ナタデココとβ-グルカンを混合した「ナタピューレ」で農産物粉末の適用範囲を拡大
要約 ナタデココとオオムギに含まれる(1-3),(1-4)-β-グルカンとを混合・破砕した新食品素材(ナタピューレ)は、農産物由来の粉末に新たな物性や加工特性を付与し、ペースト状食品の結着性や分散性を向上させること...
もち性大麦配合ご飯は大麦の割合が高いほど食後血糖値の上昇を抑える
要約 β-グルカンを多く含むもち性大麦「キラリモチ」搗精麦の配合比率を変えた麦ご飯は、白米のご飯と比べ、大麦の比率が高くβ-グルカン含量が多いほどグライセミックインデックス(GI)が低く、食後血糖...
β-グルカン含量が極めて高く、炊飯後に褐変しにくいもち性六条裸麦新品種候補「フクミファイバー」
要約 「フクミファイバー」は、amo1遺伝子とアミロース欠失のもち性遺伝子を併せ持ち、β-グルカン含量が極めて高い六条裸麦である。整粒収量が高く、プロアントシアニジン欠失遺伝子(ant28
早生・多収でオオムギ縞萎縮病抵抗性の麦茶用大麦新品種「さちかぜ」
要約 六条皮麦「さちかぜ」は「すずかぜ」と比べて出穂期で8日、成熟期で5日程度早生で、整粒歩合が高く多収である。オオムギ縞萎縮ウイルスⅠ、Ⅱ、Ⅲ型に抵抗性を示す。麦茶加工適性は「すずかぜ」と同等で、焙煎...
β-グルカンを多く含む大麦粉用二条裸麦品種「ビューファイバー」と「ワキシーファイバー」
要約 両品種はlys5.hを有し、「ユメサキボシ」より整粒重が低く穀粒がしわ粒で外観品質が劣るが、食物繊維のβ-グルカンを従来品種の2倍以上含む。これらの大麦粉を利用してうるち性の「ビューファ...
要約 「はねうまもち」は寒冷地優良品種「ファイバースノウ」の「もち性」突然変異品種であり、麦飯の食感が優れるほか、健康機能性成分β-グルカン含量が原品種の1.4倍多い。栽培特性は「ファイバースノウ」...
炊飯後に褐変しにくく、食味に優れる二条裸麦品種「キラリモチ」
要約 裸麦品種「キラリモチ」は、プロアントシアニジンフリーの特性を有し、炊飯後に褐変しにくい。もち性であるため食味に優れ、既存品種に比べてβ-グルカン含量が高い。オオムギ縞萎縮病、うどんこ病に抵...
要約 機能性農産物を組み合わせた「機能性弁当」を週5回(平日昼食時)、12週間摂取するヒト介入試験では、内臓脂肪面積が有意に低下し、特に50 %大麦及び玄米摂取で高い効果が認められる。 キーワード 機能性農産...
要約 長崎県と共同育成した六条裸麦新品種「長崎御島」は、「御島裸」と比較して、出穂期で7日、成熟期で5日程度の早生で、短稈で倒伏に強く成熟期の稈の...
稲WCSと野菜及び加工を組み合わせた中山間集落営農法人の付加価値向上
要約 中山間集落営農法人では、主食用米の低価格、米の直接支払交付金の削減の下では、主食用米の作付を中止し、専用種を用いた稲WCSの作付面積や水稲作業と競合しない野菜の作付面積・加工量を拡大することによ...
硝子率が低く精麦品質が優れる早生・多収の裸麦品種「ハルヒメボシ」
要約 六条裸麦品種「ハルヒメボシ」は早生で穂が長く多収である。倒伏に強く成熟期以降の中折れも発生しにくい。従来品種よりも硝子粒の割合(硝子率)が低い。原麦および精麦白度が高く、味噌加工適性を有する。 ...
中山間地域における大規模水田作経営の課題と放牧導入効果の試算
要約 中山間地域の経営面積30haを超す水田作経営では、水稲作中心の規模拡大に伴い、長期にわたる長時間労働と畦畔等の管理作業が負担となっている。畜産経営と連携した放牧導入により、労働時間を増やすことなく...
要約 穀粒を汚染するかび毒のデオキシニバレノール(DON)、ニバレノール(NIV)を分解する微生物を霞ヶ浦湖水から分離し、この分解菌から DON を分解する酵素遺伝子を世界で初めて単離しました。 背景・ねらい DON...
要約 かび毒のデオキシニバレノール(DON)を分解する細菌をコムギの栽培環境から14株分離し、特にコムギの穂から世界で初めて DON 分解菌を発見しました。この分解菌は、コムギ自然汚染粒において DON を分解す...
要約 オオムギの種子では登熟後期に抗菌成分であるホルダチンに属するホルダチンA β-D-グルコピラノシドが蓄積し、アリューロン層に局在する。 キーワード オオムギ、抗菌成分、ホルダチン、アリューロン層...
要約 この分析法は代表的な麦汚染かび毒であるデオキシニバレノール、ニバレノール、T-2トキシン、HT-2トキシン、ゼアラレノンについて高速液体クロマトグラフタンデム型質量分析装置(LC/MS/MS)を用いて一斉分析...
多収で主要な縞萎縮ウイルス系統に抵抗性の二条大麦新品種「はるか二条」
要約 二条大麦新品種「はるか二条」は、早生、短強稈で倒伏に強く、穂数が多く多収である。主要なオオムギ縞萎縮ウイルス(BaYMV)系統とうどんこ病に複合抵抗性で、穂発芽耐性が強い。整粒歩合は高く整粒収量が極...
要約 小麦と大麦試料それぞれ8点を用いて加工工程における放射性セシウムの動態解析を実施した。小麦におけるふすまの加工係数(玄麦に対するふすまの放射性セシウム濃度の比)の平均値は2.26、小麦粉の加工係数の...
中山間地域におけるオオムギ生産による耕作放棄地の発生抑制・再生条件
要約 オオムギ生産とその加工・直接販売により追加所得を実現することで、農家が主体的に耕作放棄地を再生しうる。加工品の需要確保と農家の生産意欲を向上させることが、耕作放棄地の発生抑制および再生に重要な...
赤かび毒デオキシニバレノールを分解する細菌Nocardioides sp. WSN05-2株をムギ栽培圃場から分離
要約 ムギ類赤かび病菌が生産するかび毒デオキシニバレノール(DON)を分解する細菌Nocardioides sp. WSN05-2株をムギ栽培土壌から分離しました。DON処理したムギ穀粒にWSN05-2株を接種したところ、7日間...