摘要 本研究課題においては、インド型イネに由来するイネ縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-iのポジショナルクローニングを目的とする。11年度は、近交系(黄金晴×月の光に由来するF7種子)を利用して、抵抗性遺...
遺伝子導入トマトのキュウリモザイクウイルス抵抗性の性状解明と安全性評価(293)
摘要 キュウリモザイクウイルス(CMV)に対する抵抗性トマトの作出のためサテライトRNA遺伝子を導入した■4-7系統について、隔離圃場での安全性評価を行った。遺伝子導入元の品種の秋玉と比較し、訪花昆...
摘要 ばれいしょのマイクロチューバー(MT)による健全種いもの簡易大量生産技術の開発をめざし、MTから生産する種いもの無病性を維持するための技術を開発する。ばれいしょに発生する主要な4種ウイルスにつ...
土着天敵によるアブラムシ類防除を核とした害虫の総合防除技術の確立(307)
摘要 殺虫剤散布回数を異にした圃場区画において害虫・捕食性天敵の発生を調査した。アセフェート散布区はいずれもワタアブラムシのリサージェンスが起こり、散布回数が多いほどその程度は顕著であった。これは捕...
圃場抵抗性・耕種的防除法・たねいもの機能水消毒を核とした疫病、そうか病防除技術の確立(297)
摘要 殺菌剤を8回、4回、0回散布したところ、少発生条件下では8回と4回散布区で大きな違いは認められなかった。無散布区の「マチルダ」では疫病の発生量は少なかったが、塊茎腐敗は多かった。紙筒の強度とそ...
摘要 バラ科樹木8種の1年生苗木を鉢植えして温室で育成し、新梢を採取して接種試験に供した。病原性検定の方法を検討し、ペトリ皿に並べた新梢切片に接種する簡便な方法で新梢の感受性あるいは抵抗性の程度を検...
キュウリモザイクウイルス弱毒株によるトマトモザイク病の病徴軽減(299)
摘要 キュウリモザイクウイルス(CMV)に感染したトマトにCMVのサテライトRNAを接種するとモザイク症状が軽減する現象の解析のため,当場で保存しているサテライトRNAの分離株の中から有効な株の探索...
摘要 ガンマキンウワバとタマナギンウワバの蛹を用いて、1H NMRでスピンー格子緩和時間T1を測定した。水のピークについては、測定前に与えた種々の低温条件や種によって差は見られなかった。しかし、アル...
天敵微生物を利用したジャガイモシストセンチュウ制御技術の開発(303)
摘要 ジャガイモシストセンチュウの異常シストから85株の糸状菌を分離し、雌成虫に対する寄生性の有無に基づいて選抜を行い、天敵糸状菌として2系統5菌株を得た。1系統(2菌株)は、Verticillium chlamydos...
ネグサレセンチュウ類の種間・種内における生化学的特性の解明(304)
摘要 ネグサレセンチュウ類の迅速な同定法を確立するため、まず、各ネグサレセンチュウ種のアイソザイムパターン比較を行った。その結果、リンゴ酸脱水素酵素、ホソホイソメラーゼにおいて明瞭なシグナルが得られ...
ばれいしょ圃場におけるアブラムシ類の発生変動要因の解明および発生予測モデルの開発(305)
摘要 4~10年までのデータから11年の圃場への有翅虫の侵入開始日を予測した結果、実際の飛来日に対してモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシでは的中し、ワタアブラムシでは5日遅く予測さ...
摘要 カメムシ類の食痕検出を染色法により試みた結果、オオトゲシラホシカメムシ、ブチヒゲカメムシでは検出可能であったが、アカヒゲホソミドリメクラガメでは供試したいずれの染色液でも明瞭な食痕を認められな...
マイクロチューバ栽培における虫害、線虫害防除技術の開発-マイクロチューバ株の生育過程およびアブラムシ類の発生過程の解明-(309)
摘要 普通栽培のばれいしょと6月5日および7月23日に移植したMT株について、害虫の発生消長および収量を比較検討した。MT株にはどの移植時期においても、タマナヤガおよびカブラヤガの幼虫であるネキリム...
マイクロチューバ苗移植による線虫汚染防止技術の開発(310)
摘要 時期別汚染調査では、「アーリースターチ」の植付け50日後には新塊茎表皮から線虫が分離され、70日後では分離数が10倍に高まった。しかし、収穫時には1/100以下になった。その原因は不明である。...
摘要 現地圃場2箇所(真狩村・函館市)で抵抗性品種間の線虫密度低減効果及び収量性試験を行った。函館市の圃場では、各品種間で線虫密度低減程度に差は認められなかったが、収量性に差が認められた。「さやか」...
ダイズシストセンチュウの抵抗性品種に対する増殖力の差異と変遷(313)
摘要 道央に発生するダイズシストセンチュウ4個体群と本州中信農試の個体群のレース検定の結果は道内産個体群はレース3、中信農試はレース1であった。北海道に発生が知られるレース1と5は供試した道内産個体...
摘要 有害線虫の寄生機作を解析することは、線虫の病原性を解明する上で重要である。線虫は宿主細胞に口針を貫入して摂食している。その際、口針から特定の物質を分泌して宿主作物の組織に褐変・腐敗や肥大等変化...
キュウリモザイクウイルス(CMV)弱毒株の大量接種法の開発(284)
摘要 サテライトRNAを利用したキュウリモザイクウイルス(CMV)弱毒株によるトマト栽培でのCMVの防除を目的として、一般農家に弱毒ウイルス接種トマト苗を大量に供給する方法の確立のため、北海三共株式...
遺伝子導入トマトのキュウリモザイクウイルス抵抗性の性状解明と安全性評価(285)
摘要 弱毒性のサテライトRNA遺伝子を導入したキュウリモザイクウイルス(CMV)抵抗性トマト系統(No.4-7系統)を供試し、抵抗性の性状を解明するとともに、隔離圃場での安全性評価する。10年度は隔...
ネグサレセンチュウ類の種間・種内における生化学的特性の解明(290)
摘要 キタネグサレセンチュウ、ミナミネグサレセンチュウ、クルミネグサレセンチュウ、チャネグサレセンチュウ、パイナップルネグサレセンチュウ、ノコギリネグサレセンチュウ、モロコシネグサレセンチュウの7種...