摘要 バナナでは、不結実性のため改良が難しく、突然変異育種法が有効である。バナナの培養系を用いて、ガンマ線と倍加剤コルヒチンを処理した再分化個体群の倍数性を解析した。各再分化個体では、葉裏の気孔数と...
暖地向き飼料用トウモロコシの障害抵抗性育種法の開発(152)
摘要 暖地における晩播・夏播き栽培用品種には南方さび病抵抗性が必須である。そこで、本病抵抗性の春播き接種検定法を開発するとともに、遺伝解析により抵抗性には相加効果が最も重要であることを明らかにした。...
摘要 他の植物に対する生育抑制効果として表れるアレロパシー活性は雑草耐性の一因である。イネのアレロパシー活性を制御する遺伝子を明らかにすることを目的として簡易検定法を開発した。USDAのイネ遺伝資源...
摘要 トマトの青枯病抵抗性の簡易幼苗検定法を開発する。子葉切断法、種子灌注法および灌注法は抵抗性品種と罹病性品種との間に発病程度の差が認められ、移植作業が要らず、接種作業も簡便であった。しかし、子葉...
摘要 イネの雑草耐性の一因を成すと考えられるアレロパシー活性について、簡易・高精度の検定法を開発し、それを用いてアレロパシー活性の高いイネ遺伝資源を選出する。また、RFLPマーカーを用いて、アレロパ...
アルコール用高糖性スイートソルガムの特性解明とハイブリッド育種法の開発(150)
摘要 世界各国から導入した約200 品種・系統の糖生産力とその関連形質の変異を解明するとともに、稈汁糖度についての簡易検定法を確立した。また、わが国暖地に適応する高糖性・多収品種の育種法を開発するた...
DNAマーカーを利用した牧草類の遺伝的多様性と特性の関連性の解明(61)
摘要 ギニアグラスの有性生殖系統2系統、アポミクシス系統系統4系統を供試し、RAPDおよびAFLPによる解析を行った。その結果、有性生殖系統では、個体のもつヘテロ接合性を両手法で簡易に判定できること...
摘要 コナジラミ類の栄養生理解明のため、各種温度条件下での絶食耐性、蒸留水および各種糖類水溶液での生存期間を調べるとともに、摂食阻害活性の簡易検定法を開発する。シルバーリーフコナジラミは、スクロース...
いもち病菌の病原性分化の解明と抵抗性の効果的利用法の開発(113)
摘要 抵抗性品種によるイネいもち病の防除法確立のため、イネ品種・系統のいもち病圃場抵抗性の変動、穂いもち圃場抵抗性の簡易検定法およびイネ「中部32号」の有する葉いもち強圃場抵抗性の遺伝様式を検討した...
スルホニルウレア系除草剤抵抗性の発現機構の解明及びその簡易検定法の開発
摘要 近年寒地・寒冷地を中心にミズアオイやアゼナ類でスルホニルウレア系除草剤(SU剤)に抵抗性を示す水田雑草が出現しており、それらの動向解析が求められている。9年度はSU剤抵抗性型を簡易に検定する手...
摘要 倒伏抵抗性の簡易検定法として、無培土栽培での押倒し抵抗の測定を4品種について開花期から約20日毎に3回行った。倒伏抵抗性が強い品種は、自重モ-メント/押倒し抵抗モ-メント比が小さい結果となり、...
摘要 被害が多発しているシロクローバ菌核病に対する抵抗性の簡易検定法を確立する。8年度までに、麦フスマとバーミキュライトを混合した培地で菌核病菌を培養し、低温・高湿度の人工気象室内で接種する検定法を...
RAPDマーカーによるダイズシストセンチュウ抵抗性選抜技術の開発だいずの高度耐病虫性品種の育成(68)
摘要 ダイズシストセンチュウ抵抗性極強を育種目標とする「Pickett」(極強)と「オオツル」(弱)の交雑F2集団のセンチュウ抵抗性をセルトレイ簡易検定法により判定した。抵抗性3F2個体のバルクDNAと感受...
摘要 体内成分を指標とした越冬作物の耐寒性簡易検定法の確立のための基礎資料を得るために、人工気象環境下において、ハードニングがコムギ幼苗のプロリン濃度に及ぼす影響を調査した。その結果、耐寒性に優れる...
摘要 鳥取県との共同研究により、黒斑病耐病性突然変異体を得るためにガンマーフィールドに定植した‘おさ二十世紀’に対して、粗AK毒素とリーフディスクを用いた簡易検定法によって選抜を試みた。その結果、黒斑...
分子マーカー利用によるイネのツマグロヨコバイ耐虫性の遺伝的機構の解明(33)
摘要 ツマグロヨコバイ耐虫性に関する遺伝的機構を解明するため、耐虫性簡易検定法を開発し、さらにRFLP(制限酵素断片長多型)マーカーを用いた解析から耐虫性の遺伝様式および遺伝子座を同定した。検定法に...
摘要 土中播種した場合は、表面播種した場合に比べて地上部の諸形質が耐倒伏性に強く関与することを明らかにした。また、押し倒し抵抗値が大きかった品種の特性として、アメリカ品種(New Bonnet、Le...
摘要 大豆の食葉性害虫であるハスモンヨトウに対する栽培品種の虫害抵抗性程度を、「アキシロメ」及び「アキセンゴク」を標準とした室内簡易検定法を用いて調査した。検定した166品種のうち、「コサマメ」は非...
摘要 キュウリのうどんこ病抵抗性品種は夏キュウリでは存在するが、秋~春のハウスキュウリでは抵抗性品種がないため、省力、低コスト、安全性等の面から抵抗性品種の育成が強く求められている。研究は、9~10...
摘要 クワ暗斑病は、日本では1991年に発見された病害であり、病理学的研究はまだ少なく、不明な点が多い。そこで本病の発病機構、防除法を確立することを目的として本研究を行った。6年度は、本病の病斑形成...