根こぶ病の対抗性植物利用と土壌診断技術による総合防除技術の確立
摘要 根こぶ病はキャベツの生産を左右する最も重要な病害となっている。根こぶ病防除は農薬に依存しているが、近年農薬の有効性の低下が認められ、農薬散布量が増加する傾向がある。合成農薬の使用量を大幅に削減...
摘要 アブラナ科野菜根こぶ病は、キャベツ、ハクサイなどのアブラナ野菜に大きな被害をもたらす重要病害である。多くの資材やおとり植物が農薬の代替技術として試されたが、土壌の菌密度測定による精密な土壌診断...
摘要 難防除土壌病害である根こぶ病に対する環境保全的な防除技術の開発とそのシステム化を図ることを目的としてセル成型苗の有効利用法について検討を行った。その結果、土壌中の根こぶ病菌密度がやや低い場合で...
摘要 中国地域の代表的な土壌10種類を供試し、根こぶ病菌を接種してカブを栽培した跡地土壌から酵素免疫検定法(ELISA)により根こぶ病菌休眠胞子の検出を試みた。その結果、灰色低地土、細粒灰色低地土、...
作物の多様性に対応できる生育段階・収量予測モデルの開発(144)
摘要 生育予測の需要の多い露地野菜類を主対象として、産地や試験場の栽培事例に基づいて予測を行う新しい予測法を開発することを目的とする。10年度は、産地の事例デ-タとメッシュ気候値を用いて、発育速度を...
摘要 被害が多発しているシロクローバ菌核病に対する抵抗性の簡易検定法を確立する。8年度までに、麦フスマとバーミキュライトを混合した培地で菌核病菌を培養し、低温・高湿度の人工気象室内で接種する検定法を...
作物の多様性に対応できる生育段階・収量予測モデルの開発(152)
摘要 生産支援システムの構築、特に導入適作物あるいは栽培適地・適作期の判定には、極めて多様な作物の生育段階・収量予測法の開発が求められる。しかし、従来の数値モデルなどによる手法では、こうした多様性に...
アブラナ科野菜根こぶ病菌の寄生性の分化に関する研究(159)
摘要 寄生性の分化については、A、B2株の分離株について検討し、この内B株については寄生性に変化が認められた。この研究展開には、単一の休眠胞子を植物に接種し増殖させることが必要であるが、現状では、手...
摘要 アブラナ科根こぶ病は、糸状菌によって引き起こされるアブラナ科野菜類の重要病害の一つである。病原菌は休眠胞子(耐久体)の形で長期間土壌中で生存して伝染源となるため、一旦発生すると防除が難しく、産...
摘要 野菜の連作は、土壌病害や多くの病害虫を引きおこし安定生産の大きな阻害要因となり、ひいては農薬の過剰散布を招き、化学肥料の過剰施肥とあいまって、環境汚染と土壌の生産性低下をもたらすと懸念されてい...
摘要 シロクローバの主要な病害の一つとなっているシロクローバ菌核病に抵抗性を持つ品種を開発するため、簡易な抵抗性検定法の確立を目指す。8年度は、選抜後代の採種を行うとともに、菌核病菌の地域的な変異の...
摘要 生産支援システムの構築、特に導入適作物あるいは栽培適地・適作期の判定には、極めて多様な作物の生育段階・収量予測法の開発が求められる。しかしながら、従来の数値モデルなどによる手法では、こうした多...
摘要 複雑な地形下にある中山間地農業の振興のために、地域の環境を資源として活用する適地・適作判定のためのシステムを地理情報システムを用いて開発する。すなわち、圃場サイズの気温・日射量のメッシュ図の作...
摘要 中山間地で多発する多湿・霧環境を模擬的に実現するために、簡易冷房に利用される細霧冷房装置を利用して、ハウス内に人工霧を発生させる装置を開発した。本装置は、ハウス両サイド外側に霧発生室を設け、そ...
上越市西部地域における土壌条件と米の食味特性との関係に関する調査
摘要 上越市では、同市西部中山間地域において、農村の活性化と「食」を通じた市民の健康作りをめざし、「上越リフレッシュビレッッジ事業」を展開している。本研究では、同地域における土壌、気象等の環境条件と...
摘要 "簡易冷房に利用される噴霧冷却装置を用いて、中山間地で頻繁に発生する盆地霧の有効利用法について検討した。噴霧用ノズルからの水滴のボタ落ちはノズル下部にじょうごを設置することで防止できたが、周辺...
摘要 中山間地の気候を特徴づける霧に対する作物の気象生態反応を簡便に調査するために、ビニルハウスに細霧発生装置を設置して、人工霧発生室を試作し、葉根菜類を供試して装置の実用性を調査した。15時から1...
摘要 中山間農業の振興と農林業の国土保全機能の発揮のため、農耕地の安定性と規模拡大の可能性等から土壌生産力の分級を見直し、耕作境界判定の一次指標案を以下のように作成した。1)生産力阻害要因の強度が低...
摘要 中山間地での気候資源を活用した軽量な葉菜類の生産は、高品質と安定生産を武器に平野部以上の市場競争力を誇れる可能性が高いが、実際に産地化を図ろうとすると、多様な気候資源を利活用する品目・品種の決...
摘要 中山間地では,地形・気象条件が複雑なうえ,農耕地の規模も小さいので,単一品目の大産地よりも,多品目を組み合わせた小規模産地の形成が指向される.こうした産地形成を円滑に進めるには,推定される局地...