
果菜類における総合的作物管理を目指した総合的病害管理技術の開発
摘要 目的: 果菜類におけるIPM技術の残された課題を解決し,それら技術を総合的に実施し効果を評価する。 得られた成果: ①キュウリの地上部病害について,中下位葉重点防除,品種抵抗性及び化学剤や気門封鎖...

摘要 目的:県内で栽培されるイチゴ品種すずあかねの購入苗について主要病害の保菌状況を遺伝子診断法により調査し、本県の現状に即した病害防除技術を確立するための基礎資料とする。、結果:炭疽病、萎黄病、萎...

摘要 目的:県内で栽培されるイチゴの主要病害の発生実態を調査するために、近年開発された遺伝子診断法の適応性を検証しながら調査をし、また主要な防除薬剤であるQoI剤に対する炭疽病の感受性検定も行い、本県...

樹木寄生性MLO類別診断のための遺伝子の検索と単離(115)
摘要 萎黄症状を示すホルトノキからファイトプラズマに特異的な約1.2KbのPCR産物が増幅されたが、ホルトノキの健全実生苗の抽出核酸からは増幅されなかった。透過電子顕微鏡観察によりホルトノキの罹病木の葉脈師...

摘要 12年度は宿主特異性の異なる2系統のヒメフタテンヨコバイ媒介性ファイトプラズマを用いて、非親和性系統による非宿主植物への抵抗性誘導について解析を行った。その結果、タマネギ萎黄病ファイトプラズマの...

摘要 12年度はファイトプラズマを人為的に植物体内のみで長期間維持することで生じる昆虫伝搬能力の喪失現象について解析を行った。長期にわたり接木を繰り返すことによりニチニチソウ内で病原を維持してきたタマ...

摘要 タマネギ萎黄病およびレタス萎黄病ファイトプラズマの野生株およびマイルドな病徴を示す病徴変異株を用いてファイトプラズマの感染・発病機構の解析を行った。媒介昆虫であるヒメフタテンヨコバイを用いた伝...

関東・中部地域における病虫獣害発生情報の収集と解析(632)
摘要 松くい虫など慢性化した害虫を除けば、期間中最大の害虫はカシノナガキクイムシであった。獣害ではニホンジカ、ニホンカモシカによる被害が大きかった。新病害のホルトノキ萎黄病が各地で見つかった。カシナ...

関東・中部地域における病虫獣害発生情報の収集と解析(162)
摘要 松くい虫など慢性化した害虫を除けば、期間中最大の害虫はカシノナガキクイムシであった。獣害ではニホンジカ、ニホンカモシカによる被害が大きかった。新病害のホルトノキ萎黄病が各地で見つかった。カシノ...

摘要 約1.2kbpの16S rDNA部位のバンドを検出する方法で,ファイトプラズマ病の遺伝診断が可能になった。ホルトノキとクリとクスノキからファイトプラズマを遺伝子診断により検出した。ファイトプラズマ病の新病害...

摘要 11年度は、本研究室で保存しているヒメフタテンヨコバイ媒介性ファイトプラズマの各種分離株について、16S rRNA遺伝子の解析により系統分類学的背景と宿主特異性について再検討を行った。ミツバてんぐ巣病、...

摘要 10年度までにタマネギ萎黄病及びレタス萎黄病ファイトプラズマの野生株と異なる病徴を示す株を選抜し組織学的特性の差異を明らかにした。11年度は病原性解析に有用な変異株を得るために高温処理による変異株...

摘要 ファイトプラズマの分子生物学的及び系統遺伝学的な解析結果を基礎に、ファイトプラズマを迅速かつ簡便に検出するとともに、種や系統を同定し、媒介昆虫を特定できる診断法の開発を目的として本研究を行った...

摘要 9年度までにレタス萎黄病ファイトプラズマをシュンギクで継代し、野生株と異なる病徴を安定して示す株(LY2)を選抜した。このLY2について宿主範囲及び組織学的解析を行った結果、宿主範囲では、供試...

摘要 8年度に開発したPCRによる検出法では、分類上同種とされているが病原性及び媒介虫の異なるファイトプラズマを識別することは困難であった。そこで、タマネギ萎黄病の野生株と変異株(OY-M)の染色体...

摘要 ファイトプラズマに起因する作物病害の発生は、近年の中山間地や水田転作への野菜・花きの導入に伴い、その発生も増加の傾向にある。特に、キマダラヒロヨコバイによって媒介されるファイトプラズマについて...

摘要 タマネギ萎黄病株より見いだされた病徴変異株(OY-M)からさらに虫媒率等の変異株の作出を試みた。その結果供試した20個体のシュンギクのうち、虫媒率の低下あるいは喪失のみられるものが5個体出現し...

樹木寄生性MLO類別診断のための遺伝子の検索と単離(100)
摘要 ケケンポナシてんぐ巣病、ヌルデ萎黄病(てんぐ巣病)、キリてんぐ巣病ならびにナツメてんぐ巣病からヒシモンヨコバイによりニチニチソウに伝搬させた試料から核酸抽出を行い、病原ファイトプラズマに特異的...

摘要 作物マイコプラズマ病の簡便かつ病原に特異的な診断法を開発するために、PCR法による病原マイコプラズマの染色体外DNAの検出を試みた。イネ黄萎病ファイトプラズマ栃木分離株の染色体外DNAの塩基配...

摘要 ファイトプラズマ病は薬剤による防除が困難であり、殺虫剤による媒介昆虫の防除以外に有効な防除法はない。そのため、農業生産の省力・低コスト化及び環境負荷の低減を進めるためには、ファイトプラズマ病の...