摘要 広葉樹・針葉樹の造林地や渓畔林においてコウモリガの穿孔・食害による被害・枯死が多発している。薬剤による環境汚染を抑えるために、性フェロモン等生理活性物質による被害回避技術の開発が望まれている。...
スギノアカネトラカミキリの性フェロモンを利用した簡易型トラップの開発
摘要 スギノアカネトラカミキリによるスギのトビクサレの予防には、生枝打ちが効果的であることが示されているが、低コスト化・省力化が求められている中、施業基準に従った枝打ちが実施されない状況にある。一方...
カンキツ類を加害するコナカイガラムシ類に関する研究(221)
摘要 カンキツ加害性コナカイガラムシ類の発生生態を解明するため、齢期の判定法、発生消長の予測法、施設と露地での発生量の差等について検討した。ミカンヒメコナカイガラムシとミカンコナカイガラムシの齢期は...
果実せん孔性及び吸汁性害虫の天敵微生物の探索と利用技術の開発
摘要 現在リンゴ害虫の防除は化学合成農薬の散布が主体になっている。しかし環境保全、生産者の労働力軽減などからこの害虫防除体系に代わりうる新防除技術の開発が望まれている。近年、性フェロモンを利用した交...
果樹園内のフェロモントラップ設置位置によるキンモンホソガの成虫誘引消長の差異(273)
摘要 キンモンホソガの性フェロモントラップを、発生時期をモニターする目的で設置するには、その園地の卓越する風向を考慮にいれて、越冬世代に対しては地上30cm程度、第1世代以降は150cm前後の高さで...
摘要 コナカイガラムシ類の防除は若齢幼虫の時に行う必要があるが、齢の識別には熟練が必要であり、生産者が防除適期を把握するには困難を伴う。ミカンヒメコナカイガラムシの雄成虫は雌のフェロモンにより誘引さ...
摘要 とうもろこしの主要子実害虫であるアワノメイガとオオタバコガの第1世代卵を生物的に防除するために、圃場に設置した合成性フェロモントラップにアワノメイガ雄成虫が捕獲されてから4日後の6月3日に、ヨ...
モンシロドクガ等鱗翅目昆虫の性フェロモンの解明とその行動制御機構(49)
摘要 害虫の行動制御による防除手段開発を可能にするため、モンシロドクガやチャドクガ、タイワンキドクガなどの鱗翅目昆虫の性フェロモンを解明した。モンシロドクガの雌抽出物からは、光学異性体を含め計8種の...
摘要 キボシカミキリやゴマダラカミキリの性フェロモンを利用した防除手段開発を可能にするため、ゴマダラカミキリについて性フェロモン活性成分の解明を試みた。供試虫は果樹試興津支場と大分県柑橘試、沖縄農試...
摘要 鱗翅目昆虫の性誘引フェロモンについて多様な研究が進められ、主要害虫については防除手段が実用化されてきた。しかし、地域特産作物などのいわゆるマイナー害虫のモニタリングや直接防除へ性フェロモンを利...
摘要 近年果菜類を中心に被害が増加しているオオタバコガは、幼虫が食入性であり被害が著しい難防除害虫である。しかし、従来我が国では多発することは少なく重要害虫とされていなかったため、オオタバコガに関す...
摘要 インドネシアにおいてダイズの重要害虫であるborerに対する抵抗性品種選抜のための検定法を確立し、7品種に適用した。コサマメには産卵数が少ない傾向が認められたが、何れの品種とも莢に接種した幼虫...
農薬使用量軽減のための環境に配慮したコガネムシ類の防除技術の開発(78)
摘要 アオドウガネの性フェロモンをmethylbenzoate、2-(E)-nonenal、2-(E)-nonenol及びbuibuilactoneと同定した。合成品性フェロモン(混合比1:3:3:...
カンキツ類を加害するコナカイガラムシ類に関する研究(233)
摘要 ミカンヒメコナカイガラムシの性フェロモンを効率的に単離するため、簡便なバイオアッセイ法を検討した。15-20頭の雄成虫を直径9cm、深さ2cmのプラスチックシャーレ内に放し、性フェロモンの粗抽...
摘要 中国の綿花栽培地帯において重要問題化しているオオタバコガ問題の実情を把握し、性フェロモン利用及び利用研究を進める上での問題点を明らかにするため、主要綿花栽培地帯である河北省の現地圃場を視察し、...
摘要 茶樹および果樹の主要害虫であるハマキガ類の性フェロモンは明らかにされており、すでに一部は害虫防除に利用されている。しかし、ハマキガの種によって性フェロモン濃度に対する感受性が異なる。このことは...
コガネムシ類等大豆害虫の性フェロモン等行動制御物質の特性解明(43)
摘要 難防除害虫であるコガネムシ類の性フェロモンなどの行動制御物質の特性を解明して新しい害虫防除法開発を可能にするため、ダイズなどの害虫ドウガネブイブイ雌が放出する性フェロモン成分として、(R,Z)...
摘要 難防除害虫であるキボシカミキリの天敵糸状菌Beauveria brongniartiiによる効率的防除体系の確立のため、キボシカミキリの生態、本菌の特性等について検討した。本成虫の桑園内移動と...
摘要 キボシカミキリの天敵糸状菌Beauveria brongniartiiは、微生物農薬として注目されているが、その感染・発病機構については不明な点が多い。そのため、菌の宿主特異性及び病原力に関連...
摘要 "チャノコカクモンハマキの性フェロモンを巡る個体間の関係を明らかにし、環境保全型総合防除体系の一手段としての性フェロモンの使用法を確立する。8~9年に、種内変異、多様性の分析及び評価法を確立し...