摘要 クワ暗斑病は、日本では1991年に発見された病害であり、病理学的研究はまだ少なく、不明な点が多い。そこで本病の発病機構、防除法を確立することを目的として本研究を行った。6年度は、本病の病斑形成...
摘要 Autographa californica核多角体病ウイルス(AcNPV)がカイコ核多角体病ウイルス(BmNPV)のカイコ卵巣由来BmN4細胞への感染増殖に対して示す干渉効果について検討した...
摘要 吸汁性桑害虫のカンザワハダニより分離した昆虫病原糸状菌Verticillium lecaniiについて、その病原力を他の昆虫より分離されたV.lecanii2菌株(カミキリムシ及びアブラムシよ...
摘要 カイコの中腸組織から調製した解離細胞を用いて、バチルス菌Bacillus thuringiensisの作る殺虫性毒素蛋白質の毒素活性のin vitro定量法の確立を行った。トリプシンで活性化し...
バイテク養蚕技術の開発-組換えウイルスの効率的な接種技術の開発及びウイルス拡散防止技術の確立-(170)
摘要 組換えウイルスの効率的な接種技術及びウイルスの拡散防止技術を確立するため、NPVの経口及び経皮による効率的接種法並びにウイルス拡散防止法について検討した。その結果、5齢幼虫100頭当たり3分以...
摘要 有用昆虫における微胞子虫の感染防除技術及び微胞子虫の利用による害虫防除法の開発に資するため、蚕由来微胞子虫Nosema bombycis及び柞蚕由来微胞子虫Nosema sp.の13種の鱗翅目...
摘要 バチルス菌Bacillus thuringiensis(BT菌)の産生する殺虫性毒素蛋白質(cry)遺伝子の塩基配列特異性を利用して合成したオリゴヌクレオチド・プライマーを用いて、コガネムシ類...
摘要 全齢人工飼料育に適合した防疫管理技術の開発を目的とし、人工飼料育における蚕病発生及び薬剤耐性菌の出現、飼育環境における病原菌の検出等に関する調査を行った。その結果、人工飼料育における蚕病発生は...
環境ストレスに対する桑の生育反応及び生体防御機構の解明―病原菌等ストレスに対する桑の生体防御機構の解明―
摘要 機械収穫は病原菌が多数生息する土壌付近で桑枝を切断し、密植栽培は桑の樹勢を弱めると共に病原菌の繁殖に適した多湿条件を与え、周年栽培は、桑の抵抗性が弱まる初秋季にも侵入開口部を病原菌に提供してし...
摘要 本課題は8年度の途中から課題化したもので、病原関連微生物の生産する毒素、抗生物質、色素など多様な機能性成分を検出し、各種成分の役割を明らかにすると共に、機能性成分の有効利用を図ることを目的にし...
摘要 8年度は罹病桑枝からの細菌の分離と品種による被害程度の差を明らかにした。新潟県、山形県、茨城県下の各桑園から軟腐症状を呈している桑枝を採取し、常法により細菌を分離し簡易同定を行った結果、ジャガ...
摘要 クワ炭そ病菌Colletotrichum dematiumによる本病の発生消長を知る目的で、圃場における自然発病の定点調査を行った。また、時期別および葉位別クワ葉の本病に対する感受性の差異につ...
摘要 宿主の異なるBeauveria 属菌株間でRFLP解析により遺伝子多型が見られたrDNAについて、その一部の塩基配列を比較した。また、供試虫の安定供給のためキボシカミキリの省力大量飼育法の開発...
摘要 核多角体病ウイルス(NPV)及び濃核病ウイルス(DNV)に抵抗性の蚕品種を選抜する目的で、保存蚕品種 456品種及び指定交雑種8品種とそれらの原種、交雑原種、さらにインドの5蚕品種について両ウ...
昆虫病原ウイルスの宿主特異性変異株の特性解明とその利用(157)
摘要 昆虫核多角体病ウイルスの宿主特異性決定機構を解明する目的で以下の実験を行った。1)アメリカシロヒトリ孵化幼虫細胞を培養しNISES-HCL92培養細胞系を樹立した。2)カイコとアメリカシロヒト...
摘要 ウイルス感染等により変形した培養細胞の細胞内部構造の変化を観察するために、BmN4細胞に感染性を示すカイコ核多角体病ウイルス(BmNPV)と感染性を示さないアメリカシロヒトリ核多角体病ウイルス...
摘要 北海道大学で保存されているBT菌株からserotype1~27の各亜種を材料としてcry遺伝子の検索を行い、次のような結果を得た。1)17亜種においてcryI遺伝子が同定された。2)cuboi...
摘要 全齢人工飼料育に適合した防疫管理技術の開発を目的として、「はばたき」及び日137号×支146号を用い、核多角体病ウイルス(NPV)及び細胞質多角体病ウイルス(CPV)の蚕座内感染の様相と、人工...
摘要 昆虫寄生性微胞子虫を利用した害虫密度の制御技術や有用昆虫における効率的な病原防除技術の開発に資するため、アメリカシロヒトリ由来微胞子虫 Nosema mesnill及びサクサン由来微胞子虫No...
摘要 キボシカミキリの天敵糸状菌Beauveria brongniartiiは、微生物農薬として注目されているが、その感染・発病機構については不明な点が多い。そのため、菌の宿主特異性及び病原力に関連...