要約 幼木茶園においてかん水同時施肥により、収量・品質を損なうことなく、窒素施肥量の半減が可能である。また、点滴チューブ付近の細根が増加する。宮崎県総合農業試験場・茶業支場・栽培科 背景・ねらい 茶園...
要約 〔要約〕施与した液肥の全量を吸収させる完全閉鎖式でプール式の底面給水栽培法を開発した。この方法は、施肥による安定した生育制御が行えるだけでなく、肥料の排出が無い。 キーワード 完全閉鎖式、プール...
要約 〔要約〕慣行施肥72kgN/10a/年に対し、被覆尿素を使用して春肥1回施肥で39kgN/10a/年にまで窒素施肥量を削減しても、一番茶の収量・品質は低下しない。 キーワード 被覆尿素、春肥1回施肥、窒素施肥量を削...
要約 〔要約〕通常の肥料を使って窒素施肥量を40kg/10a/年に削減した場合、吸収根の再生等により、茶の生葉収量および全窒素含量は確保される。硝酸化成抑制作用の強い石灰窒素を使用することによってさらに施肥...
トマト養液土耕への有機性廃棄物CSL(コーンスティープリカー)の適用
要約 〔要約〕コーンスターチ製造過程で生じる有機性廃棄物であるCSLを肥料源として,養液土耕栽培を行うことができる.収量と糖度は,化学肥料を用いた養液土耕栽培と同程度が得られる. キーワード 有機性廃棄...
要約 茶園畝間部の土壌窒素無機化量は堆積有機物が多いと著しく多くなり、減肥の効果は有機物堆積程度で異なる。根系分布は減肥で多くなるものの、畝間表層部に堆積有機物が多いと畝間表層部への根系の発達が阻害...
アンモニア態窒素優占茶園における土壌ECによる無機態窒素の推定
要約 硝酸態窒素に比べてアンモニア態窒素が優占して推移する土壌でも、硫酸イオンが多量に存在することにより、施肥時期に土壌pHが上昇しない場合には、土壌ECにより土壌中無機態窒素を推定できる。 背景・...
要約 温室効果ガスの一つである亜酸化窒素の茶園における発生量は6月後半に多い。硝酸態窒素の溶脱低減に有効なLP化成を用いても慣行栽培並みに亜酸化窒素の発生量を抑制できる。また、なたね油かすの分施は亜酸...
要約 陰イオン保持能力による土壌分級図を提示する。現時点で保持されている陰イオン組成は、未耕地、畑地ともに硫酸イオンが大半を占めるが、畑地化によって、未耕地には含まれない硝酸イオンが下層まで存在する...
要約 泡盛蒸留粕は無処理のまま、サトウキビ肥料として利用できる。施用量は10アール当たり夏植えで10トン、春植えで7トン、株出しで8トンが適当である。植付け前に2トンを施用し、植付け後は毎月1.1.5トンを6・7...
畑作経営への野菜導入に向けた収穫作業省力化技術等の経営的評価
要約 てん菜の直播栽培、小豆のピックアップ収穫などの畑作省力化技術等は、中規模畑作経営への野菜導入・所得拡大を可能とするが、他の畑作物・作業との労働競合のため、効果は制限されている。 背景・ねらい 畑...
要約 多肥茶園で減肥をすると、表層(10~30cm)の細根量が多くなる。また、表層の細根の活性は、多肥茶園よりも高い。鹿児島県茶業試験場・環境研究室 背景・ねらい 過去においては、高品質を追求するあまり、基...
要約 露地の春植え夏秋コギクの窒素吸収は、生育初期は緩やかであるが、花芽分化期から発蕾期にかけて旺盛となる。生育中期に窒素供給がピ-クとなる緩効性肥料を施用すると、窒素吸収量が増加して、切り花の品質...
要約
要約 露地野菜地帯の窒素収支は収穫物として搬出される窒素量の約2~4倍の投入超過で、多量の無機態窒素が残存する。これの回収には深根性畑作物の活用が期待できる。さらに、窒素流出量の削減には深根性畑作物の...
要約 8月下旬以降にキャベツ残さを鍬込んだ後で秋まき小麦を栽培する場合の窒素減肥可能量は2~4kg/10aであり、降雨量によって増減する。9月下旬以降にキャベツを収穫し翌年てんさいを作付けする際の窒素減肥可能...
要約 CaO換算で40kg/10a程度の石灰質資材を作条施用すると、低pH土壌における根近傍のpH上昇をもたらし、石灰欠乏症状が改善されて収量が増加する。 背景・ねらい pH5.5以下の圃場では土壌診断基準値以上にpHを矯...
要約 てんさい直播栽培は移植栽培と比較して、根重及び糖量が10~15%減少するものの、労働時間は4割程度減少し、省力化に役立つ。また、今回の結果及び過去の試験成績、実態調査を基にてんさい直播栽培技術体系...
要約 茶園では、位置・深さによって土壌の窒素無機化特性値(反応速度論的解析による)及び推定無機化量は大きく異なる。また、圃場ごとの窒素無機化推定量も、土壌管理の違いによって15~25kg/10a・年と圃場間差...
要約 肥効調節が可能な被覆尿素を年間窒素施用量の65%程度、春肥、夏肥、秋肥に組み込んだ施肥体系によって窒素の施肥効率化と環境負荷軽減が図られ、年間窒素施用量40kgでも、有機配合肥料を主体としたこれまで...