴うエネルギー投入量、硝酸溶脱量、亜酸化窒素発生量などを見積も...
摘要 北海道の畑作地帯においては灌漑水の不足が問題となっており、作物ごとの適正な灌漑水量を明らかにすることが求められている。そこで、灌水による土壌水分含量の変化を、作物からの蒸発散、地下からの毛管上...
寒地畑作地帯におけるリゾクトニア病菌個体群の多様性発現機構の解明(290)
摘要 ばれいしょ葉に胞子感染するR.solani AG3のサブグループは、rDNAのITS1およびITS2領域の塩基相同性結果から、ジャガイモ系(黒あざ病菌)に相当することを明らかにした。また、 R...
てんさい直播栽培における中苗期土壌病害総合防除技術の開発(140)
摘要 薬剤粉衣ペレット種子を直播した場合の苗立枯病の発生実態、即効性窒素肥料、拮抗微生物、殺菌剤による防除効果、前作の影響について調査した。5月上旬以降に播種するとAphanomyces菌による苗立枯病の発生...
テンサイ根腐病に対する抵抗性の機作の解明及び検定法の開発(139)
摘要 テンサイ根腐病菌の接種源、供試植物体の生育量等の接種条件をかえた人工接種法により、圃場試験で抵抗性程度の異なる3品種・系統の抵抗性発現程度の差異を調べた。品種・系統の根腐病抵抗性の検定は、菜根...
畑作地帯における野菜の導入に伴う植物寄生性線虫生態の変化の解析(138)
摘要 ばれいしょ、てんさい、小麦、だいず、あずきの畑作物とだいこん、にんじん、ごぼう、ながいもの野菜を前後作に組み合わせた場合の、ネグサレセンチュウの密度変化および野菜への影響を調査した。10年度畑...
摘要 テンサイそう根病の媒介菌Polymyxa betaeの土壌中における休眠胞子を汚染圃場中で直接観察した。細胞質を失い空洞化して失活した休眠胞子が多く見られ、この空洞化が高温、高pH、しょ糖添加処理条件で促進...
摘要 てんさい種子のソリッド・マトリックス・プライミング処理による発芽促進を試みた。春先の温度条件を想定した8℃濾紙発芽試験では、プライミング処理により平均発芽日数が3~4日短縮した。明期14h(2...
摘要 直播適性に関与する要因で重要な低温発芽性及び苗立枯病抵抗性の検定法を検討した。低温発芽性に関しては、簡易発芽試験の結果、低温条件下の発芽日数や発芽率は明らかな遺伝形質であることが確認され、有望...
摘要 11年度は、一代雑種採種系統の採種において、種子親と花粉親の栽植比率が採種性と種子品質に及ぼす影響並びに花粉親から種子親への距離が採種性と種子品質に及ぼす影響について調査を行った。栽植比率との...
摘要 花粉親系統では、そう根病抵抗性、根腐病抵抗性、黒根病抵抗性及び褐斑病抵抗性系統を選抜した。種子親系統では、新たなO型系統の選抜・育成と同時に育成系統の生産力、組合せ能力検定、優良系統については...
てんさい一代雑種育成における選抜及び検定方法の開発(103)
摘要 根腐病では、検定ほ場において根腐病を従来よりも効率的に発病・検定可能な機械接種に結びつく粉末・地上部接種方法を開発した。育種試験の高精度・効率化に関しては、精密真空播種機の利用による播種作業の...
摘要 オランダ(VDH社)及びドイツ(KWS社)との共同育成32のF1系統(VDH-CMS×JPPの20F1系統、KWS-CMS×JPPの12F1系統)について健全ほ場において生産力、特性検定を行った結果、標準品種「モノ...
摘要 てんさい育成系統(一代雑種)の褐斑病抵抗性、そう根病抵抗性並びに抽苔耐性の評価を行った。育成系統の褐斑病抵抗性は一般に低く、「導入2号」または「シュベルト」並以上の抵抗性を示す系統は「N136...
寒地畑作地帯におけるリゾクトニア病菌個体群の多様性発現機構の解明(278)
摘要 Rhizoctonia solani の個体群多様性の発現機構を明らかにするため、野外における完全世代の形成、担子胞子感染並びに体細胞和合性(VCG)反応による野外分離株完全世代の単胞子解析と圃場における個体群...