摘要 "ネグサレセンチュウ類は農作物の収量、品質の低下をもたらす重要な線虫グループである。本属の線虫は、微細な形態的特徴により識別されているため、その同定には熟練を要する。ネグサレセンチュウの正確な...
摘要 Geranium pratenseに含有される抗菌物質の主なものとして、Geraniinが同定できた。この物質はGeranium pratenseの根に乾物重ベースで約1%と極めて多量に含有さ...
天敵微生物を利用したジャガイモシストセンチュウ制御技術の開発
摘要 ジャガイモシストセンチュウ(GN)は、北海道のばれいしょ生産にとって最重要の難防除害虫である。本種には4年輪作体系と薬剤の組み合わせが中心となった総合防除が奨励されているが、近年の減農薬指向な...
孵化促進物質の利用によるダイズシストセンチュウ防除技術の確立(71)
摘要 5年度までに孵化促進効果が高いと判定された赤クローバ及びクロタラリアについて鉢、圃場においてその効果を試験し、具体的な利用法を最終年度にかけて検討した。赤クローバは、緑肥作物として小麦の間作に...
摘要 そうか病は、ばれいしょ生産の大きな阻害要因となっている。決め手となる防除法は現在のところなく、抵抗性品種、特に業務・生食用品種での育成が強く要望されている。そうか病に対する真正抵抗性は見つかっ...
摘要 イネ縞葉枯病は中国・韓国及び我が国に発生するイネウイルス病の重要病害の1つである。現状では本病害の防除は抵抗性品種の育成に大きく依存してきた。本研究課題では、抵抗性品種の育成において抵抗性遺伝...
摘要 ダイズシストセンチュウはだいず、あずきなどを加害する線虫として農業上重要である。本種は、越冬シスト内の卵からふ化・遊出した二期幼虫が一次感染を起こすが、2世代目以降、新生シスト外に産生された卵...
牧草・飼料作物採種病害の発生実態と防除法に関する研究(55)
摘要 チモシーがまの穂病菌の成植物への接種法を確立するために、チモシー株の刈り取り直後の切口へ分生胞子および子のう胞子を噴霧接種し感染の有無を検討したところ、接種株は翌年に発病は認められず、葉身組織...
摘要 5年度明らかにされた石灰窒素浸出液による遊走子のう形成阻害効果による感染抑止を残渣処理法とともに検討した結果、罹病茎葉のすき込みは発生を増大させるが、石灰窒素を施用することにより感染が抑止され...
摘要 個体群構造の年次変動を明らかにするために、初年目の小麦畑におけるVCGを調査したところ、数種の優占VCGが存在していた。雪腐褐色小粒菌核病菌の菌群の分化を明らかにするために、積雪期間が異なる地...
摘要 寒地型イネ科牧草4草種8品種のクローンを供試し、根雪前および越冬後の雪腐黒色小粒菌核病接種区、雪腐病防除区の茎基部の貯蔵炭水化物(フレイン)をHPLC(カラムKS-803)で分析した。その結果...
摘要 イネ縞葉枯病は中国・韓国及び我が国に発生するイネウイルス病の重要病害の1つである。現状では本病害の防除は抵抗性品種の育成に大きく依存してきた。本研究課題では、抵抗性品種の育成において抵抗性遺伝...
寒地の水稲折衷直播栽培における安定多収要因の解明と省力技術の開発
摘要 生育期間の短い寒地で大規模水稲折衷直播栽培による安定多収を得るために、極早生品種の利用、作期幅の拡大、栽植密度、施肥法及び土性の違い及び生育期の深水管理による生育調節及び冷害防止等の諸条件につ...
孵化促進物質の利用によるダイズシストセンチュウ防除技術の確立(286)
摘要 孵化促進効果のある植物根浸出液の土壌施用方法による効果の違い、孵化促進効果のある作物の栽培後の孵化効果の持続期間、及び線虫のレースと根浸出液濃度の違いによる孵化率の差異について調査した。根浸出...
ジャガイモシストセンチュウの抵抗性品種に対する寄生性の分化(281)
摘要 本道に分布するジャガイモシストセンチュウに対し抵抗性品種による防除が行われているが、これらを侵す新たな寄生型の出現の可能性について検討してきた。真狩産線虫は抵抗性品種「ツニカ」に寄生が認められ...
牧草・飼料作物採種病害の発生実態と防除法に関する研究(270)
摘要 圃場でチモシーがまの穂病の発病株率が高いチモシー系統の保存種子に内生菌糸の存在を検討したところ、種子内に内生菌糸は観察されなかった。幼苗への人為接種は表面殺菌した種子を深底シャーレに播種、育苗...
摘要 だいず根及び胚軸を汚染土壌から物理的に遮へいする紙袋播種によって茎疫病発病株率が低下することが再確認された。茎疫病の発病は病原菌の存在位置によって異なり、感染は菌が土壌表面に近いほど多いが、3...
摘要 寒地型イネ科牧草の雪腐病害が越冬後の貯蔵炭水化物(フレイン)に及ぼす影響を調査するため、4草種の16クローンを材料として、根雪前に培養した黒色小粒菌核の接種及び雪腐病防除処理を行った。接種区は...
多胎牛の分娩事故発生要因の解明とその防除技術の確立(215)
摘要 新たに開発したβ-メルカプトエタノール添加輸送培地を用いて、黒毛和種体外受精胚をストローに封入し、20時間前後の輸送を行って移植した結果、7頭中4頭(57%)が受胎した。この4頭に対して、妊娠...
摘要 低温障害粒の発生(開花期の低温による白目ダイズ種皮の褐変)が、北海道で問題になっている。そこで、褐色色素の分析と着色形質の遺伝分析を行った。まず色素の抽出と分析の結果、それがカテコールメラニン...