摘要 イネ品種のいもち病圃場抵抗性遺伝子の単離を最終目的とし、葉いもち圃場抵抗性強のイネ品種中部32号と同弱の農林29号の交配F3系統を用いて多型解析を行い、35個のDNAマーカーからなる連鎖地図を作成した。...
同質遺伝子系統安定活用シミュレーションモデルの開発(110)
摘要 同質遺伝子系統を用いた安定で効果的ないもち病防除法を明らかにする計算機シミュレーションモデル作成のため、多系品種における葉いもちの発病要因を解析し、詳細な要因関連図を作成した。また、抵抗性系統...
いもち病菌の病原性分化の解明と抵抗性の効果的利用法の開発(109)
摘要 イネ品種のいもち病に対する抵抗性を解析するため、葉いもちと穂いもちに対し圃場抵抗性程度の異なるイネ品種・系統を交配し、世代の促進を行った。また、多系品種によるいもち病防除を効果的に行うため、罹...
摘要 水稲の重要害虫であるコバネイナゴの体色には褐色,緑色,紅色の3タイプが存在する。近年コバネイナゴが増加した背景には,3タイプ間の種々の相違(発生生態,農薬への感受性)が関与している可能性が考え...
摘要 水田の生物相を害虫,天敵,それ以外の生物の3種に区分けし,除草剤がこれらの生物相の発生生態にどのような影響を与えるかを調べた。その結果,天敵とそれ以外の生物の種数と個体数は,無処理区>有効成分...
水田系の害虫・天敵相の発生生態ならびに薬剤感受性調査(104)
摘要 環境調和型の水稲害虫防除技術の基礎知見を得るために,水稲害虫の発生生態調査を実施した。水稲害虫ニカメイガにはイネとマコモを加害する2系統が存在するが,この2系統それぞれにイネとマコモを与えて産...
稲・麦病虫害に対する新殺菌・殺虫剤の作用特性に関する研究(103)
摘要 いもち病による被害が著しい東北地域で本病の効率的な防除法を確立するため、新しく開発された新殺菌剤NNF-9425粒剤9を出穂期11日前と同21日前に10a当たり4kgの割合で湛水散布し、同剤の穂いもちに対する作...
湛水直播水田における病害虫による被害の回避技術の確立(102)
摘要 寒冷地直播イネの病害虫防除法確立のため、湛水直播で長期持続型殺菌剤の苗立ちといもち病、紋枯病の発生に及ぼす影響と害虫の発生様相について調査した。その結果、アゾキシストロビンは苗立ちの向上に効果...
摘要 平成11年度も引き続き家畜衛生試験場の微生物株のデータベース化を進めたところ,ウイルス株・44株(のべ442株),細菌株・86株(のべ1,191株)が新たに登録された。そのうち,ウイルス株・1...
摘要 11年の乾田直播水田においては、銃器による有害鳥獣駆除の実施を播種後約1週間遅らせたが、これまでと同様に鳥害による苗立ち数の減少は検出されなかった。主な加害鳥であるキジバトは播種後1週間目頃に直播...
温暖地東部向き複合病害虫抵抗性、直播など機械化適応性品種の育成(65)
摘要 多収・直播栽培向きの「関東188号」を新品種候補として育成した。また、直播適性系統「関東205号」、いもち・縞葉枯・ツマグロヨコバイ複合抵抗性系統「関東204号」の2系統を新配付系統とした。直...
摘要 中山間地域では、高齢者や女性が中心となり軽量なコマツナ、ホウレンソウなどの軟弱野菜の生産を主体として地域農業の一端を担っている。本研究では、小規模野菜経営に導入可能な物理的害虫防除技術を中心と...
軟弱野菜生産における播種・移植等の小型機械による軽労化技術の確立(20)
摘要 減農薬野菜生産技術として、在圃期間を短縮できるセル苗利用の有効性と軟弱野菜セル苗移植の機械化を検討した。無農薬栽培下では直播栽培に比べ、セル苗移植は圃場での虫による被害がかなり軽度となり、生育...
摘要 いもち病による被害の著しい東北地域で、本病に対する効率的な防除法を確立するため、新しく開発された殺菌剤アチーブ粒剤9の穂いもちに対する作用特性を明らかにするとともに有効な施用法を検討した。その...
摘要 汎用水田の大豆栽培における湿害回避技術を確立するため、過去3年水稲を移植、無代かき直播および不耕起直播した圃場で明渠で大豆を栽培し、湿害の影響を調べた。6月下旬から湿潤処理した区の大豆は排水区...
摘要 食葉性害虫に対する抵抗性品種などの害虫管理素材の実用化を図り、水田輪作における大豆栽培の省資源害虫管理方法の確立に資するため、水田大豆での害虫種と被害量を調査した。水田転換畑に大豆を栽培し、播...
積雪寒冷地におけるノビエの動態解明と要防除水準の策定(117)
摘要 タイヌビエの要防除水準の策定に資するために、水田土壌中における生存種子数とその休眠性の推移を調査した。その結果、生産翌年の種子と2年目以降の種子では休眠の季節変化に違いがあることが推察された。...
摘要 スルホニルウレア抵抗性雑草の生態的特性を把握し雑草管理指針の策定に資するために、抵抗性イヌホタルイの種子発芽特性を感受性のものと比較した。その結果、1ヶ月間の低温湿潤処理を行った後では、すべて...
摘要 水稲作雑草防除における化学除草剤への依存度を低減するためにバイオ除草剤の開発が進められているが、化学除草剤に比べて除草効果が不安定とされている。本研究では、ノビエ対象微生物除草剤MTB-951の除草...
摘要 複粒化種子を用いた直播栽培における省力的雑草防除技術を開発するために、フロアブル剤やジャンボ剤など各種剤型の異なる除草剤の直播栽培での適用性を検討した。その結果、AC-014ジャンボ、CH-904フロアブ...