要約 イアコーンは、経営面積62.5haの北海道畑作経営の輪作体系を前提とした営農モデル試算によると、10a当たり利益(償却費差引前)が16.8千円以上の場合に小麦やてんさい、大豆、小豆の一部に替わって9.5ha~24.6...
肉用牛繁殖経営向けの飼料用サトウキビを主体とするTMR調製・給与技術
要約 飼料用サトウキビサイレージの生産費は安く、サイレージを混合した発酵TMRの発酵品質も問題ない。また、黒毛和種繁殖牛や子牛育成期に給与しても繁殖成績や増体成績に影響なく利用することができる。 キーワ...
高速作業でも安定した出芽率が得られる高精度テンサイ施肥播種機
要約 張出側板を有する船底型播種作溝部により、慣行播種機の1.5倍の高速作業でも高精度に播種するテンサイ施肥播種機である。トリプル鎮圧輪により出芽率は87%で、慣行作業よりも33%程度の高能率化が可能である...
てんさい直播、ばれいしょソイルコンディショニングを核とする新体系の導入条件
要約 てんさい簡易耕起狭畦直播栽培は、45ha経営において収量を移植比9割以上確保し、不耕起播種機を2戸共有とすることで導入可能となる。ばれいしょソイルコンディショニング栽培は、作業受託を行うことで機械装...
タイ東北部におけるサトウキビサイレージの肉牛用飼料としての利用
要約 タイ東北部においてサトウキビ(株出し6ヵ月)サイレージの可消化養分総量は49.6%(乾物あたり)であり、本サイレージと本地域の飼料資源を用いることにより、肉牛生産ができる。一般的な暖地型牧草に比べ生産...
要約 水稲部門をもつ複合経営の大規模農家と中小規模農家からなり、複合作物部門と水稲部門の作業が競合する地域では、水稲の機械作業を組織化し、全農家の労働力を有効利用する地域営農システムによって、地域全...
要約 黒ボク土・多湿黒ボク土で簡易耕を行うと、土壌硬度・固相率が上昇、気相率は低 下する。スィートコーンやてんさいで増収、小麦は同等の収量、豆類は減収する危険性が ある。秋まき小麦の簡易耕では残渣処理...
サトイモ用移植機が利用できるサトイモセル成型苗の育苗方法と栽培管理法
要約 サトイモ種イモを頂芽切除後分割し、セルトレイで育苗することにより、サトイモ用半自動移植機が利用できる。本育苗方法は、種イモ必要量が約4分の1となり、種苗コスト削減ができる。収量は、定植直後からの...
冬作物を基幹とする水田作複合経営における転作および作業交換の所得向上 効果
要約 野菜作(トンネルごぼう)および工芸作(たばこ)を基幹とする水田作複合経営において、基幹作物と転作作物(大豆)の組み合わせ体系を導入すると、基幹作物の規模拡大により所得が向上する。また、農繁期の...
要約 中山間傾斜地での小型乗用摘採機導入では、テラス式茶園の造成経費45万円/10a、枕地による既存園の減少率5%の場合、既存園2.7haの経営では1haの規模拡大することで機械化投資効果が得られる。 キーワード 茶...
要約 飼育現場で自給可能な4齢蚕用および5齢蚕用人工飼料を試作した。その飼料と当場で開発した簡易稚蚕人工飼料育装置を用いた全齢人工飼料育では、1年を通し安定した繭生産が可能である。 背景・ねらい 繭生産...
要約 飼育現場で自給可能な4齢蚕用人工飼料の製造法を確立した。その飼料を用いた飼育では、桑葉育よりやや劣るが、ほぼ良好な成績が得られる。 背景・ねらい 繭生産の大幅な生産性の向上および規模拡大には、人...
要約 密植向き桑品種「せんしん」は、桑育成系統「九68-52」に「大島桑」を交雑して育成した品種で、壮蚕用桑として夏切・春切のいずれにも適し、萎縮病抵抗性で、枝条の先枯れも少ないことから、密植栽培による...
ギニアグラス、そばと冬作麦との輪作はこんにゃく栽培の土壌消毒剤に代替可能
要約 らい麦-ギニアグラスーらい麦-こんにゃく輪作、小麦-そば-らい麦-こんにゃく輪作により、土壌消毒を行った場合と同等のこんにゃく根腐病発病抑制効果が得られ、球茎収量も遜色がない。 背景・ねらい こんに...
要約 中山間茶業地域における品種を利用した産地ブランド化を実現するための効果的な生産販売組織体制と品種導入が産地に及ぼす効果を明らかにした。 背景・ねらい 中山間地において基幹産業である茶業が生産構造...
サトウキビ畑における除草剤の植溝または株元散布による効率的雑草防除
要約 サトウキビ畑の雑草は、除草剤の植溝または株元散布と中耕・培土との併用により効率的に防除できるとともに、環境負荷軽減が図られる。 背景・ねらい サトウキビ作は、機械化による規模拡大が図られているが...
要約 畑作と酪農が混在する北海道十勝地域(河東郡・音更町)を対象にした農業生産を物質循環モデルによって評価すると、酪農経営の家畜ふん尿と畑作経営の麦稈の相互有効利用による有畜複合農業の形成が、環境負...
要約 てんさいを移植栽培体系から移植直播併用栽培体系、直播栽培体系に移行することにより、小規模階層では省力化、大規模階層、畑野菜作経営においては、所得向上と省力化の可能性が高い。 背景・ねらい てんさ...
要約 桑育成系統「本74-01」に「みなみさかり」を交雑し、密植向き桑系統「本91-01」を選出した。本系統は夏切・春切いずれでも枝条伸長が良好で揃いも良く、直立性であることから、密植栽培による機械収穫に適す...
要約 コンニャクとイネ科またはマメ科の緑肥作物を輪作することで、コンニャクの連作障害として大きな問題となる根腐病の発病を連作区の20~30%に軽減することができ、収量の低下を防止できる。 背景・ねらい 中...