遺伝子組換え技術やゲノム編集技術の高度化とそれらを活用した新規有用作物・昆虫素材作出技術の開発
摘要 除草剤抵抗性遺伝子 HIS1 のトリケトン系除草剤抵抗性に必要なアミノ酸残基を明らかにし、ゲノム編集による遺伝子破壊イネ系統が同除草剤に感受性となることを示した。新規閉花性遺伝子の変異体で植物ホルモ...
摘要 1.抗トマトモザイクウイルス(ToMV)薬剤の高活性化に向けて、ToMV複製タンパク質のヘリカーゼドメイン(ToMV-Hel)を 標的として19F-NMRによるフラグメントスクリーニングを実施し、得られた16ヒット化合物の...
摘要 1. ツマグロヨコバイの共生リケッチアはヨコバイの細胞の細胞質だけでなく細胞核内、さらには成熟した精子の核内にも存在していた。共生リケッチア感染ヨコバイと非感染ヨコバイの交配実験の結果、感染雌か...
摘要 乳房炎等の大規模酪農関連疾病の研究に関しては、 a) 乳中のウシ肝細胞成長因子(HGF)を定量するサンドイッチELISAを開発した。このELISAを用いて黄色ブドウ球菌(SA)性乾乳期乳房炎乳汁中のHGF濃度を測...
摘要 乳房炎等の大規模酪農関連疾病の研究に関しては、a)黄色ブドウ球菌(SA)の産生する毒素ロイコシジンが貪食細胞であるマクロファージに対して、細胞傷害性を示すことを明らかにした。炎症抑制因子である分泌...
バキュロ発現系による犬フィラリア関連分子発現と分子構造機能解析
摘要 農生研で開発されたカイコ培養細胞Ke17細胞における膜タンパク質発現効率の高さの検証と、新しい膜タンパク質発現スクリーニングのハイスループット系の確立を行った。同時に1,000個(一日100,000種類の細胞...
摘要 1. JHシグナリングの分子機構の詳細を明らかにし、JHスクリーニング系の改良に資するために、JH受容体候補遺伝子Met(メソプレントレラント)のパートナー分子の探索を行った。カイコのMetとsteroid recep...
摘要 1.蛍光や体色以外のマーカーとして、抗生物質の一種であるブラストサイジンSに対する耐性遺伝子ブラストサイジンSデアミナーゼを用いて、組換えカイコの産業化に有用であると考えられる薬剤耐性マーカー...
摘要 1.軟骨再生材料としてのシルクフィブロインスポンジの作製技術に関しては、再現性の高い作製技術の確立のために、昨年度の理論的な取り扱いから過冷却解放後の凍結温度が多孔質径に影響を与えることの推定...
摘要 1.シルクフィブロインスポンジの多孔質径を変化させたり乾燥-再湿潤処理を行ったりしたが、スポンジの破断強度や初期弾性率に顕著な変化が観察されなかった。また多孔質径が異なるフィブロインスポンジ内...
摘要 1.病害抵抗性遺伝子の単離:病原微生物は害虫の防除に利用され、重要な防除資材であるが、害虫に抵抗性がつき、防除効果が低下する事例が知られている。そこで、Bt細菌とボーベリア菌に対する抵抗性を引き...
摘要 1.カイコの幼若ホルモン(JH)合成器官であるアラタ体から完全長cDNAライブラリを作製し、完全長ESTデータベースを作成するとともに、カイコゲノム塩基配列情報から、未同定後期JH合成酵素の候補である短鎖...
摘要 (目的)養蚕農家、農業改良普及センター等から持ち込まれた薬害蚕の中毒農薬を判定するため、農薬汚染桑の蚕に対する影響を検討する。また、(社)群馬県植物防疫協会等の依頼により、新規登録農薬の蚕への...
摘要 ドウガネブイブイ昆虫ポックスウイルスのスフェロイドとスピンドルを同時に食下したドウガネブイブイ幼虫の中腸内で、スフェロイドから放出されたウイルスは少なくとも6時間ほどで、スピンドルの作用で損傷...
カイコの抗菌性タンパク質等の構造決定と改変および機能、発現機構の解明
摘要 BmCautus遺伝子ノックダウン形質転換カイコを作出し、Rel遺伝子発現に与える影響を調べたところ、Rel遺伝子の発現が明らかに低下することがわかった。一方、Rel遺伝子ノックダウン系におけるCactus遺伝子の...
昆虫培養細胞系簡易作出技術の開発と培養細胞系による昆虫免疫反応解析系の確立
摘要 SV40-T遺伝子導入による昆虫の血球細胞の株化誘導は見られなかった。新たに作出された数種の培養細胞株の特性解明が進んだ。カイコ卵巣由来細胞株BmN4細胞を脂肪細胞へ分化誘導する薬剤の影響は、脂肪蓄積に...
摘要 本県の養蚕業を発展させるためには,生産性の向上および規模拡大が不可欠であるが,桑を利用した養蚕技術体系によってはその実現性は低く,それが達成のためには人工飼料の活用による新たな技術体系を確立す...
摘要 組換えバキュロウイルスの経口接種については、接種に先立ち、0.3%以上の濃度にポリオキシンAL水和剤を添加した餌をカイコに食下させる必要があることを明らかにした。定法として0.5%濃度の同薬剤を用いる...
昆虫培養細胞系簡易作出技術の開発と培養細胞系による昆虫免疫反応解析系の確立(D342)
摘要 樹立した連続継代性培養細胞株の主な利活用として、生理活性物質に鋭敏に誘導される血球由来細胞株の機能解析を進めた。無血清培養可能なカイコ細胞株は組換えウイルスに対する感受性が高く、組換え体の高発...
ふくおか安心農産物認証制度を支援する減農薬防除体系の確立 (1)施設果菜類における50%減農薬防除体系の確立 (i)トマト、ナスの減農薬防除体系の確立
摘要 促成栽培トマトについては、トマト黄化葉巻病の媒介虫シルバーリーフコナジラミの薬剤感受性低下が懸念されるため、殺虫剤に替わる防除法として、紫外線カットフィルムの展帳や防虫ネットの効果を検討した...