摘要 1.キチョウにおいてはこれまでZ染色体を2本持っている遺伝的なオスが細胞内共生細菌であるボルバキアによってメス化されていると考えられていたが、Z染色体上の遺伝子の相対的存在量、及びその遺伝様式を...
摘要 クワコの生息状況の調査として、新しい地域やサンプルが少ない地域で雄成虫を採集した。発生時期は関東及びその周辺でおおむね年2回であることが認められた。カイコ×クワコの交雑個体とクワコそれぞれの雄成...
摘要 目的:GMカイコを養蚕現場で飼育できる第一種使用の管理手法を開発するとともに、製糸、織物加工までの一連の技術体系を確立し、製品開発と需要拡大を図る。、成果:養蚕農家等にフェロモントラップを設置...
摘要 1. カイコの卵や全身で導入遺伝子を強力に働かせるhsp90プロモーターの単離に成功し、これと組み合わせて有用な組換えマーカーを開発した。この組換えマーカーは卵でも蛍光タンパク質を強く発現させること...
① 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1.生物研で担当しているコムギ6B染色体を含め、21対の染色体ごとの概要配列解読が終了し、国際コムギゲノム解読コンソーシアム(IWGSC)として26年9月にScience誌に発表した。この概要配列情報は、マーカ...
摘要 1. 外来遺伝子をカイコの全身で強く発現させることが可能な新規プロモーターの開発に成功した。産卵後5日目の胚でも強い発現が観 察され、またほとんどの組織で恒常的に発現がみられるため、組換えマーカ...
摘要 1. BT毒素Cry1Abが作用するために必要なカイコで同定されたABCC2遺伝子を培養細胞で発現させることにより、非感受性であったカイコ由来の培養細胞が感受性に変化した。これまで、BT毒素活性の検定にはチョ...
① 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1.コムギ6B染色体の約700個のBACコンティグ(6Bの91%をカバー)を染色体上に整列させるために、アンカーマーカーを用いて連鎖解 析及びRadiation Hybrid(RH)マッピングを行った結果、約200マーカーから...
① 農業生物のゲノム解読の推進とゲノムリソースの拡充・高度化
摘要 1.コムギの全ゲノム解読を目指している国際コムギゲノム解読コンソーシアムの一員として、コムギ6B染色体の詳細物理地図作成とゲノム配列解読を行っている。コムギ6B染色体由来のBACクローン68,000個を使...
摘要 1. カイコ幼虫の皮膚の黒色を薄くする遺伝子を用いて、新しい組換えマーカーの開発に成功した。これまで遺伝子組換え実験は、第1白卵突然変異体w-1や蛍光タンパク質マーカーを用いる必要があり、実用的な...
摘要 1.シルクフィブロインスポンジの多孔質径を変化させたり乾燥-再湿潤処理を行ったりしたが、スポンジの破断強度や初期弾性率に顕著な変化が観察されなかった。また多孔質径が異なるフィブロインスポンジ内...
生物多様性保全に配慮した里山林の評価手法と管理技術に関する調査
摘要 (目的)被害や撹乱を受けた里山地域の森林について,生物多様性に配慮した持続可能な森林経営に向けた生物指標を探索し,林分の管理技術を開発する。(研究の要約)ナラ類集団枯損被害は,平成元年以来,増...
摘要 昆虫に特徴的な行動である「羽ばたき飛翔uフェロモン源探索行動謔闖繧A工学的な手段による解析および行動の再構成を行った。まず自由飛翔中の筋電位を計測するために、小型FM無線送信機(2チャンネル装備、大...
昆虫の新機能性化学交信物質の生合成・制御機構の解明(108)
摘要 害虫防除においてフェロモンを効果的に用いるには、害虫側におけるフェロモン受容の分子機構を明らかにすることが必要である。本研究ではこれまでに、カイコガ触角の体液からフェロモン結合蛋白質(PBP)を単...
摘要 昆虫のはばたき飛行を解析するため小型無線装置をエビガラスズメに取り付け、自由飛行中の飛翔筋の筋電位を計測した。高速度カメラで撮影した映像とあわせて解析することで、テザード実験と自由飛行実験では...
摘要 カイコガのフェロモン結合蛋白質遺伝子と大腸菌を用いて、組み換え蛋白の大量発現を行った。その結果、天然から抽出された蛋白と同じ分子量を有し、正常なジスルフィド結合を有する組み換えフェロモン結合蛋...
昆虫におけるトランスポゾンの探索と種内及び種間の変異の解明(9)
摘要 Bm1の挿入サイト周辺の構造変異をカイコとその祖先種と考えられるクワコ(B. mandarina)の間で比較・検討したところ、カイコ休眠ホルモン-フェロモン生合成活性化神経ペプチド(BomDh...
摘要 昆虫の探餌・摂食・配偶行動に関わる化学受容細胞の生理学的な特性を明らかにする。雄カイコガ蛹より摘出した触角の細胞を培養して成虫触角の化学受容細胞を分化誘導させ、これを材料として膜特性解明のため...
無脊椎動物の脳・神経系の構造および情報処理機構の解明に関する研究(40)
摘要 脳・神経系の構造と機能の解明。昆虫の脳、ヤリイカの視神経系を膜電位感受性色素で染色し、神経活動を光計測できる可能性を示した。フェロモン刺激によって、誘発される雄カイコガのジグザグ行動発現に関与...
摘要 カイコからの休眠ホルモン(DH)のcDNAと遺伝子の単離とその構造決定ならびに本ホルモンの作用機構を検討した。1)食道下神経節のcDNAライブラリーから4個のDHcDNAを単離した。塩基配列を...